遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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大横川親水公園

2019-01-30 12:55:03 | 行ってきました

ここからはスカイツリーが眼の前だ

ビルの谷間の公園

歩くとますます近くなってくるスカイツリー

錦糸町駅にゆく途中の細長い公園。ちいさなせせらぎや池、遊具などが置かれ、長さ1・8kmに亘って展開する。都内のコンクリートから一転、緑の木々と水が流れ、ここが都内か、と錯覚するほどである。

周りは流石に高層ビルに囲まれ、スカイツリーも間近に仰ぎ見る。安田庭園もそうだったが、マンション住まいの無聊を補うところが東京には多々ある。

大は新宿御苑、日比谷公園、神宮の杜、小は隅田川テラス、神田川川岸隅田公園、などなど。横網町に住んでいたT君の話では、千代の富士健在の頃、ここでよくジョギングをしていたそうだ。ここから10分もかからぬところに九重部屋はある。

散歩に来るにはちょっと近すぎるが、いい場所ではある。


冬桜

2019-01-29 04:41:41 | 雑感



江戸東京博物館と両国中学校の間の散歩道に徳川家康の鷹狩りの巨大像があるが、その前後の桜の木に小さな白い花が咲いている。季節を間違えるほどの暖かさでもないのに、おかしいなと思って並木を辿ってゆくと、木の幹に「ふゆざくら」という銘板がかかっている。

花はよく見ると小さな花弁が点々とついており、あのソメイヨシノの絢爛豪華な花とは対極にある。懸命に小さな白い花をつけ、寒空に咲いている。花の周りだけほんわかと暖かさを感じる。高校受験を控え、校舎からは三々五々、集団で中学生が下校してくるが、屈託を見せず朗らかな様はまるでこの桜のようだ。

都会の小さな緑地に咲いた可憐な花に、寒さと暖かさを感じた。

新年会

2019-01-27 05:37:48 | 友人・知人


東京営業所の元社員が同僚に声をかけて、新年会をやってくれるという。嬉しい限りだ。場所は両国駅前のちゃんこ屋さん。本場所中なのによく確保できたと思う。現役社員4名、元社員2名、私の計7名の宴だ。

顔見知りが2名急遽の欠席だったが、全く顔見知りのない若者も一名入っていた。今どきのイケメン、好青年である。彼に限ったことではないが、出席者は全員よく周りのものに気を配り、酒や料理、話題を切らさない。

社員の消息、職場の人間関係、勤務姿勢などサラリーマンの常道の話題だが、不思議に上司や仲間の悪口、愚痴が出てこなかったのには救われた。反面将来の夢、期待などの話題も少なかった。

地道といえば地道、堅実といえば堅実だろうが、若い人が多い割には、大人しい気がする。それはとにあれ顔見知りの社員と一献傾けるのは、それだけでストレス解消になるし、ましてや何くれとなく気を配ってくれる若者と一緒なのは、私にとっては最高のひと時である。

勢いがついて、ちと酒が進みすぎた。

意外に重厚

2019-01-25 02:40:11 | 


山本一力「べんけい飛脚」新潮文庫 H26年刊

時は寛政、8代目吉宗の世である。加賀百万石前田家5代前田綱紀は70歳を超える高齢であるが、吉宗とは肝胆相照らすなかであった。大名の格式によって、参勤交代の規模が決められる世であったが、加賀百万石の行列となれば総勢4000人を超える。

これだけ大身の藩が無傷で徳川300年を生き抜いたのは奇跡であるが、その秘訣の一つが語られる。もちろんそれが目的ではないが、けっかてきにそうなっている。4000人の大移動は受け入れる宿場にとっても大事件であるが、当主綱紀は老中水野忠之と若干の確執があり、参勤交代の行列に100丁の鉄砲隊を帯同することを強行する。

これが、綱紀違反であることは明らかだが、吉宗の許可状を得て執行しようと取り巻きは奮闘する。行列出発と許可状発行の時間差を埋めるのが飛脚の足だ。もちろん一筋縄ではいかない。このへんの語り口は、やや取ってつけたようなきらいもあるが、後始末も含めまずまず面白い。

出だしはテンポも遅くじれったいが、慣れてくるとこの丁寧な描写が心地よい。まず面白く読めた。

安兵衛公園

2019-01-23 03:46:00 | 行ってきました

普通の公園

紫の幟旗がはためく

幟に細かい説明が

公園内に掲示してある高札

気温が下がり、風も出てきた1月中旬、物好きにも安兵衛公園目指して散歩してきた。予想通り二の橋からすぐの公園に、紫の幟旗がはためく。テニスコート2~3面分の広さの中規模公園。きれいな洗面所と遊具が2、3種類ある、ごく普通の公園だ。

公園の片隅に高札が立っており、それに堀部安兵衛との関連が書いてある。安兵衛の生涯は講談で聞いたような気がするが、新潟県新発田(越後藩新発田)の中山家で生まれた安兵衛は、高田馬場での仇討ち助太刀の大立ち回りで有名になり、浅野家家臣堀部弥兵衛に見込まれ婿養子になる。

この地では長江長左衛門と称して剣術道場を開き 吉良邸討ち入りの機会を伺っていた。元禄15年12月15日明暁雪の中、ここも含め3箇所に集結した赤穂浪士47名は吉良邸へと向かった。

吉良邸とは2~30分の近場である。その夜はおそらく興奮冷めやらぬ状況だったのだろう。迎え撃った吉良藩の武士も20人の戦死者が出たという、激戦であった。芝居や講談はおそらく相当な脚色がされたであろうが、松の廊下の刃傷沙汰、吉良邸への仇討ち討ち入りは事実としてあったのだろう。


安兵衛公園に行ってみよう

2019-01-21 05:37:52 | 雑感

幟がはためく(ここではなさそう)

鬼平旧居跡の帰り道、二の橋の袂に紫色の幟が風に揺れていた。「安兵衛公園」とある。また赤穂浪士が討ち入りの際集合してから向かった場所とある。また安兵衛が通った道場もあるなどと興味津々だ。

安兵衛とは講談などで有名な堀部安兵衛のことだろう。どうやら近くに公園があるらしい。見回すと小さなお稲荷さんはあるが、公園は目に入らない。高田馬場の仇討助太刀、赤穂浪士討ち入りなどで剣名をはせたかの人物がここら辺りを徘徊していたというのも何かの縁だろう。講談師の語り口、高田馬場に馬で駆けつける「タカタッタッター」という響きが蘇る。

もういちど出直してじっくり見てみよう。

金さんと鬼平

2019-01-19 03:34:32 | 雑感

遠山金四郎、長谷川平蔵旧居跡地のメモリアルモニュメント

墨田区の観光案内図を見ていたら、端っこの方に遠山金四郎、長谷川平蔵旧居跡と表示がある。菊川駅付近である。散歩の距離にちょうどいいので、駅に向かって闇雲に歩いてみた。

それは地下鉄菊川駅出口の直ぐ側にあり、歯医者さんの前に立つ、石とステンレス製の近代的なモニュメントである。池波正太郎の「鬼平犯科帳」の主人公長谷川平蔵は実在の人物で、長谷川家は家禄400石の旗本でしたが、天明6年(1786)、かつて父もその職にあった役高1500石の御先手弓頭(おてさき ゆみがしら)に昇進し、火付盗賊改役(ひつけとうぞくあらためやく)も兼務した。

延享3年(1746)赤坂に生まれ寛政7年(1795)この地で没した。彼は下手人捜索に才能を発揮したが、もう一つは「人足寄場(にんそくよせば)」を作ったことが特筆される。犯罪者の働き場所であり、職業訓練所であった。できるだけ社会復帰が恙無くできるようにという配慮である。

刑罰を与えるだけでなく、更生の道を切り開いたことが彼の幅広い視野を物語っている。3代後に屋敷替えになり、入ってきたのが同じく旗本の遠山金四郎であった。長谷川平蔵と遠山金四郎が同じ屋敷に住んだというのは意外であった。
モニュメントには歴史の匂いがしなかったが、このあたりから本所、堅川周辺が活躍の舞台だという感慨に少しだけ浸れた。


もう一つのN響

2019-01-17 00:51:05 | 雑感

すみだトリフォニーホール

プログラムも立派だ

ぐっと冷え込む1月中旬、NTTフィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会にでかけた。場所はすみだトリフォニーホールである。小ホールでは東芝の楽団の演奏会が催されていた。パイプオルガンが威容を見せる立派なコンサートホールでここならN響が演奏してもおかしくない堂々たるホールである。

こうした企業名の着く楽団の演奏会は初めてでどんな演奏を聞かせてくれるのだろうかと興味津々である。
演目は ベートーヴェン「レオノーレ」序曲第3番OP72b
    シューベルト交響曲第7番「未完成」
    メンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」
指揮は高橋勇太である。コンサートマスターの高橋聖子氏が長男の知り合いだそうで、演奏者はNTTグループの社員や家族OBで構成されている。

NHKホールより大きな舞台にこぼれんばかりのプレイヤーが座を占め、どのパートも複数の人が演奏を受け持つフルオーケストラだ。趣味の同好会の発表会位を予想していたのだが、どうしてどうして堂々たる演奏である。久しぶりに聞いたベートーヴェンはオーケストラの醍醐味を十分味わせてくれる、重厚な弦の響きだし、未完成はハーモニーを楽しませてくれた。「スコットランド」は楽章の間の小休止のない珍しい構成で、最後のフィナーレに突き進む。大いに盛り上がって演奏を終えた。

弱い音、柔らかな音の部分が、もう少しだけきれいに響けば、十分プロ楽団に匹敵できるのではないかと思われる出来栄えであった。指揮が非常に丁寧できめ細かく行われていた。プロ楽団と違いこういう指揮でないとレベルが保てないのだろう。はじめ真面目すぎて、「もう少し楽しく」、或いは「情感を込めたら」と思ったのだが、私の勘違いであった。

例えばこの楽団とプロ楽団との差は、実業団野球とプロ球団とのさほどあるのだろうかと思うと、主に週末練習でここまで演奏できるのはすごい事だと思う。

アンコール曲葉シュトラウスのトリッチ・トラッチ・ポルカ、雷鳴と電光、ラディッキー行進曲、観客の手拍子を誘い楽しい幕切れであった。これだけ楽しませてくれるのならまた来ようと言う気になって、余韻を楽しみながら帰途についた。企業の風格と余裕を感ぜさせる素晴らしい文化活動である。



初場所始まる

2019-01-15 01:03:36 | 雑感

幟はためく国技館

中央右に横綱、大関の幟が設置されている

切符売り場は完売のおかげで休業

国技館の威容

太鼓櫓

13日から大相撲初場所が開催される。一ヶ月おきの開催ではあるが、我々にとってはほぼ毎月開催のような印象だ。土地柄、街中で相撲取りを見かけることが多いが、その丸々とした巨大な身体に圧倒される。千代の山、輪島あたりはそんなに太っていなかったと記憶しているが、最近の栄養事情は全力士の隅々まで、行き届いているらしい。

普段は飾ってない幟が、風にはためくと動きが出てきてぐっと機運がもり上がる。太鼓櫓も結構高く聳え江戸情緒豊かに音を響かせる。切符売り場は全席売り切れなので業務がなく、休業状態である。最近の大相撲の人気ぶりが伺える。そういえば先週野見宿禰神社にテントが張られ何やら行事の動きがあったように見えた。

力士の髷や、行司、呼び出し、審判の衣装、色々なしぐさなど、時代を感じさせるものばかりであるが、スポーツと神事を組み合わせたこの動きがなんとも国民に受けるのだろう。勝負は時の運と言われ、勝利を神に祈るのは、キリスト教もイスラム教にもあるのだろうが、競技そのものまで深く関わっているのは神道だけではあるまいか。

色々なことを考えさせる大相撲の初場所である。

初詣は浅草寺

2019-01-13 05:45:29 | 行ってきました

雷門と人力車引きのお兄さん

金龍山の額

賑わう仲見世

引きも切らない本殿

今年の初詣は浅草寺。しかも8日である。義兄夫婦が浅草までくるというので、急遽便乗することになり、雷門で待ち合わせて本殿に向かう。そこここから聞こえてくるのは外国語、特に中国語が多い。雷門前でカメラシャッターを切るるのは日本人・外国人共例外なしだが、女性はやたらにポーズを決める。SNSの時代である。

人の流れお構いなしにシャッターをきるのはどこの国も同じだが、強引さが目立つのはやはり中国の人が多いように思う。ざっと人での半分が外国人だが、これ以上増やして収集がつかなくなるということは考えてないのだろうか。流石に松の内を過ぎて人出は一段落したのか、賽銭箱も改められ、本殿の正面からきちんとお参りができた。

拝殿後、おみくじを引いたら珍しく大吉。願望、病気、失せ物、待ち人、引っ越し、旅行、付き合い、すべて良い方になるという御宣託である。但し良いけれども全てにおいて謙虚な姿勢を保つことが肝要だとも添え書きしてある。流石である。

とにあれ幸先は良い。帰途二家族で蕎麦屋に寄って昼間酒を楽しみ、正月の名残を惜しんだ。


煙を浴びる参拝客

おみくじは大吉でした

奉納わらじは山形製

アサヒ麦酒本社とスカイツリー