遅いことは猫でもやる

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絢爛・東北紅葉大盛り旅(13) フィナーレ

2019-12-02 04:03:28 | 行ってきました







どこまでも続く紅葉が美しい



後生掛温泉付近の紅葉




蒸の湯温泉

森林限界を超え藤七温泉へ

弘前城の後は一路八幡平経由盛岡へ。後生掛温泉、蒸ノ湯、籐七温泉と名だたる温泉地を通る。ここら辺りも紅葉は真っ盛りで、紅葉のフィナーレを飾るのにふさわしい。

ただ蒸の湯は湯煙を上げ、被写体としては恵まれているのだが、なにせ混浴露天風呂なので・カメラを向けがたい。

蒸の湯から稜線の森林限界を越え、霧に包まれた藤七温泉(これも鄙びた温泉だ)へでる。視界は悪いが、息子の運転は確かで安心できる。



松川地熱発電所

山を越え再び紅葉の松川温泉エリアに入る。ここでちょっと松川地熱発電所見学。長男は地学専攻だったせいで地熱発電に詳しい。彼によると日本では地熱発電が地球に優しく(負担をかけることなく)効率が最も良い、という。

聞いてみると、地下水を汲み出すことなく、地熱の放出も優しい。なるほど。原発や風力、太陽光と違い、利権にまみれていないだけでも、利用に値するのではないか。

松川温泉をちらっと見て、最後の紅葉(アンコール)を見学。すっかり満足して、盛岡の街に戻った。

家人と、息子に囲まれたこの家族旅行は最高であった。最後に盛岡駅前で名物の冷麺を堪能し、旅のフィナーレを飾った。


紅葉アンコール


締の盛岡冷麺

絢爛・東北紅葉大盛り旅(12)弘前城

2019-12-01 02:45:17 | 行ってきました

旧五九銀行本店

弘前城入り口



お堀端が続く

弘前に泊まったこともあり、この日はまずは弘前城に行く。あの桜で有名なお城である。このお城は1600年代創建の比較的新しい城。1800年代に再建。小ぶりな天守閣、それでも地盤軟弱のため、曳家をして補強。

有名な桜はソメイヨシノが主。しだれも多いが、最古のソメイヨシノと言われるのは、江戸との交流が深かったせいか。

立つ丘は周囲より僅かに高いだけで、要衝の地とは言えず、堀も浅い。戦う城とは言えず、最果ての地で、ひたすら幕府に恭順の姿勢を取り続けていたのだろうか。


橋を渡り

門を潜り

また広い橋を渡り

広場を過ぎ

小さなお城に着いた

流石に、桜で有名なお城だけあり、いたる所の桜に手入れの跡が見られる。桜守は大変だろうなあ。ちいさな天守に比べ、敷地は広大で桜の数も多く、周辺のお堀端までの面積や桜の本数を考えると、手入れの困難さは、いかばかりだろう。

質素な感じのする、お城を退去しかけて、紅葉と岩木山の絶景、曲がり石の展示、門外の菊の展示
お堀端の菊人形の飾りなど、ささやかな歓迎を受けた。

このお城らしい控えめな歓迎をじわっと受けながら、後にした。


曲がり石という建築上の面白い石

この城は表と裏が違う不思議な城だ

紅葉前景の岩木山

堀に飾られた人形

門には菊の展示も

絢爛・東北紅葉大盛り旅絢爛(11) 酸ヶ湯・城ヶ倉大橋

2019-11-29 05:27:38 | 行ってきました

酸ヶ湯付近は全山紅葉


酸ヶ湯の賑わい


このあたりは今が真っ盛り

次は深雪で有名な酸ヶ湯に行ってみた。回りは紅葉の真っ盛りだ。この湯は人気らしく、雪はまだだが人出は多かった。息子は一人でお湯に入るという。名前の通り酸性湯なのだろうか。

待っている間、好物のソフトクリームを食べてみるが、混んで並んだ割には、普通の味であった。

そこから弘前に向かう途中、はからずも渋滞に出会った。こんな道でなぜ?。車を降りて歩いてみて分かった。紅葉の名所の「城ヶ倉大橋」だ。

なるほど、橋の上下流に広がる絨毯状の紅葉、眼下に広がる渓流、名所にふさわしい、色と形であった。石碑に刻まれた知事の詩はいただけなかったが、景色は最高だった。






橋の上からの渓流

絢爛・東北紅葉大盛り旅絢爛(10)八甲田山ロープウェー

2019-11-27 03:03:36 | 行ってきました

少し曇ってきたが、山麓は紅葉

戸も紅葉


いけどもいけども紅葉である

次に向かったのは、八甲田山ロープウェー。ゴンドラの上から紅葉を見ようという企画だ。少し曇っては来たが、一面の紅葉はますます燃え、途中の牧場(戸)も草紅葉が始まっている。

道路の両側は一面の黄葉、相変わらず奥が深い。透かして見える林の向こうまで当然ながら黄葉が続く。レンタカーを飛ばして、ロープウエーに到着。

ところが、何ということだ。目の前にゴンドラが動いているにもかかわらず、「本日システム故障のため」本日運休の表示。運の悪さを感じるがなんともしようがない。



本日は運休




絢爛・東北紅葉大盛り旅絢爛(10)立ちねぶた館

2019-11-26 02:26:28 | 行ってきました

立ねぶたの館


常設 五所川原の記念館

翌日はまず。立ちねぶたを見に行った。街を上げて立ちねぶたに取り組んでいる。記念館も30mの立ちねぶたを展示し、出し入れがができるような構造で収納庫をたて、街全体がたちねぶたのお祭りが出来るように、電線を撤去したコースを設定している。

記念館に入るとその迫力にも、驚く。故郷刈谷にも万燈祭という行灯を担ぐ祭りがあり、繊細な作品が出展されるが、迫力が違う。

高さ30m骨太で表情も力強い。ねぶたの表情をよく見ると、怒っているのか、泣きそうなのか、慈愛の表情なのか実に複雑な顔つきである。代々伝統を受け継ぎ、口伝の技を筆の先に刻んできた職人技の集大成なのだろう。









立ちねぶた館をゆっくり見たので、お昼近くになった。すぐ横の市場でのっけ丼の昼飯を食べる。ご飯と、上に乗せる海鮮が別々と言うやつだ。青森駅前の市場で一度やっったことがあるが、少し貧相だった。ここは比較的たっぷりしており、満足感があった。



絢爛・東北紅葉大盛り旅(7)大岩海岸

2019-11-22 04:22:39 | 行ってきました

野菊迎える大岩海岸

穏やかな日本海

日本海を北上する途中、左手の岩の上に鉄柵が設けてあり、手前に赤い鳥居もある何やら曰く有りげな場所があった。途中下車してみる。

入り口に「大岩海岸」という標識があり、見学通路が整備されている。野菊に迎えられ、堤防の上を通る。足元の潮は澄み小魚が泳ぐ。日本海特有のゴツゴツした岩の間を通り、やがて洞窟の掘られた通路に出る。

潜り抜けると日本海。ここも岩が点在し白波が砕け散る。海は青黒く透き通っている。しばらくぼーっとしていた。天気が良いのでこんなことが楽しめる。どうってことはないのだけれど、家内と息子が気遣ってくれる幸せを感じたひとときであった。


洞窟を通って

日本海へ出る



絢爛・東北紅葉大盛り旅絢爛(6)白神の核心12湖

2019-11-20 00:48:26 | 行ってきました

日本海は小雨

十二湖への入り口

林の中の道

いよいよ青池へ

文字通り青い池だった

いよいよ本日は旅の目的地、白神山地12湖。どんなところが待っていてくれるのだろうか。レンタカーで迎えに来てくれた長男の車で、小雨降る12湖駅を出発。

入口となる、あおーね白神を覗き、林の中を進む。雨は小降りで支障なく、いくつかの池の畔を過ぎ核心青池へと向かう。観光バスから吐き出された中国人の一段と前後する。この人達はどこにでも進出してくるものだ。

駐車場から、10分足らず歩くと目的地。雨の中でも青く澄んだ小さな池が現れる。たしかに通りすぎてきた池とは水の色が違う。神秘的ではある。晴れていれば一層青い水の色らしい。

観光の人たちがひとしきり記念撮影をしたあと、静けさを取り戻した池端を眺め、池に別れを告げ階段を登り上部に出る。そこはブナ林の別世界。まだ紅葉は始まっていないが一面の林、イメージ通りの世界だった。足元は程よい湿りの落ち葉で覆われ、木の幹は茸にまとわれ着かれている。

素晴らしい道だ。思わず木の幹に抱きつきその水音を聞く。しばらく小雨の中の道を歩き、空気を堪能する。イメージ通りで大満足。ここはこれ以上人が増えなくてもいい、と勝手に我が儘を思う。

20分~30分ほど林間散歩を楽しみ、いくつかの池を通り過ぎ、名水のほとりに出て散歩終了。


時間を忘れる青い池だ

点在する池

きのこに覆われる林

どこまでも広がるブナ林

名水の畔に出てきた

絢爛・東北紅葉大盛り旅絢爛(5)五能線

2019-11-17 00:43:56 | 行ってきました

曇り空の日本海




秋田犬、なまはげ、竿燈が勢揃い

二日目は秋田から出発。駅には秋田を代表する秋田犬、なまはげ、竿燈のお見送り。農業高校の物産展もあり、街を上げて集客に努めていることがよく分かる。

駅のホームにも、車両のペイントにも、五能線を主役にしようとの意図が見られ、涙ぐましい。窓の外は小雨交じりだが、少し明るく日本海らしい風情を漂わす。乗客は半分もいないが、中に頭の天辺からキーキー声を出す女性がいて興を削がれた。

この人が引っ切り無しに喋るので煩い。NBAでプレーした田臥の出身地、能代では長時間停車し、ホームで特産の葱の試食(甘かった)、バスケットボールの試投(やってみたがあえなく届かず)などに挑戦。派手ではないがなにか温かいもてなしを感じる。

列車がホームを出るときは駅員が総出で手を振り見送ってくれる。もちろん駅長も。海岸線の絶景ポイントでは、列車はスピードを緩め、ゆったりとすすむ。12湖駅で待つ息子の車で、白神山地12湖駅へと向かう。


ホームの記念表示

列車到着

車内は空いていた

牛タン弁当はまずまず

能代は木材の街でもある

駅長自らお見送り

荒涼とした日本海

絢爛・東北紅葉大盛り旅絢爛(3)黒湯温泉

2019-11-15 04:25:46 | 行ってきました

紅葉が始まっている


河原から湯気が

湯治棟

噴き出すお湯

食事の後、腹ごなしに鶴の湯の隣、黒湯温泉に立ち寄った。と言ってもお湯には入らず、見学だけだったが。息子は入ってもいいようなことを言っていたが、酒も少し入っていたので遠慮した。

ここは、一層湯治色が強く、挨拶を交わす職員の人も長逗留を前提としたような応対をする。河原から濛々と湯気が立ち、湯量の豊富さを想像させる。

湯治棟、食堂など完備し、湯治体制は万全である。ここらあたりではこんな温泉が至るところにあるんだろうなあ。中部地方ではあんまり見ない、素朴な風情になんとなく感動を禁じ得なかった。



お湯棟

設備も整っている

観光客向けの表示

紅葉は確実に始まっていた
ブナ林現る

山も色づく

絢爛・東北紅葉大盛り旅(1)

2019-11-13 01:42:23 | 行ってきました

旅の始まりは盛岡

少し紅葉が始まったか

田代湖への分岐

旅の始まりは盛岡。東京から新幹線で一時間半足らず。駅付近は水害の跡などつゆほどもなく、皆元気に行き交っている。ここからレンタカーでスタート。

暖かい日が続いたせいか窓の外はまだ青々として、紅葉の気配がない。少しはやまったかと逡巡しながら、在来線(新幹線と共用)沿線をゆく。空は曇り空だがまずまず。

山道に入り、少し色づいてきたなあと思ったら、本日第一目標地・乳頭温泉秘湯鶴の湯。早速門を潜り湯船に飛び込む。上がって説明を聞いたらここは混浴だそうだ。そういえば女性も端の方にいたような気もする。

鄙びた湯治場の雰囲気が残るが、ここはまだ観光客が多く、この先は更に鄙びてくるという。乳白色の柔らかい湯で、浅い砂利の底から湯が吹き出てくる。温めの湯が気持ち良い。露天風呂にゆったり浸かって、仕上げにもう一箇所屋内の湯船に入り、体を十分温めて出た。


看板がお出迎え

秘湯だそうだ、

到着

何故か小さな部屋が並ぶ

湯治場の名残か