遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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社会派の本領

2018-03-31 10:42:16 | 

相場英雄「完黙」小学館文庫2009年刊

社会派ミステリーの旗手が描く、著者のヒット作「震える牛」の原点となった作品。

東京と青森県五所川原市で起きた2つの殺人事件が、新聞社遊軍記者と警察によって少しずつ解明されてゆく。その事件の鍵は津軽三味線伝説の名手佐藤流海によって繋がる。

半ば警察小説の分野にも跨るが、流石に社会派らしく、背景描写に説得力がある。派手なレトリックはないが、新聞記者の地道な聞き込みで一つ一つ真相に迫ってゆく描写とストーリー展開は面白い。

「震える牛」が早く読みたくなった。この小説はなかなかの傑作である。



冠雪の山々

2018-03-30 05:35:16 | 登山・ハイキング

春霞の向こうに南アルプスが見える

天狗岳

赤岳と阿弥陀岳(右)

阿弥陀岳から権現岳への稜線

写真に収める長男

先週末は花見に絶好な好天であったが、信州も好天に恵まれた。若干空は水蒸気で霞み気味ではあるが、春の陽気が満ちて、外気を浴びる絶好の天気である。折しも山頂近くには新雪が降り積もっており、真っ白に輝いている。

メルヘン街道から遠く南アルプスを望むと、峻峰甲斐駒が聳える。頭を左に巡らすと編笠山、権現岳、阿弥陀岳の八ヶ岳へと続く。稜線近くはくっきりと雪が付き、天空と鮮やかなコントラストを見せる。

もうこれらの山々には登ることはないのだろうけど、神々しいシルエットを眺めているだけで心が踊る。車を運転してくれていた長男もしきりにシャッターを押していた。

地方の名物定食

2018-03-29 04:23:40 | グルメ

草笛本店とそば定食

草津温泉の行き帰りによくよる蕎麦屋に小諸の「草笛」という店がある。この地区の人気店でほとんど何時も行列ができている。地元の人にも近隣の人にも人気があるらしい。街道沿いに専門の製麺工場が設置されているほどだ。

この店の人気メニューはなんと言ってもそば定食である。たっぷりのざるそば、野菜の煮物、天麩羅、おはぎ二個の定食である。見回すと半分のお客はこれを注文している。私も毎回これを頼んでいる。

小諸駅の近く懐古園入り口のこの店はあの島崎藤村の「千曲川旅情の歌」から店名を取ったのだろうが、ここからは浅間山は見えるが千曲川は見えない。

天下の名湯の実情

2018-03-28 03:55:41 | 行ってきました

湯畑

脇の通路

久しぶりに草津温泉に行ってきた。草津白根山の噴火以来初めてである。この温泉はなんと言っても熱めのお湯と湯畑が売りである。湯畑には今日も大勢の人が群れていた。温泉地でありながら若い人が多いのが特徴だ。

草津温泉はこの湯畑が街の中心にあり、名実ともにこの地の核となっている。たださすがの天下の名湯も、この前の白根山噴火騒ぎの折には、キャンセルが相次いだそうだ。白根山から相当離れているのにもかかわらず、名前の草津からの連想で足が遠のいたという。

御嶽山の噴火の折は、約20km離れた茅野でも薄っすらと火山灰が降ったが、白根山は水蒸気噴火なのでこちらには全く影響はなかったという。宿の女将さんは客持ちの良い人で実によく喋る。宿というより湯治場の女主人といったところだった。

熱いお湯に三度も浸かって温泉を満喫した。

花の季節

2018-03-27 08:16:03 | 雑感


ムスカリ



今までの寒さは何だったのだろう?このところ一気に暖かくなってきた。桜も例年より早く咲いている。

散歩道になっている中学校の校庭の縁にもいろいろな花が咲いている。残念ながら名前がわかるのはムスカリだけだったが、温かい陽光に照らされ色とりどりの草花が咲きそろっている。つくづく春だなあと感じる。

上を向けば桜、下に目を移せば草花と、今は花いっぱいの季節だ。幸い私は花粉症にはなっていないので外を満喫できる。

パソコンの故障

2018-03-26 07:42:44 | 雑感


私の使っているパソコンはかなり古い。それが突然立ち上がらなくなった。おまけに操作に詳しくない私は、同じことを何度繰り返しても当たり前だが結果は同じ。前から内蔵する電池の寿命が来ているという表示は出ていたのだが、電源につないで使えば構わないだろうということで、放っておいた報いである

だが立ち上がらなくなって困惑した。SOSを出そうにもメールができない。連絡のしようがない。やむを得ず長男に連絡。これを機に新しいパソコンを購入して貰い、データの移管とセットアップをしてもらった。新しいメールソフトになったのでまだ慣れていない。

白内障の手術をしてみて、肉体的な情報の仕入れの窓口が眼に大きく依存していることを認識したが、物理的にはパソコンにも依存していると実感できた。新聞、TVも、情報取り入れ口ではあるが、いろんなな角度から生の声を聞く、知人とのやりとりをするには、ネットの情報に叶うものではない。故障してみて一気に受け身になったような気がした。

週末、長男がセットアップしてくれたがまだ手に馴染んでいない。暫くご不便をおかけすると思いますが、よろしくお付き合いください。

日本のシンボル

2018-03-17 04:01:42 | 雑感

厚い雲で覆われる(往路)

何時も秀麗(帰路)

新しい東京のランドマークがスカイツリーだとして、日本のシンボルはなんと言っても富士山と言っても差し支えあるまい。今回の上京では天候に恵まれたが、往路は晴れてはいたが厚い雲に覆われて富士山は見えず残念だった。掛川のあたりから期待をして窓の外を見ていたが、静岡、新富士と進んでも雲が厚くなるばかりで、頂上も裾野も見えなかった。

しかし帰路はスッキリと晴れ渡り、頂上から長く引く裾野まで、高度感を感じさせる姿が全貌を晒していた。やっぱり日本のシンボルである。秀麗な姿はどこか緊張感を漂わせ、ゆったりと裾野を引いて聳える。稲妻形に頂上に向かう登山道に雪を残し、上から1/3は白雪の冠を被って静かに佇む。

富士山を巡っては些細な争いが2つの県であると聞く。どちらが表でも裏でも構わないし、所属が静岡でも山梨でも差し支えない。この自然物の雄大さはそんなちっぽけな雑音を物ともしない気高さに満ちている。ただ線路沿いに走る電線には少々興醒めであったが。

新しいシンボル

2018-03-15 03:23:22 | 雑感

根本までスッキリ見える路地があった

ホテルからの夜景

ホテル・カウンターにある模型

東京のシンボルというのは一体なんだろう。浅草、東京ドーム、ヒルズタワー、皇居、東京駅、帝釈天、靖国神社、国技館、都庁、等様々ものが浮かぶ。一昔前はなんと言っても東京タワーだった。スカイツリーが登場しちょっと影が薄れたかに見えるが、あの秀麗なフォルムは近代的なスカイツリーに比べ存在感は衰えていない。

スカイツリーは残念ながらまだ展望台には登ったことはないが、新しいシンボルとして、どこからも見えるランドマークである。錦糸町界隈を歩いていたら、路地の先に立ち上がる根本までスッキリ見える場所があった。鉄骨の大きさ、太さを実感する。

ホテルに戻って部屋に入ると正面に仁王立ちするスカイツリーとご対面だ。夜空に江戸の粋を表現する紫にライトアップされた姿はやはり美しい。

プレーヤーの広がり

2018-03-13 12:28:36 | 家族

会場の墨田区総合体育館

繰り広げられる熱戦

一生懸命のプレーが続く(孫ではない、別の子)

久しぶりに上京し、休日に時間があったので孫の末ッ娘が出場するというバドミントン大会に言って少々驚いた。

小体育館フロアーに6面のコートが設けられ、小学生が熱心にプレーしている。概ね学校単位であるが、中には町内のクラブからのチームもある。バドミントンはマイナーなスポーツと思っていたが、これだけ沢山の子供たちがプレーをしてるのを見ると、オリンピックでの活躍もむべなるかなと思ってしまう。

最近日本のスポーツ界は活況を呈してきた。ピョンチャンオリンピックだけではなく、サッカーも、卓球も、テニスも、世界でかなりいい成績を上げてきている。強化方針、バックアップシステムも大事だろうけど、なんと言っても競技人口の増加が必須であろう。

バドミントンもリオオリンピックで金、銅のメダルを女子は獲得したのが大きいし、その後も山口茜選手が活躍している。そんな事もあって競技人口が急速に増えているのだろう。我々の時代には、羽根突きのちょっと洋風なものくらいの認識であったのと大きな違いである。少子化でほとんどの子供が習い事かスポーツに親しむようになってきたのが、競技人口を増やしているのだろう。

会場を見るともう立派にラリーを続けて、ゲームらしくなっている子供もいるし、シャトルを打ち返すのがやっとと言うレベルの子もいる。うちの孫も一生懸命のプレーだったが残念ながら敗れた。それでも相手のサーブのために、毎回シャトルを手渡しに走って行く律儀な行動に好感が持てた。


脂ギトギト

2018-03-11 04:01:46 | グルメ



最近我が家の近くに「まぜそば」「あぶらそば」なる店がやたら看板を上げる。500m以内に3軒もできた。たしかに最近この看板を上げた店の通りには、1,5kmの間に2軒、ラーメン屋が2軒、中華料理店が3軒、うどん屋が2軒も軒を並べる。ラーメン激戦区と言って良い。

ラーメンはスープに時間と手間がかかるので、こうした汁なしの蕎麦が手軽で店を出しやすい、とはラーメンフリークの次男の言である。物は試しと一番新しい店へ行ってみた。チェーン展開をしている店の一つだ。11時25分に行ったら、既に車が3台、先客が一名ドアの前に立っていた。「11時30分開店なので少々お待ちを」、とやけに厳格である。

でてきたのが上の写真の一杯。チャーシューのサイコロの脂はすごいが、もっとすごいのは下に隠れている麺も油まみれである。備え付けの酢をドバドバとかけてやっと口にできる。左右を見るとほとんど若者で席が埋まっている。結構繁盛しているが、後期高齢者の来るところではなさそうだ。