遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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今日でお別れ

2008-11-26 11:08:34 | 雑感

もう十年以上も前になるか。

長男が誕生祝に贈ってくれた電気シェーバーを毎日使っている。
ナショナル(今はパナソニックと言うらしい)のラムダッシュという機種だ。

当時、偶然2週間ほど前に同じ機種の一段低いのを買って使いはじめていた。
私が買ったのは、使用電力表示が二段階だったが、そのときプレゼントされたのは五段階
に分けてあるのだ。

なによりも、嬉しかったのは、誕生日を長男が気にかけてくれたことである。
私の誕生日は正月の松の内で、子供のころから、殆ど正月の祝いに紛れて、家族にも友人にも気にかけてもらえなかった。

それが、東京から宅配便で誕生祝が届いたのである。
嬉しくてすぐ使い始めた。今までのは次男に譲り渡し、その日からこれを使い始めたのはいうまでもない。

そんな歴史と思い出の詰まったシェーバーが最近トンと調子が悪い。切れ味が優れないのは、内刃も、外刃も寿命だからやむをえないとしても、充電機能がすこぶる悪い。一時間充電しても三日ぐらいしか持たない。

そこでやむを得ず、買い換えた。今度はブラウンを試してみよう。
PRどおり本当に「深剃り」シェーバーなのか?

スイッチを入れると、ブーンというよりブルブルと振動がラムダッシュより大きい。顔に当ててみる。あたる角度が可変なので、スムーズである。
なにより、髭が切れている感じがしない。切れ味抜群である。
確かに深剃りだ。肌つるつるの使用感。至って爽快。

外刃、中刃は掃除ブラシを当てて掃除をするな。と説明書に書いてある。
そんな刃なのに、防護カバーが付いていないのはなぜか?少しだけ疑問。
掃除のための取り外しがやや不便。

想い出深いラムダッシュとは今日でお別れ。明日からはドイツブランドの新鋭ブ
ラウンを使おう。いつまでこの切れ味が持続するのか楽しみである。


咬みあわせは身体を救う

2008-11-17 11:20:10 | 雑感
 随分前に紹介をした、西春歯科平岩先生に私が所属しているABCフォーラム(異業種経営研究会)で講演をしていただいた。
 事前資料を紙でも用意いただき、800枚を超える写真をパワーポイントで説明をされ、息子さん(愛知学院大歯学科助教)がパソコンの操作、奥様(学会認定医)も補足説明においでくださるという、準備万端ぶりであった。このことを見ても平岩先生は名医だと思う。
 今回はかみ合わせによる治療例だけでなく、うつ病についても説明された。
首、耳、目、肩、頭痛、腰、ひざ、冷えなどに症状があるのに、精密検査をしても「異常なし」とされる。或いは、行く先々の診療科でさまざまの病名が告げられる。結果多くは「(心の)ストレスでしょう」といわれ、病気とうまく付き合いましょう」ですまされ薬を処方される。神経症の薬投与の時期に比例して、急激に自殺者が増えた、という統計を見て、ゾッとした。
 この先生は名市大の解剖学教室でも研究室をもっている、解剖学の先生だ。西洋医学が現象を直すことに専心しているのに対し、身体の構造的なゆがみを直して、血流や神経への圧迫を取り除くことを治療の原点としている。
 だから出来るだけ歯は抜かず、矯正して、諸症状を治す。また顔つき、姿勢でゆがみが分かるそうである。さしあたり、麻生首相などは口の周りにゆがみがはっきり出ているので危険だという。
 また採用面接のとき、姿勢のゆがみや、若くして額にしわのある人は避けたほうが良いとアドバイスされた。いずれ症状が出てきて、治療せねばならないからだという。

 この先生に、私はすでに8人ほど紹介したが、一人を除いて、みんな即効性があったと喜んでくれた。まずは、カムラックという咬み合わせ正常器具を噛むところからはじめる。薬ではないので、副作用の心配がない。私自身も噛み始めて5分後に首の回りが楽になった。

 脳梗塞、頭痛、肩こり、高血圧、耳鳴り、痺れ、ふらつき、視力低下、猫背、唾液が出にくい、などの症状で悩んでおられる方は一度相談してみるといいでしょう。この病院は決して高圧的に「治してやる」的な雰囲気でなく、ファミリー的な暖かいところです。
(0568-23-9511)

ということで、今回の講演は皆さんの関心も高く、終了後も、相談者が続出して中々おわららない有様でした。

屋久島旅行最終日

2008-11-11 12:34:01 | 雑感

少々飲みすぎの朝を迎える。

朝風呂、ゆっくりの朝食。バイキング。さすがに控えめである。

いつも二日目に筋肉痛が起きるのだが、今回は家内のマッサージが効いたのか、屋久杉ランドのクールダウンが利いたのか、殆ど痛くない。
レンタカーを返し、ロケット乗り場(鹿児島行きの客船)でゆったりした時間を過ごす。「世界のストリートチルドレンに教育を!」という呼びかけを、町の中学生?が待合室で行っていた。夏休みの実習か。家内が、Tシャツを買って協力していた。
昼前、いよいよ出発。さらば屋久島。
2時間近くかかり、鹿児島に戻った。

鹿児島で、時間があったので、知覧までレンタカーで足を伸ばす。(別項参照)
楽しい、充実した旅でした。場所、スケジュールも良かったが、なんといっても一緒した人達が良かった。今回もどこへ行くか、より誰と行くか、が重要なことが確認できた。

屋久島での一日

2008-11-11 12:20:42 | 雑感
第三日目

昨日は、山歩きの疲れと、お酒が進んだので、早く寝てしまう。ここで出た焼酎は人気の「三岳」。あっさりして飲み易い酒である。2合頼んだが、残してしまう。

家内が昨晩マッサージをしてくれた。ものすごく痛かったが、筋肉をほぐす効果があったようだ。起きてみたらいつものときより、筋肉の張り、痛みが少ない。

朝飯にはパッションフルーツが付いていた。この家で栽培しているという。山の仲間は宮之浦岳に向かって、もうこの時間(7:00)歩き始めているだろう。

ひまわりのお母さんにこの島の見所を、ひとつだけ教えてくれと言ったら、それは滝だ。千尋の滝と、大川の滝だと挙げられた。さっそくレンタカー千尋の滝へ行く。20分ほどの距離。観光バスが来ていた。水量が見ている間にも変化する。壮観。

そのあと、屋久杉ランドへ向かう。○○ランドというから、遊園地かと想像していたら、文字通りの自然公園(自然休養林)。昨日あんな苦労をして、縄文杉へいかなくても、屋久島の良さは、ここで十分味わえる。中は30分から150分コースまで4コースにわかれ30,50分は整備された遊歩道、80、150は登山道のコースである。昨日と同じくらいきれいな水の谷川が流れ、巨木や切り株があり、苔むした、鬱蒼たる林だ。

はじめ、30分コースでいいか、と考えていたのだが、そのすばらしさに、50分いや80分にしようとだんだん延長し、とうとう時間一杯まで散策した。昨日のクールダウンを兼ねた、軽い運動となった。

登山班は多分早く降りてくるだろうと踏んで、予定より一時間半ほど早く下山口に迎えに行く。途中、紀元杉に立ち寄る。昨日の若者に出会い、「れわれの仲間は?」と聞いたら、案の定、もう下山口で待っているよ、と聞き、急ぐ。仲間は顔を見たら歓声を上げて、出迎えを喜んでくれた。携帯が通じない区域なので、早く降りた2時間近くの時間をどうやって過ごそうかと案じていたという。

本日の宿 ホテルシーサイド屋久島へ。ここでまずは冷たいビール。大浴場に浸かり浴衣に着替え、豪華な夕食。朝日蟹、くび折れサバ付である。
ここでもあっという間にビールと「三岳」が一本空く。

勢いで、ホテル内の居酒屋で、2次会。盛り上がっているところへ、フロントの人が、こんなものが届きました。と登山班の写真数枚を届けてくれる。今日一緒の若者が早速プリントしてホテルまで届けてくれたのだ。帰してしまうことは無いのに、と愚痴りつつ、電話して今から来ないか、と誘うと、いきますと、往復一時間の道をバイクで飛んでくる。若者の行動力は気持ちが良い。10時半到着。居酒屋でラーメンをご馳走しお礼を言う。相変わらず気持ちの良い学生たちだ。二人は山で知り合った仲間だとのこと。
東京の人はアイスホッケー部3年。名古屋の人は、この春入学したばかりの一年生。素泊まり一泊1800円の宿だそうだ。一時間ほど歓談し、再会を約してお開き。

幸せな一日だった。

杉のオーラ  縄文杉を訪ねて

2008-11-11 11:48:21 | 雑感
 8月の屋久島、縄文杉を訪ねた旅行記が途中だったので、記録を載せます。ただし今の私の技術では写真が複数載せられないので、文章でご辛抱願いたい。


第二日続き

8:10 長いトロッコ道を8kmひたすら歩く。途中ヤクサルなどにも会いながら、大株歩道入り口へ着く。休憩地。水の補給、トイレを済ませる。ここの水洗トイレは自分でバケツに水を汲んで持ち込み、その水で流すやつだ。
8:20 トロッコ道と別れ、ここからは山道。といっても、熊野古道を狭くしたような良く整備された道である。木の階段などは随分手入れが良い。
8:35 翁杉。どっしりした、大杉である。
8:40 ウイルソン株 直径5mはあろうかという切り株跡。中は空洞になっており、入れる。中に祠が安置されており、脇から清水が湧き出している。見上げると、ハート型の空が見えた。ここから急な山道となり、ちょっとバテ気味である。木の階段を手を使って上る。リハビリ不足が身にこたえる。10分ほどで休憩を取り、仲間には先に行ってもらう。

9:30 ゆっくり登り、大王杉に到着。実に堂々としている。まだ木に勢いが感ぜられる。そこから5分ほどで夫婦杉。横枝を共有して繋がっている大杉だ。
もうここらあたりは、完全に「もののけ姫」の世界だ。鬱蒼とした樹林の中、苔むした木々、岩、倒木、清水が流れ、空気が生命感にあふれている。まさに気持ちが洗われるようである。
9:50 水場 仲間がここで待ってくれていた。湧き出る水がおいしいこと。ここからわれわれ(私と家内)は20分ピッチで行くことにし、縄文杉での再会を約して、仲間には再び先に行ってもらう。
10:30 水場。名古屋から来たという若者と出会う。3人組。一人は守山区です。大学一年ですという。もう一人は東京とどこか。若者らしく屈託が無い。あと2,30分だと気を取り直して、出発すると、すぐに話し声が聞こえる。5分ほどで目的の縄文杉だ。
10:35 大きな櫓が組んであるような、見学台を登ってゆくと、そこにいた!縄文杉は堂々と、けなげに、枝を張っている。巨木が我々の前にそびえていた。
なにやらその神々しさに圧倒される。オーラを発している。鹿がその前で草を食んでいた。記念撮影をし。先の若者たちのカメラのシャッターを押し、十分樹からの気をいただいて、昼食を取りに休憩所へ行く。(この見学台の上は飲食禁止。というより大勢の人が行き来をする)トロッコ道分岐からここまで約3kmである。計片道11km。
10:50 昼食 朝食と同じ、おにぎり2個とおかずであるが、ちゃんと朝飯用とは献立は変えてある。なんとなく、商売だからとか、おざなりだというのでなく、一生懸命作ってくれているなあ、という感じが伝わり嬉しい。
仲間と一緒に昼食をとり、ここで登山組と別れる。彼らはここから宮之浦岳をめざし、1時間30分程先の新高塚小屋へ向け出発。
11:20 我々は再び来た道を引き返す。ガイドに引率されたパーテイと続々とすれちがう。11:40 水場休憩 スティックを置き忘れる。長年使ってきたやつだがお別れである。夫婦杉~大王杉のあたりにヤクシカがいるが人を気にする風が少ない。12:50ウイルソン株。中休止。1:25大株歩道入り口。ここから長いトロッコ道だ。切り株跡に新しい杉が生えている。人工的に接木をしたものではないので、自然に生えてきたのだろう。森の再生力に驚かされる。
ひたすらトロッコ道を歩く。
3:10小杉谷集落跡 1970年まで杉の伐採をやっていたらしい。記念碑がたって
いる。後45分と先を楽しみに最後の工程を歩く。冷たいビールまでもう少し。
3:58分荒川入り口に到着。
4:00発のシャトルバスにぎりぎりセーフ。5:15分ひまわり(民宿)着。すぐ風呂に入り、待望の冷たいビールをググッとやる。このうまさは何物にも替えがたい。プハー!
本日は、家内の誕生日。鯛の尾頭付で祝う。長い一日だった。


新しい世代

2008-11-07 16:10:00 | 雑感
 昔在籍したJC(青年会議所)のメンバーが話を聞かせてくれと言って、来社した。経営の話かと思い準備して迎えたら、JC活動についての考えについてだった。もちろん、仕事とJCの関わり方についての質問もあったのだが・・・。
 久しぶりに若い世代との交流が出来た(と思っているのは自分だけか)。礼儀正しく、まっすぐに立ち向かってくる姿勢は気持ちが良い。相変わらずの爽やか軍団との90分だった。
  
 ところで今年の、新入社員を形容する言葉をご存知か?

「カーリング型」というのだそうだ。(社会経済生産性本部発表)

ここ3年の新入社員のネーミングは、
17年 発光ダイオード型(キレイに光るが、決して熱くはならない=いい仕事はするが、醒めている)
18年 ブログ型(表面は従順だが、様々な思いを内に秘めている、但しパソコンに語るだけに留まる)
19年 デイトレーダー型(細かい損得勘定で銘柄=会社の物色を続け、安定株主=社員になりにくい)であったそうだ。

カーリング型のココロはなんだろうか。

いわく、育成の方向を定め、そっと背中を押してやれば動き出す。しかしその方向で行く手のブラシこすりを止めてしまうと減速したり止まってしまう。押してやる力加減と進む方向付け(環境整備)の継続が大切だ。といったところ。

しかし、サブプライムローン問題、原料・資源高のなどで波乱万丈の試合展開が予想され、環境は一気に不透明になった。自分の将来は自分が切り開いてゆくという、本人の意思(石)がますます大事になろう。

と解説されている。
 少子化で大事に育てられてきた子供が親になり、その親に育てられた子供達が、さらに恵まれた環境で成人となった。まさに飢えを知らない、或いは寒さを知らない人たちが社会に出てきた。

 この人たちに必要な認識は、自分の将来は、他から与えられるのではなく、自分が切り開いてゆくものだ、という根本原理ではないだろうか?

 社会人として先輩のJCのメンバーには当たり前のことで、立場もあり、カーリング型とは無縁の人たちが殆どだ。だが、一般の20代の人にとっては認識されていない事なのである。私たちも新しい人たちに自律(立)のこころ構えを伝えてゆこう。

秋の旧飛騨街道

2008-11-05 13:28:11 | 雑感
三連休の初日(1/11)さわやかウォーキングで木曽福島に行ってきた。
快晴、微風、本当に「さわやかな」秋の一日であった。

名古屋から臨時ナイスホリデー乗車、約2時間強乗車して、木曽福島下車。同じ列車に300人ほどか。(今日一日の参加者は1200人余と後で聞いた)大変な賑わいである。
バスで開田高原へ。山肌は黄葉、紅葉で染まり、柿がたわわに実る。

バスを降りたところで、一面の大パノラマ。御嶽山が裾を広げて歓迎してくれているようだ。足もとのブルーベリーも真っ赤に色づいている。

木曽馬の里にちょっと立ち寄る。足の短い、優しそうな眼をした小型馬である。千桜号といったか、厩舎から首を出したままじっとしている。なにやら寂しい雰囲気だ。

しばらくして山道、紅葉の中を地蔵峠へと登る。旧飛騨街道である。峠で展望台へ行く案内があるがパスして、くだり道へ。木曾三勝の一つ唐沢の滝へ。数条に分かれた落差100mの立派な滝である。途中にかかる紅葉とあいまって一幅の絵である。

少し下って、黄葉の林の中を気持ち良く散歩する。林道に出たら後は舗装道路を二本木の湯まで30分ほど。そこからはバスで木曽福島駅へ。
全工程3時間の景色の良い、山道を歩くハイキングであった。

知覧特攻平和会館

2008-11-05 12:32:32 | 雑感
屋久島の縄文杉へ行った帰り、時間があったので、かねて訪問をしたいと思っていた
知覧へ行ってきた。山の仲間5人と連れ立って。

鹿児島市から車で約一時間。知覧の街は刈り込まれた植え込みの街路樹が並ぶ
清潔な街である。道脇の石灯籠が増えてきたら、そこに平和会館があった。

門前に、石原慎太郎の鳥浜トメさんをたたえる碑、その横に「ホタル」の降旗康雄監督の碑があった。(写真)

館内は撮影禁止なので詳細は、お伝えできないが、思ったより簡素な建物で、近くに
三角兵舎も復元されている。

中へ入って驚いた、遺書、辞世の山。ここから特攻で散華した人は約1400人いたというが、その大部分の人の、何らかの文跡があるのではないかと思うほどの量だ。

撃滅、七生報国、挺身、護国、などの文字が並ぶ遺書はひたむきさと共に、軍国主義教育の怖さを感じさせる。しかし17~25歳くらいまでの若い航空兵達の、父母、兄弟姉妹に対する思いは強い。
家族に対し、これまでの感謝と、これから強く、正しく生きてくれとの思いを簡潔に表している。
奇しくも殆ど同趣旨の文面である。

展示は特攻の正当性や、賛美をしているのではない。無駄かもしれないが全力を尽くすひたむきさ、命のはかなさ、を感じるたびに、戦争の不合理、無残さに静かな怒りを抱く。靖国とは少し違う。

あっという間に所定の1時間20分は過ぎた。余りにも短かった。

帰りの車の中は、5人とも無言であった。山行の登頂や縦走の後の賑やかさとは異質の空気が支配した。
みんな命の重さにうたれたのではないか。

もう一度時間をたっぷりとって訪れ、冨屋旅館にも行ってみたい。