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これは、記憶にある限り、私が48回目の結婚記念日に初めて贈ったただ一つの花である。家人はとても喜んでくれた。
私の人生は、数多くの家族、友人、知人、が支えてくれ、私はとても幸せだっただ。何と言っても、家人が何くれとなく支えてくれたことにつきる。かゆいところに手がとどくというか、少し気の強いところもあったが、愛嬌の範囲内で、私にとっては最強、最愛のツアーコンダクターであった。
旅の手配が得意で、おかげで世界中を旅することができたし、家事、育児などにも余念がなかっった。「旅はどこにゆくかで楽しさが決まるのではなく、誰と行くかで決まる」はまさに言い得て妙で、私にはとてもいい旅で、悔いはない。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとうございます。いい人生だった。悔いはない。
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どこまでも続く紅葉が美しい
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後生掛温泉付近の紅葉
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蒸の湯温泉
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森林限界を超え藤七温泉へ
弘前城の後は一路八幡平経由盛岡へ。後生掛温泉、蒸ノ湯、籐七温泉と名だたる温泉地を通る。ここら辺りも紅葉は真っ盛りで、紅葉のフィナーレを飾るのにふさわしい。
ただ蒸の湯は湯煙を上げ、被写体としては恵まれているのだが、なにせ混浴露天風呂なので・カメラを向けがたい。
蒸の湯から稜線の森林限界を越え、霧に包まれた藤七温泉(これも鄙びた温泉だ)へでる。視界は悪いが、息子の運転は確かで安心できる。
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松川地熱発電所
山を越え再び紅葉の松川温泉エリアに入る。ここでちょっと松川地熱発電所見学。長男は地学専攻だったせいで地熱発電に詳しい。彼によると日本では地熱発電が地球に優しく(負担をかけることなく)効率が最も良い、という。
聞いてみると、地下水を汲み出すことなく、地熱の放出も優しい。なるほど。原発や風力、太陽光と違い、利権にまみれていないだけでも、利用に値するのではないか。
松川温泉をちらっと見て、最後の紅葉(アンコール)を見学。すっかり満足して、盛岡の街に戻った。
家人と、息子に囲まれたこの家族旅行は最高であった。最後に盛岡駅前で名物の冷麺を堪能し、旅のフィナーレを飾った。
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紅葉アンコール
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締の盛岡冷麺
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旧五九銀行本店
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弘前城入り口
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お堀端が続く
弘前に泊まったこともあり、この日はまずは弘前城に行く。あの桜で有名なお城である。このお城は1600年代創建の比較的新しい城。1800年代に再建。小ぶりな天守閣、それでも地盤軟弱のため、曳家をして補強。
有名な桜はソメイヨシノが主。しだれも多いが、最古のソメイヨシノと言われるのは、江戸との交流が深かったせいか。
立つ丘は周囲より僅かに高いだけで、要衝の地とは言えず、堀も浅い。戦う城とは言えず、最果ての地で、ひたすら幕府に恭順の姿勢を取り続けていたのだろうか。
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橋を渡り
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門を潜り
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また広い橋を渡り
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広場を過ぎ
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小さなお城に着いた
流石に、桜で有名なお城だけあり、いたる所の桜に手入れの跡が見られる。桜守は大変だろうなあ。ちいさな天守に比べ、敷地は広大で桜の数も多く、周辺のお堀端までの面積や桜の本数を考えると、手入れの困難さは、いかばかりだろう。
質素な感じのする、お城を退去しかけて、紅葉と岩木山の絶景、曲がり石の展示、門外の菊の展示
お堀端の菊人形の飾りなど、ささやかな歓迎を受けた。
このお城らしい控えめな歓迎をじわっと受けながら、後にした。
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曲がり石という建築上の面白い石
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この城は表と裏が違う不思議な城だ
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紅葉前景の岩木山
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堀に飾られた人形
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門には菊の展示も
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久しぶりに刈谷へ帰った際、友人が新しくできた刈谷歴史博物館を案内してくれた。
古い体育館に隣接した敷地には、瀟洒な建物が立ち、なかなか立派である。歴史博物館というからには、刈谷の故事来歴が謳われ,刈谷のイメージも少しは変わるのかと、少し期待して入った。
新しいだけあり、スムーズな設備、エレベータや自動ドア、展示のCGなど、気持ちが良い。展示内容は、縄文時代、江戸時代、明治時代とかなり間が跳ぶ。刈谷に歴史の厚みを要求するほうがおかしいのだろうか。
階下は万灯祭りの展示。しかもかなり手抜きの万灯飾りが展示してある。この前見てきた五所川原の立ちねぶたとは力の入れ具合が雲泥の差だ。
入れ物・建物(ハード)は立派だが中身(ソフト)が伴っていない、という刈谷の現状を遺憾なく発揮している。その意味でよくできた展示であった。
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酸ヶ湯付近は全山紅葉
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酸ヶ湯の賑わい
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このあたりは今が真っ盛り
次は深雪で有名な酸ヶ湯に行ってみた。回りは紅葉の真っ盛りだ。この湯は人気らしく、雪はまだだが人出は多かった。息子は一人でお湯に入るという。名前の通り酸性湯なのだろうか。
待っている間、好物のソフトクリームを食べてみるが、混んで並んだ割には、普通の味であった。
そこから弘前に向かう途中、はからずも渋滞に出会った。こんな道でなぜ?。車を降りて歩いてみて分かった。紅葉の名所の「城ヶ倉大橋」だ。
なるほど、橋の上下流に広がる絨毯状の紅葉、眼下に広がる渓流、名所にふさわしい、色と形であった。石碑に刻まれた知事の詩はいただけなかったが、景色は最高だった。
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橋の上からの渓流
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会場の旅館
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和気藹々のメンバー
幼年期、少年期を過ごした刈谷で、厄年同年会があり、毎年総会やら、旅行会をやってきたという話はしたことがある。
東京に引っ越し、ここ一年は病気のことも相まって、ご無沙汰していたが、私も含め喜寿を迎え、そろそろ幕引きをするということになり、三河で最後の会合と相成った。今回でこの会もいよいよ終了である。
39年間一応会長を努めていたので、最後くらいはと刈谷に顔を出した。私も懐かしいメンバーに会えて嬉しかった(実際東京に離れてみると予想以上に懐かしい)。同年会のメンバー16人全員が出席し迎えてくれた。
最後の会合は、近くの笹戸温泉「とうふや」旅館。懐かしい思い出話に浸った。大学同期会とは違ったいろいろな思い出話に埋もれ、楽しい一夜であった。
友人の話の大部分は、自分や身内の病気の話で、この年令で何もない人は誰もいなかった。つくずく時の流れを感じた。
これで最後かもしれぬと、皆に思い切り別れを告げ、スッキリとした気分で刈谷を後にできた。帰りの富士山は雲が少し湧いていたが、それなりにクッキリと見えた。
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本日の富士
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少し曇ってきたが、山麓は紅葉
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戸も紅葉
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いけどもいけども紅葉である
次に向かったのは、八甲田山ロープウェー。ゴンドラの上から紅葉を見ようという企画だ。少し曇っては来たが、一面の紅葉はますます燃え、途中の牧場(戸)も草紅葉が始まっている。
道路の両側は一面の黄葉、相変わらず奥が深い。透かして見える林の向こうまで当然ながら黄葉が続く。レンタカーを飛ばして、ロープウエーに到着。
ところが、何ということだ。目の前にゴンドラが動いているにもかかわらず、「本日システム故障のため」本日運休の表示。運の悪さを感じるがなんともしようがない。
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本日は運休
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立ねぶたの館
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常設 五所川原の記念館
翌日はまず。立ちねぶたを見に行った。街を上げて立ちねぶたに取り組んでいる。記念館も30mの立ちねぶたを展示し、出し入れがができるような構造で収納庫をたて、街全体がたちねぶたのお祭りが出来るように、電線を撤去したコースを設定している。
記念館に入るとその迫力にも、驚く。故郷刈谷にも万燈祭という行灯を担ぐ祭りがあり、繊細な作品が出展されるが、迫力が違う。
高さ30m骨太で表情も力強い。ねぶたの表情をよく見ると、怒っているのか、泣きそうなのか、慈愛の表情なのか実に複雑な顔つきである。代々伝統を受け継ぎ、口伝の技を筆の先に刻んできた職人技の集大成なのだろう。
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立ちねぶた館をゆっくり見たので、お昼近くになった。すぐ横の市場でのっけ丼の昼飯を食べる。ご飯と、上に乗せる海鮮が別々と言うやつだ。青森駅前の市場で一度やっったことがあるが、少し貧相だった。ここは比較的たっぷりしており、満足感があった。
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街のスーパー
大盛り紅葉に大満足した当夜、夜はこれも盛り上がっているラグビーワールドカップの決勝トーナメント南ア戦である。
これは観戦せねばなるまいと、外出をしなくて済むよう、途中のスーパーで食料、飲料を買い込む。名産のりんご一個だけ買い込むが、結局食べきれずに残してしまう。
肝心のラグビーは予想通り、力の差で完敗。結果的に南アが優勝したのだから、日本は2位の可能性はあったということだ。(負け惜しみ)。
日本は特徴を出し切って破れたので悔い無し。ラグビー特有の「ノーサイド」の笛を聞き、温泉に入って就寝。
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プラネタリウム
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孫と遊ぶ
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ボッチャなるものの普及活動
日曜日、しばらく孫の顔を見ていないので、一緒に遊ぶことにした。目的地は川崎のプラネタリウム。
プラネタリウムは大好きなアイテムだが、何十年ぶりだろう。
会場では「食の祭典」というお祭り重なり、災害非常食の試食や地方からの産地直送販売もあり賑やかだった。
久しぶりのプラネタリウム.孫は係員の問いかけに大きな声ではしゃいで返事をする。やがて会場は暗くなり説明が始まる。夏の大三角に始まり、獅子座、ふたご座の流星群、ハレー彗星などのほうき星流星群と流れ星の特集だった。
気持ちよく鑑賞し、やはり少し眠くなって会場を後にした。説明員はどこでも少し眠くなるようなこえをだすのだろうか。楽しく気持ちよかった。
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