遅いことは猫でもやる

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地球の裏側探訪記(16)ウユニ湖への旅①

2017-02-28 15:25:34 | 行ってきました

座席はこのあと少し埋まったがそれでも空席が目立った

広がる緑の大地

いよいよ本日からウユニ湖へ向かう。まずはサンタクルスへ。アエロパルケ国内便空港へ。空港でたっぷり時間があり、フライト時間2時間半と同じくらい待った。今回は満席ではなく、7割位の埋まり具合であったが、殆どワンパターン化したサービスを受けながら、窓いっぱいに緑が広がってきたら着陸。

現地ガイドのカプリさんが出迎える。小学校か幼稚園の先生のような気安い方だ。昼食の時間なので地元のレストランに直行。スペイン人の住居だったところでの昼食。チョイスを促された中に「トカゲ」があったので、オーストラリアで食べたワニを思い出し、ダメ元で注文。日本のチョロチョロっと石垣などで見かける、小さいのの揚げたのかと思いきや、原型が分からないチキンナゲットみたいなものが出てきた。恐る恐る口に入れてみるとプリプリとして癖もなく美味しかった。お腹はあんまり空いてなかったが、完食してしまった。


添乗員の遼馬君と話すガイドのカプリさん

地元料理を出すレストラン

トカゲの唐揚げ

アルゼンチンからボリビアに入ったせいか、町が汚い。落書きやごみがいっぱい落ちている。こういう街の特徴だが、所在なさげに街で立っている人がやたら目につく。路傍の行商も多い。サンタクルスとは「豊穣の大地」を意味するそうだ。市場でそのことを目の当たりにする。

中央市場を見学。野菜、果物、肉、魚、日用品、や加工品がものすごい物量で売られている。トラックが荷台の縁を外して後ろ向きに品物を運んできてそのまま売っている。同じようなものを隣り合わせで売っているのだが、殆ど同じ値段だろうに、一体何処で買ったら良いニカ迷ってしまうのだろう。カプリさんはそれでも晩飯用に2,3箇所で買い物をする。買いもしないでひやかしているだけの我々が商売の邪魔をしている罪滅ぼしであろうか。

狭い通路を一輪車で荷物を運んだり、4輪が通る。加工した食べ物や、買い物用のビニール袋を売る人も声を上げている。膨大な量のスイカやじゃがいも、玉ねぎ、大ピーマン、大かぼちゃ、トマトなどを脇に置き、ボーッと座っているだけなのだが、あれで商売になるのだろうか、と要らぬ心配をする。心配無用、売り子さん(チョリーナさん)達の金ピカの御殿が市場前に建っていた。色々格差はあるのだろうけど結構お金持ちらしい。


街角風景

市場前

市場風景

建国モニュメントのある公園

チョリーナ御殿

中央広場にある塔

まだ紐高いのにベンチには人が一杯だ

市場を抜けて、中央公園でボリビアサンタクルスの歴史を表す壁画を見る。スペイン人の征服もあんまり残虐には描かれていない。プラサ・デル・セントレ(中央広場)でボリヴァルの相棒の彫像、大聖堂横の塔に上る。大聖堂も見学し、広場横の本日のホテルへ入る。

ホテルレストランではお客は我々だけで、他にはテーブルもセットされていない。ビールもおいてないと言われるし、ワインも普通のグラスで飲む有様。場所もいいしインテリアもまずまずなのに一体このホテルはどうなっているのだろうと首を傾げる。なんとなくバランスが悪いと感じつつ眠りにつく。


ホテル・ミシオナル

ブエノスアイレス④

2017-02-27 00:39:45 | 行ってきました

ボカスタヂアム

タンゴ発祥と言われる居酒屋

市内観光最後の訪問地はボカ地区。マラドーナも所属していたというサカーの名門チーム「ボカ・ジュニアーズ」の本拠地があるところ。アルゼンチン中のサッカー少年が憧れるところである。少年スクールも、正規の学校もあり、立派な球場も立っている。おそらくこの国の人にとっては聖地なのだろう。またこの地区はタンゴ発祥の地でもある。落書きの多い猥雑な街に居酒屋が数多く軒を並べる。

いずれも原色のカラフルなペンキで彩られている。曲目にもなっているカミニートという店もあった。ペンキは昔高価だったので港に入ってくる船から余り物をもらって塗ったので様々な色の建築物になったという。タンゴは始め男同士のダンスであったが、次第に居酒屋の娼婦相手の踊りになり、官能的になっていったらしい。今でも街頭に絵描きやダンスパフォーマーがたむろし、道行く人に声をかけている。このカラフルな街は人形で飾り立て、毎日がお祭り気分のようだ。こういうところはさすがラテンでお得意なのだろう。


カミニート通り


路上でタンゴを踊るパフォーマンス

通りはカラフル且つ賑やか

カフェも客寄せでドア前でタンゴを踊る

カミニート通りで40分ほど自由時間を取ってもらって、ブエノスアイレス観光は終了。最後は昼食のためマデーロ地区のソレンツィオという海鮮レストランへ案内してもらう。本日のガイドさんマリア・住吉?さんお薦めのところである。彼女は日系三世で指宿出身だそうだ。

ここは運河沿いの税関跡の赤レンガの落ち着いたレストラン。瀟洒な雰囲気でウエイトレスも可愛い、ウエイターもキビキビと動き、愛嬌のある好感が持てるところだ。ただスペイン語がわからないのでちょっと不便。アペタイザーを一人1品ずつ頼んだら何やら早口で叫ぶ。よくわからないのでグズグズしていたら、英語を話す上司らしき人が出てきてそれは多すぎると言っているらしい。2品に減らして運ばれてきた皿を見ると、確かにボリュームがある。

プラウン・シュリンプのガーリック炒め、カラマリ(イカの唐揚げ)後は各々イカスミ、ラザーニアなどのパスタを注文し、ビールとワインを楽しんだ。落ち着いた雰囲気のレストランで何か久しぶりにゆっくりできたような気がした。


ソレンツィオ内部

レストランの雰囲気

ソレンツィオの店構え

外へ出るとまだ陽は高かったが、オベリスクが見えていたのでそれを目安に歩くことにした。さすがに暑い。繁華街フロリダ通りに出て、お土産物屋によりタンゴのCDを求める。サンドイッチ店でサラダとサンドイッチ、スーパーでビールとワインを購入。パスポートを見せろ見せないで一悶着あり、汗だくでホテル到着。夜はこれで済ませる。全豪オープンテニス ジョコビッチ、マレー、錦織相次いで破れる。



フロリダ通りの賑わい

ブエノスアイレス③

2017-02-26 00:06:58 | 行ってきました
             
コロナ劇場

裁判所?検察庁?

ブエノスアイレスでは一番由緒ある劇場コロナ劇場を外部から見る。前は検察庁だか裁判所だか忘れたが、劇場の横には小学校がある。工事中だがこの学校も勿論由緒正しいものらしい。アルゼンチンでは教育費は無料なので競争率は高い。

続いて5月広場に。大統領府に面するこの広場は、アルゼンチンがニュースになるときには必ずといっていいほど出てくる場所だ。マラドーナが活躍しワールドカップで優勝したおり、群衆が換気したのもこの広場。デフォルトで国が崩壊の危機に陥った時も此処に大勢の人が集まった。ここには大聖堂や市役所(旧市長公邸)も面している。

大聖堂の壁にはキリストの処刑されるまでの、ゴルゴダへの道すがら起きたエピソードと、処刑後洞窟に安置され賦活を遂げるまでを描いた14枚の絵画がかけてある。スペインの影響もあり敬虔なカソリックの国である。

建築物はそれぞれ由緒正しく立派なものが多いが、一歩外へ出ると治安はあんまりいいとはいえないようだ。物乞いも居るし目つきの悪い人も暇そうにたむろしている。警察官もあちこちに立っている。ただし緊張感はなさそうだ。


市庁舎

大聖堂

大聖堂

大統領府

五月広場を囲む諸官庁

ブエノスアイレス②

2017-02-25 00:10:13 | グルメ

玄関は昔の劇場そのままだ

正面舞台を望む

壁面は一面書棚

ブエノスアイレス②番めの訪問地は美しさ世界第2と言われる書店アテネオ書店。これはオペラ劇場の跡を活用したものだという。一番はロンドンかどこか忘れてしまったけど、確かに正面には舞台があったところ=今は喫茶スペースになっている、はやや暗くしてあり、2階、3階の客席にも本棚が置かれぐるっと舞台を取り囲む。

天井はフレスコ画で天使の群れが描かれ、いかにもオペラ劇場だったことが分かる。ここは今や観光名所となっており、バスでお客が次々と来場する。その数一日3000人ともいわれ、イグアスの滝来場者とほぼ同じだという。今やネット時代で本屋が減ってきているのに、この現象は面白い。

地球の裏側探訪記(15)ブエノスアイレス①

2017-02-24 07:16:44 | 行ってきました

ヨーロッパ並みに銅像の多い都市だ           人気者エビータ像

ブエノスアイレス滞在日

市内の一日観光コースを取って市内見物。ホテル・ブリストルは7月9日通りと言う大通りに面しており、ここは独立記念日の通りで両側が一方通行になっている。言ってみれば久屋大通りみたいなものである。もっともTV塔はないが、代わりにオベリスクが建っている。この通りには彫像が多く立っているが名前は覚えきれない。ホテルをスタートしてすぐ、ブエノスアイレス大学のキャンパス前で、ステンレスの花の大きなオブジェのところで、警察の検問に引っかかり一時停車。バスを検問とは一体何だろう。

観光はまず国民的な人気者エビータ像から始まった。波乱万丈の人生を歩んだ彼女は、ペロン大統領夫人にまで上り詰め、若くして亡くなる。映画ではこの役をマドンナが演じて話題になったが今でも根強い国民的な人気があるらしい。

続いてそのエビータの家の墓もある墓所、といってもそこは世界遺産になっているという、大規模な墓をを訪れる。確かに立派な墓(というか家のような建築物)が並ぶ。レコレータ墓地という。石造りの小ぶりの家が立派な彫刻に飾られ、地下室への階段が設けられ、ステンドグラスに飾られたものもある。確かにセレブの墓所らしいが、近年維持しきれなくて放棄し無縁仏化するところが続出しているらしい。さすがにエビータの家の墓は花が備えてあった。

ここは世界遺産に認定されていると言うが、この墓群の維持はは一体どこが主体となってやっているのだろうか。

           墓の入口の門

ミニチュアの石造りの街のような墓群

エビータも葬られている墓

地球の裏側探訪記(14)エル/・チャルテンの休日

2017-02-23 14:03:49 | 行ってきました


本日はエル・チャルテンからブエノスアイレスまでの移動日。ゆっくり起きてゆっくり朝食をとる。玄関ロビー脇のテーブルでのパン・コーヒー・ジュース、ハム・チーズの簡素な朝メシ。やま屋相手にはこれで十分だ。午後1時すぎ発なので時間がある。村の入口にある公園管理事務所まで遼馬君と展示品を見にゆく。フィッツロイ、湖のジオラマ、付近の生息動物の剥製、など簡単な紹介がしてある。もう一つの部屋はロッククライマーのための情報室、と講習会。

ここの庭からフィッツロイの展望台「コンドルの丘」へ進む道が出ていた。ホテルから往復1時間ほど。目の前には今日もフィッツロイの岩峰が聳える。天気は良い。昼食まで村のお土産物屋で時間を潰し、少し早めにパタゴニア料理のレストランへ入る。レンズ豆のスープ(シチュー)ステーキ&ポテト、サラダを皆で取り分ける。勿論ビールも。料理は皆美味しかった。人数より少ない皿数であったがそれで十分だった。

カラファテ空港からブエノスアイレスへ着いたのは21:30ころ荷物がなかなか出てこなかったが、国内空港からホテルへ戻ったのは10:30.レストランのルームサービスぎりぎりの時間だった。ホテルの部屋でハム・チーズのサンドイッチとビールで乾杯し、のんびりだったが最後に少し慌てた一日を終えた。


パタゴニア料理レストラン

サラダ 生野菜に飢えていた

これもパタゴニア料理?
 
この地ビールもうまかった

ステーキ&ポテト これで4人十分満足

レンズ豆のスープ


カラファテ空港
          




















地球の裏側探訪記(13) フィッツロイ・トレッキング

2017-02-22 15:02:15 | 行ってきました


南米10日目はフィッツロイのトレッキング。この旅の目的の一つでもあった。am8:00ホテル発。パイネでもできればトレッキングをしたいと思っていたのだが、W字コースでもかなりな負荷なので、山麓トレッキングは断念した。幸い今日は風は強いが天候には恵まれそうである。

河を遡り国立公園のゲートをくぐって小さなホテル横からスタート。ここはわずかに公園からは外れているらしい。ガイドはベティさん。山女らしく引き締まった身体のスリムな方。あとで聞けば本業は国語の教師。ロッククライミングもこなし、植物学、地質学、キャンピング、クライミングなどに長けたスーパーウーマン。私達がカローラクラスのハイカーだとすれば、まさにランボルギーニクラスの人だ。スルーガイドの遼馬君も「参加者のペースに合わせられるガイドだ」と太鼓判を押してくれる。

歩きはじめは本当にゆったりと歩を進め、我々の足取りを確かめる。温泉山岳会の我らの寺田リーダーのようなしっかりと確実な足取りだ。林の中を歩いてまずは、「南極ブナ」の説明に始まり、倒木や草花の説明を始める。緩やかな林の中のコースを、我々の中では一番足の弱い義妹に合わせてくれる。倒木をくぐり、河原の横を通り国立公園のゲートを過ぎて歩を進める。

           
河原の向こうにフィッツロイ
           
 倒木をくぐって歩く
          
 簡単なゲート

河原の横を歩く

倒木も多い

フィッツロイの天を突き刺すような岩峰が時々樹間から見える。前面には氷河。氷河湖も見える。独特の風景だ。何か所かの展望台を通り、次第に全貌が見えてくる。キャンプ場に入ると半分ほど来たことになる。見通しの良い空き地でベティさんが眼前のコース説明。「あの峠迄往復5時間程度、皆さんの足なら行けます、そこからチャルテン迄5時間です」残念ながら一行の脚力を勘案し断念。林の中に入りランチとする。ベティさんは持参の食料を我々にも少し分けてくれる。


キャンプ場はすぐそこだ

ここからはほぼ平坦ないし下り加減の道を約4km、進むのだが、この道が終始フィッツロイの岩峰を仰ぎ見ながら進む夢のような道だ。絵葉書の中の主人公の気分である。休日とあって、沢山の人とすれ違う。大きな荷物のバックパッカーもいれば。軽装のハイカーも居る。お陰で天候もよく陽光さんさんの中足取りも軽く下った。途中パイネでお世話になった、現地ガイド・カルロス一家に出会った。陽気なのは相変わらずだ。

左手が開け、朝車で遡った谷が開けてくる。遠く遡ってゆくと雪を被った山々が見える。強い風の中を快調に下るが、義妹はベテイさんと遼馬君にサポートされて慎重だ。二人のおかげで無事登山口へ帰還。そこからホテルまでの30分が長かった。

   
フィッツロイの氷河と岩峰

ベティさんと遼馬君

雲湧くフィッツロイ

キャンプ場到着

ベティさんと記念撮影

この景色ともお別れだ

途中の湖

キツツキの仲間と遭遇

朝遡った谷

快調に下る

登山口に帰還した



夕食はホテルすぐ裏のレストランで宴会。皆元気を取り戻し、楽しい宴であった。

地球の裏側探訪記(12) トレッキング基地エル・チャルテン

2017-02-21 11:16:54 | 行ってきました
          再びアルゼンチノ湖を見ながら出発
             荒野の中 河畔の宿場
          エル・チャルテンはもうすぐ

カラファテ、POSTA SURで小一時間休憩をしてから、預けてあったスーツケースを受け取り、再びエル・チャルテンへ向け出発。空港、パイネからの帰り道を逆に辿り、途中から右に道を取って進む。いずれも荒野で変哲もない。湖の畔や若干のアップ・ダウンを繰り返しながら、2時間ほど走り、途中雌ライオンという名のホテル(ラ・レオナ)で休憩。

ここは昔懸賞金付きの有名なお尋ね者が泊まったという河畔のホテルだ。当時の手配書が壁に貼ってあった。ホテル前に世界各地への距離が表示されている木板が建っている。カラファテから5時間近くかかってエル・チャルテン到着。こちらは夏なので日が長くまだ太陽が出ている。この町はフィッツロイの登山基地の町で、登山用具のレンタル店や、記念像が建っている。こじんまりとした居心地の良さそうなところだ。

           本日のホテル
           街の一角 角が登山用品の店
           これは何かの表彰台だろうか?
             街角で見た記念碑
           登山に来たと思われる人

ホテルに荷物を置き、一服したら夕食を食べに近くのレストランへ。この町は予約は取れないのだそうな。急かされすように飛び込む。開店時間なのにほとんど満席の盛況。我々が料理が運ばれるのを待つ頃には入口に順番待ちの人達が10人近く並んだ。急いで正解だった。料理もパンもおすすめのワインも美味しく、この街の人気店らしく、ひっきりなしに人が訪れ、ご主人は外で待っている人に時々ワインを振る舞っていた。

予約を取らないのは、山に行く人は帰り時間が不確定なのと、その時間に合わせようとして事故が起きてはいけないとの配慮らしい。勧められたワインは予想以上に美味しく、ガイドの遼馬君を含め5人で1本では少なく、2本目を追加したほどである。(酔っ払うほどではないのに料理の写真がボケ気味なのですみません)最後のデザートまで頂き、すっかり満腹になって、ようやく夕暮れになってきた街をホテルまで歩いて戻った。外で待っていた方々大変お待たせいたしました。

           人気の地元レストラン
           レストラン内部 この直後満席となった
           焼きたてのパンも美味しかった
           ワインはあっという間に2本目へ
           豆のスープ
           牛肉のステーキ
           グリルドチキン
           カツレツ 
            デザート3種

地球の裏側探訪記(11) ペリト・モレノ氷河

2017-02-20 13:01:46 | 行ってきました
          湖到着
          遊覧船乗り場
          乗船客は多い
          乗船

1/20本日は米大統領就任式。アメリカ、世界はどう変わるのだろうか。予測のつきにくい時代になってきた。8:30カラファテ出発。ガイド=カルロス
南米の湖①チチカカ湖②ブエノスアイレス湖③アルゼンチナ湖はいずれも氷河湖である。太平洋側は湿気に富み緑豊である。以前羊毛が主生産物であったが、今は市場価格が下がっている。

29000haの牧場がここら辺り(アルゼンチナ湖辺り)で売りに出ているが、29万$だ。カラファテの3倍はする。今は観光で生きている。車はカラファテの街を抜け、Flamingoの憩う湖の岸辺を走り2時間ほど大平原を走り、ペリトモレノ氷河クルーズ船の船着き場に降りる。ここは氷河トレッキングもあるそうだが、65歳以上は年齢制限に引っかかり、クルーズとなっているそうだ。湖の向こう岸にトレッキングの一団の人達が見える。

まず船で1時間、氷河前まで迫る。ここはパイネと違い、氷河の崩壊が頻繁に起きる。年に4m位押し出されてきて崩壊するという。氷河の内部で音を響かせて崩落しているのが聞こえる。目の前で大きな塊が落ちた。クラックの紺色はグレイ湖より濃い。今日は風も少なく比較的温かい。

             氷河の様々な表情


船から降り、バスで少し高い所に移動し、遊歩道で展望台へと向かう。上からと間近と金網でできた道がよく整備されており、カルロスが一生懸命説明をしてくれる。氷河が二つの谷へ落ち込む様は圧巻である。岩と見まごう黒い塊が目の前に浮かぶ。生成してから前面で崩壊するまで約700年かかるとのこと。グレイ湖の氷河はこれに比べるとスケールが小さく感じてしまう。見物終わってバス駐車場のレストランでランチ。バッフェなので控えめでも構わない。ビールは、ハーフ&ハーフみたいなエールビール。どやどやっと団体さんが入ってきたと思ったら日本人団体だった。切り上げ3時間弱走ってカラファテへ戻る。

          整備された遊歩道
          ガイドのカルロスと
          手前の黒いのも氷河の一部
          湖を行く遊覧船
          鳥も歌う
          遊歩道にはエレベーターも
          所々に展望スポット
          ランチレストラン
          展望スポットからのペリトモレノ氷河