遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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格好のPlay Center

2012-03-31 18:30:09 | 行ってきました


孫が春休みだということで遊びに来た。一年ぶりである。
丁度一年前、放射能騒ぎで、関東から避難してきて以来だ。何故、わざわざ名古屋まで来たのか。お目当ては、その時体験したトヨタ産業技術館の子供向けテクノミュージアムである。
産業記念館には何度かいったが、私はその部屋には行ってなかったので、自分の興味も半ばあって連れていった。



万博の子供向けのような感じだ。中でも電気自動車による、運転実験(子供向きではあるが)に孫たちは夢中である。
1回五分程度の実験搭乗であるが、何度も何度も列に並んで楽しんでいた。

春休みのことで、そこそこ人ではあったが,列は長くても十人ほどで、それほど待たされるわけではない。しかもこの期間子供は入場無料、65歳以上の高齢者も同様。乗り物も無料である。その他エンジンの点火タイミングや、ミッションの機能を味あわせる車、織物の原理を理解させる、からくり、何故か消化ホースで的当てを楽しむものや風圧を体感するボックスなどもあった。正に小学生にはぴったりの科学体験玩具である。大きなメーカーはこんなことをドンドンやったら、息の長い社会還元になると思う。

近くの方は是非お孫さん連れで訪問されることをお薦めする。

3/30(金)のPhotomemo日記

2012-03-31 02:55:14 | 雑感
18:12富士は日本一の山〓。昨日の富士は青空に抜けるように聳えていた。亡くなる直前、母が富士山を見たいと言っていたのて、ここ富士川まで来たが、生憎雲がかかっていたのを思い出す。
gaiki's Photomemo
20:18同年会旅行の最後の寄港地は定番の焼津魚センター。新鮮な魚と干物に溢れていました。ただし買ったのはわさびの茎の漬物とくろはんぺんでした。古稀を迎えた同年の面々はすこぶる元気。活気のある旅行でした。
gaiki's Photomemo gaiki's Photomemo
from Photomemo/gaiki

鉄の女の涙

2012-03-26 16:48:28 | 雑感


久方ぶりに映画を見に行った。
かの女性、マーガレット・サッチャーを描いた映画。主演のメリル・ストリープが今年度アカデミー賞主演女優賞を獲得した作品。
といっても華々しい、成功物語ではなく、首相引退後のマンション暮らしでの、孤独、幻覚、追憶に浸る日々を描いたもの。

彼女の自立を基本とする政策実行能力は、今の日本の政治家に最も必要な要素だろう。
又こうも言っている。
「言ってほしいことがあれば、男に頼みなさい。やってほしいことがあれば、女に頼みなさい」
「私はコンセンサスというものは、さほど重要なものであるとは思いません。あれは時間の浪費の原因のようなものですから」
鉄の女躍如たるところである。

主演のストリープは正に迫真の演技。「マジソン郡の橋」で恋に揺れる、留守番をしている妻を演じたが、今度はそこに強さを前面に出した、英国史上初の女性首相を演じた。
どちらかと言うと地味な映画であるが、サッチャーの哲学を感じる。夫デニスからのプロポーズに私は皿を洗って一生を過ごす気は無い。社会貢献をする人生を歩みたいと思っているが、それで良いか?と問いかけ、基本的な人生設計を了承されている。

描いた通りの人生を歩んだと言えるが、晩年は認知症に苛まれ、夫の死亡も忘れてしまう有り様だそうである。もう90歳近い年齢だがいまはどうしているのだろう。

スペクタクルではなく、語りかけてくるような映画を久しぶりに見たような気がする。

寒い中にも

2012-03-21 14:14:30 | 雑感

健康の森公園 いのちの池

天気はいいのだが、気温が上がらない。春まだしもの感ありだが、それでも少しずつ日差しは明るく、暖かくなっている。
運動不足解消に、大府の健康の森公園に出かけた。子供向けの遊具だけでなく、老人向けの遊歩道(散歩コース)、県の木の森が整備されている。

あまり人工的な手を入れすぎず、程々に整備されているのが良い。こんな公園に来てみるとつくづく愛知県は豊かな国だと思う。
県の木、愛知県はハナノキだが、全国的に見ると、やなりマツ、杉が7,8県(黒松、赤松、エゾマツなど含む)あり身近な樹木が制定されている。


豊後梅

東京都のイチョウが神奈川、大阪も県木として指定されており、大都会の木なのかと意外な感じだった。お彼岸だったがまだ桜の蕾は固く、豊後梅(大分県の県木,県花)が満開であった。
今、わたしが読書中毒になっている、佐伯泰英の時代小説には、豊後岡藩、豊後相良藩、豊後関前藩などが主人公の故郷としてでてくる。こんな花々の下で騒動が展開するのか、とちょっぴり感情移入してみた。
別の場所に、陽光の中鮮やかな紅色の花も咲いていて、花桃かと思ったら、ヒカンザクラ、であった。これも満開。

花を愛でながら、陽だまりの、丘を散歩。気持ちのよい半日であった。

満開のヒカンザクラ

春は庭先まで

2012-03-19 12:08:09 | 雑感


木漏れ日に輝く苔

グズグズした天気が、やっと好天に変わった。
日も長くなり、気温も春らしく暖かくなってきた。

我が家の裏庭(小さな坪庭)の苔も木漏れ日に輝いていた。
やっと春がきた。


風そよぎ やわらかき陽に、みどり輝く。

抱腹ゲラゲラ

2012-03-14 17:23:04 | 


「ま・く・ら」柳屋小三治著 講談社文庫1998年刊 695円(税別)

旅にある間じゅうは、知人の親切でお借りしている、佐伯泰英の「密命シリーズ」を堪能していたが、日本に帰ってきてさすがに、少し他のものを、と手を伸ばしたのがこの本。何かの拍子に妹が「面白い本があると、教えてくれたので早速買ったが、書棚においておいたものだ。

「まくら」といっても眠る時に頭の下にあてがう、例のものではない。安眠枕とか、形状記憶枕とか言うものの、評論では勿論ない。落語の前のイントロというか、お客とのコミュニケーションを取るための、小話集である。それが何と一冊の本になっている。寄席での録音を基にしたのだろうが、高座での話をそのまんま活字にしてある。小話と言うより、中話、どうかすると大話になろうかという、これだけで一席終わってしまいそうな、ずいぶん長いものもある。

これがなかなかのものである。クスクス、とかウフフ、ニンマリなんてものではなく、ワッハッハ、ゲラゲラ、ガハハッと言う類のものである。小三治というのはさすがに多趣味だ。凝り性でもあり、向学心もあり、それが下町、庶民根性とうまくミックスしていて、何でもないようなことを面白く聴かせる。英語学校に通う話などは、我々のレベルに近いので理解しやすい。

話芸というのはこんなことをいうのだろう。これを実際に音声で聞けば、強弱、間、イントネーション、などで更に絶妙なものだろうと、容易に推測できる。抱腹絶倒の一歩手前までゆく、十分楽しませてくれる一冊であった。

三日月が昼間のように明るい

2012-03-12 14:18:36 | 雑感

朝のんびりシャワーなど浴び、バルコニーで朝食を優雅に摂り、ゆったりと11時頃出発。本日は島の北部と天文台方面。
やや雲が多いが、晴天率90%を信じて出かける。


極彩色のカメハメハ大王像

まずは、カメハメハ大王生誕地、ハヴイへ。入植した日本人がタロイモ栽培などに懸命に取り組み、この街は親日的だという。大王像の背後の記念館入り口に座っている、ボランティア?のおばさんが、「名前を書いてゆくかい」と気さくに話しかけてくる。大王像は極彩色で、海に向かって右手を上げている。この像はフランスで製作されたが、こちらに運ぶ際、喜望峰周りの船便が難破し、改めて発注した像がワイキキで設置され、その後引き揚げられたものらしい。「椰子の実、落下注意」の案内板に別れを告げ、ワイメア経由で,王家の谷ワイピオ渓谷へ。


広大な牧場に牛や馬が草を食む(遠くの黒い点が牛)

ワイピオ渓谷、展望台

王家の谷(左側)

途中、東京23区より広いと云われる、牧場を横切り、ひたすら走る。雲が多く、天候は予断を許さない。
王家の谷、ワイピオ渓谷は300mの断崖に挟まれた緑の聖地。岸には白い波が飛沫を上げる。カメハメハ大王の墓もあるそうだ。谷に降りるには、4WD限定で、しかも事故保険対象外区域だそうだ。ここで軽く、途中のショッピングセンターで買ってきた、チキンカツサンドおにぎり(天むすハワイ版)を軽く食す。

ビジターセンターからのマウナケア

そこからいよいよ今回のハワイ島メインイベント、マウナケア天文台を目指す。再びワイメアに戻り、小雨の中をオニヅカセンターへ向かう。
草と潅木の高原の中の一本道で徐々に高度を上げてゆくと、軍の演習所(キャンプ)を通り、ビジターセンターに着く。雲がほとんど切れ、寒さが厳しくなる。遠くには虹がかかる。ここで、厚手のズボン、ダウンコートなどで身を固め、更に上に向かう。

オニヅカ宇宙飛行士レリーフ

マウナロア山と雲海

30分ほど走ったか、オニヅカセンター到着。このオニヅカとはチャレンジャー号で亡くなった宇宙飛行士を記念して命名したものだ。彼はこの島出身か。センターといっても、売店、トイレ、映像施設、外で男の人が、数台の望遠鏡の調整をしているだけの小さな小屋だ。まだ少し日暮れまで時間があるので、4WDを生かして山頂へ行くことにする。(といっても息子の運転んなので私は乗っているだけ)すぐ山道は土の道(それでも比較的広く2車線ほどある)をジグザグに登ってゆく、道路が舗装され出したら、頂上は間近だ。土煙が観測の妨げになるので、舗装されているのだという。

マウナケア頂上の天文台群


陽が沈んでゆく

天文台観測開始

実際はもっと赤あかとしているが・・・。


観測所が点在する頂上付近は、4000m当然雪を被っている。50人ほどの観光客がサンセットを待っている。近くのとんがり帽子の雪山の山頂にも大勢の人がみえる。さすがに息が切れ、少し頭のふらつく高度である。遠くのマウナロア火山も、ゆったりとした裾野を引き、雲海をまとって、優美にそびえている。山頂について、10分ほどで、陽が沈み始めた。赤く雪を染めてゆく。空気が澄み切り、静かな夕日に顔が輝く。手近な公衆トイレ(世界一の高さの公衆トイレではなかろうか)を利用して、帰路に着く。オニヅカセンターに着いた時には,陽はとっぷりと暮れ、望遠鏡の前には行列ができていた。金星、木星、月などを覗かせてもらう。月のクレーターがくっきりと見えた。この日は三日月であったが、足下に月の影ができるくらいに明るく、月の明るさに少々驚いた。それにしても、星が沢山輝き、天の川が正にミルキーウエイと呼ぶにふさわしく、数々の星屑に埋められていた。一時間ほど星空を堪能し、8時に出発。小一時間走って、ワイコロアビーチリゾートへ帰着。翌日が早いので、夕食も早々にして荷造りにとりかかった。

こうしてハワイ島の休暇は終わったが、息子のガイドと、運転のせいで、この島の良いところを余すところなく満喫できたように思う。ハワイに来るならオアフよりこちらですね。


コナの飛行場ではハワイアンダンスの銅像が見送ってくれた