遅いことは猫でもやる

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1/31(木)のPhotomemo日記

2013-01-31 22:15:01 | 雑感
13:46穏やかで暖かい海。雪こそ残るが、波もおだやか、静かな日本海である。津軽半島千畳敷で。
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from Photomemo/gaiki

17:504000年前ここに100所帯500人もの一大が形成されていた。東京ドーム七個分、1500年間つづいたこの遺跡は世界遺産登録に申請したという。深い雪の下で眠っていた。
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22:10やっぱりこちらは暖かい。楽しい旅だった。
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何を「取り戻し」たかったんだろう?

2013-01-27 17:04:43 | 雑感


自民党が政権に返り咲いてから一ヶ月になった。

矢継ぎ早に、いろいろな政策を打ち出す。改革や変化をもたらすものも多くはあるが、そうでないものもたくさんある。
①防災、国土強靭化と称して公共投資の復活を大々的に行う。今まで10年以上やりまくってきて、経済的効果は極めて薄い事が実証されているのにである。
②自動車税の特定財源化。小泉政権がやっとの思いで、利権剥がしをして一般財源化をした、制度の復活。自動車族の利権復活。
③原発容認、発送電分離の延期。電力業界の圧倒的な政治力の支持を取り付けるためか。

「エネルギー事情を勘案し慎重に検討する」というのは、八ッ場ダムの工事例を見ても、発送電は分離しないと言っているようなものだ。
消費税の低減税率は先延ばしにして、対象業界をこれから決めるそうだ。業界の利権に絡む選択を選挙後まで引っ張り、選挙を少しでも有利にしようという魂胆が見え見えである。

確かに民主党の政治では、素人がプロである官僚に取り込まれてしまった。だが、自民党も財・官・政の鉄のトライアングルを壊す勇気が、さっぱり見えない。特に、諸悪の根源ともいうべき官僚の悪弊を、制度上から改革してゆく意欲が全く見えない。ここが日本再生の天王山とおもうんだけどなあ。

自民党が取り戻したかったのは「権力」「利権」「票」だったのではないか。国を何のために動かすのか。
その意味では確かに「国民の生活が第一」だ。しかも「未来」の子供達に対してである。制度疲労を起こしている統治機構を総点検せねばなるまいと思うが、官僚の反撃を恐れてか、この方面の改革には手を付けず、やたらに新しい法律の制定に勤しんでいる。

この古い自民党体質に我々はもっと目を凝らして見つめねばならないと思うのは私だけだろうか。

図書館

2013-01-23 16:32:11 | 雑感


久しぶりに刈谷中央図書館に行って来た。

図書館は何といい空間だろう。
目の前に、ほとんど無限に近い本が並び、空調完備、椅子も置かれ、静かに本を読む空間が広がっている。(たまには小さな子供がわけの分からない叫び声をあげることもあるが)

気晴らしの新聞や、雑誌も置かれ、ゆったり過ごすにはもってこいだ。
電子検索もでき、読みたい本を貸してくれる。家に本が貯まることもなく、読んだあとはお返しすれば済む。しかもこれが無料だ。

これほどの知的空間が確保されているのが嬉しい。もっと利用してもいいのではないか。

アベノミクスのスタート

2013-01-21 10:19:04 | 


浜田宏一著「アメリカは日本経済の復活を知っている」講談社刊 2013年1月

旧知の方から、フェイスブック上で紹介された本。手元に持参してきた山本周五郎も読み尽くしたので、早速購入して読んでみた。

安倍政権がスタートする直前から唱えていた、金融政策=円高是正、国内産業活性化の政策提言は浜田教授の提言にあったのかと納得。

著者は小泉内閣のおり、経済ブレーンとして参画し、現在東大名誉教授、イェール大名誉教授でもある。
論旨は非常にシンプルで、バブル崩壊後の金融政策が、日本経済の長期低迷を作った。貨幣流通量を外国(欧米、韓国)並みに増やせば、円高は是正されるし、国内産業は活性化する。というもの。

2%程度のインフレターゲットの設定、日銀の買いオペの実施を積極的に行い、目標のインフレ率達成を行うと、宣言すれば、即日好転する。期待感ででも景気は好転するという。

引用している、7枚のグラフで他国との通貨量の比較と景気動向を示している。何よりも12月以来のドル・円水準、株価がこの論の正当性を立証している。恐れられる過度のインフレについては、今はその心配は無い、又インフレ退治の日銀の手腕は過去の実績からして信頼しても良いと言われる。

現在の日本のデフレは、日銀のインフレ恐怖論がベースになっており、リーマン・ショック後の円高は、諸外国に比べ通貨量の増やし方が一桁違うのが原因である。そのため韓国と日本では、60%の為替格差が生じた。これではエルピーダやソニー、パナソニックが勝てるわけはないと論じる。

日銀の白川総裁の政策を「too little、too late」、しかも本気でない。デフレ退治は日銀の仕事ではないかのように振る舞う。これが元凶だと批判をする。デフレは一時的、瞬間的には年金生活者にとって、過ごしやすいかも知れぬが、中小企業、輸出関連企業にとっては地獄の苦しみだ。

この本は、一般読者向けのせいか、デフレの詳細、貨幣通貨量の増加理論、などより、デフレ擁護者への論難(ディペート)や、日銀総裁候補の推薦(6人も名前をあげている)などに多くのページを割いているのが、私としてはちょっと不満であるが、この政策の有用性は提言通りではないかと思う。

アベノミクスの金融、財政、産業育成の3本柱の、金融政策の理解には格好の書であろう。

革新の血

2013-01-17 15:03:38 | 雑感


インフルエンザで一週間家の中に篭っていたので久しぶりに亀城公園まで散歩に出た。
ここには、刈谷が生んだ偉人松本圭堂の辞世の句の石碑が立っている。「君が為 命死にきと世の人に 語りつきてよ峰の松風」

川田順書とある。川田は住友財閥の総理事が内定していたほどの人物であるが、自ら「その器にあらず」と辞職し、歌人の道を進んだ。
皇太子(現在の天皇)の作歌指導や歌会始の選者などを勤めた。この川田氏が家内の親戚なので、少しご縁を感じる。子供には多少その血が流れていると思うと感慨がある。

それはさておき、松本奎堂である。以前記したかもしれないが、改めて確認したい。
明治維新をさかのぼること4年(1863年)、奎堂らは大和の国五条で挙兵、代官所を襲撃して代官の首を刎ねた。
後に天誅組の乱と言われたこの企ては、直後、朝廷内のクーデターがあり孤立し、成功はしなかったが、奎堂は藤本鉄山(岡山脱藩)吉村寅太郎(土佐脱藩)と共に3総裁として,この組を率いた。刈谷藩出身で、昌平坂学問所(現在の東大に当たる幕府の塾)で塾頭まで勤めたエリートである。

徳川家康公の生母が刈谷藩に居たこと、その徳川幕府を否定する魁となった乱を起こしたのが、この藩の出身者であることは歴史の偶然であろうか。
またこの公園の入口には、日本の産業近代化の礎を築いた、豊田佐吉翁の胸像が立っており、保守的と云われている三河のこの地が、むしろ近代的、革新的だったのではないかとさえ思えてくる。

穏やかな寒風が吹く公園を、ちょっと感傷にひたり、陽を浴びながら歩いた。


豊田佐吉の像

宴の後

2013-01-05 08:40:15 | 雑感


歓声(こえ)が消え、陽を浴び残る、雪の室。



賑やかな3人の孫達が去った。来てよし、帰ってよしというが、帰ると急に家中が静かになり淋しい。

仲良く協力して作っていた「かまくら」がぽつんと林の中にのこされている。

耳の奥に子供達の歓声が聞こえる。