遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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白過ぎ?城

2015-05-29 08:37:26 | 行ってきました
さすが世界遺産

同年会の2日目は姫路城であった。2時間以上の滞在時間を取り、ゆったりと見学できた。

姫路城を訪ねるのは3度目である。前回は平成の大修理がすでに始まっていて、工事中の足場などが組み立てられていて景色は台無しだった。

世界遺産登録後は勿論初めてだが、さすがに人が多い。一日約1万人の観光客だそうだ。下から見上げると平地の上に優美に聳える姿は実に美しい。新緑の木々の上に覗く天守は真っ白で白無垢姿の花嫁のようだ。御多分にもれず中国人観光客、欧米人など、外国籍らしい人が多いのはやはり円安のお陰なのだろうか。
それにしても小天守や数多くの櫓、漆喰塀に囲まれ多大天守閣は堂々としていて美しい。

 天守からの眺め

外壁は勿論だが、瓦も漆喰で固めてあり真っ白だ。別名白鷺城と言われているのだが、大修理で真っ白になったので「白過ぎ城」と言われるほどである。TV暴れん坊将軍のタイトルバックに出てくる江戸城は実はここだそうだ。あまりに白すぎて以前とは別物みたいだ。1年もすれば隣の小天守のように落ち着いた色合いになるそうだ。

 いよいよ登城
 途中の門
 武具かけも沢山あった

改めて中を登ってみると外側の優美な姿とは打って変わって、無骨な戦いの場としての備えが至るところに散見される。大黒柱は2尺ほどもある大きな材木である。石落しや、鉄砲狭間、武具かけ、武者隠し、などなど。このコントラストも面白い。

もう一つの発見。番町皿屋敷の怪談、陰謀事件の「お菊井戸」が場内にあるが、あの事件は江戸元禄時代ではなく、関ヶ原の戦い約百年前の1500年前後のことだそうだ。



スケールといい、姿といい、建造物と云い世界文化遺産に相応しい姫路城であった。

石垣連なる城址

2015-05-28 17:43:21 | 行ってきました
同年会旅行のバスの中
 城址への登道
 説明をするボランテイアガイド
 大手門虎口へと登る

石垣城址

日本のマチュピチュと言われるようになって、急に人気の出た但馬竹田城へ、同年会の年一回の旅で訪れた。刈谷を朝7:30に出発し、バスの中で弁当の昼食をとって午後2時位に到着という、やや強行軍だった。
バス、タクシー乗降場から800m徒歩で坂を登って、大手門虎口へ着く。少し息が切れたが、おかげでありがた味がわいた。標高350mくらいの小高い山で、幾重にも石垣がめぐらされ、日本のマチュピチと言えないこともない。

ボランテイアガイドの足立(安達?)さんの案内で、大手門、北千畳、三の丸、二の丸、天守台、南千畳と回る。そういえばここは高倉健の「あなたへ」の撮影箇所だった。また角川映画の「天と地と」舞台ともなったらしい。その時にはわずか10ヶ月の撮影のために、天守閣を建設したともいう。今はかなりの人気が出たので、そんなことは許されないだろうが、しかし山城としてはかなり広大な地形である。

 3の丸跡
 天守閣跡
 南千畳を望む

中国、山陰道、山陽道の要として山名氏、太田垣氏、赤松氏、豊臣秀長、などが城主となってこの地を支配し始めたが、関ヶ原の戦い以後、生野銀山が直轄地となり、代官支配下となる。
今は石垣しか残っていないが、吹き渡る風に歴代のこの地を守った城主の哀れさが滲むようであった。

ここが一躍有名になった、朝霧に浮かぶ天空の城は反対側の小高い山からの景色らしいが、午後の日差しに照らされた石垣は、それだけでも武士(もののふ)の戦いの様子が偲ばれるようだ。

 幾重にも城壁は重なる

ジムニー本番

2015-05-25 00:26:45 | 登山・ハイキング
出発点 桜平の案内図

ジムニーを購入したのは、4年ほど前に硫黄岳登山道の入口、桜平へクラウンで訪れた際、未舗装の林道の凸凹がひどく、車の腹を擦ってしまったのがきっかけである。ところが、購入してから3年目を迎えた今日まで桜平へは一度も行っていない。最近山歩きに勤しんでいる長男が遊びに来た折に、桜平から夏沢峠まで行くことにした。

好天の土曜日、愛車を駆って林道に入ると次第に凸凹がひどくなり、サスペンションの硬いジムニーは忠実にそれに反応する。学生時代地質調査で山道に慣れているはずの長男の運転で、慎重に進むが、前後より左右にローリングがひどい。この道をクラウンで来たのか、とかっての自分の無謀さに呆れる。しかしジムニーは軽ながら車高は高く、馬力も十分である。腹を擦ることも、前後のバンバーなどが当たることもない。本当にこの程度の道には最適の車である。林道を進むこと30分、桜平の駐車場に到着。すでに4~50台の車が駐車してあるが、そこは軽のジムニー、ちいさなスペースを見つけて駐車OK。ここまででジムニーの性能テストは極めて好成績で終了。新緑の峠を目指して進む。

 オーレン小屋
 夏沢峠からの展望
 ヒュッテ夏沢(右)山彦荘(左) 背景は硫黄岳爆裂火口

さわやかな微風の中出発。沢沿いに夏沢鉱泉、オーレン小屋へと進む。遠くにぼんやり見えるのは北アルプスか。雪に山頂が輝いている。小屋に近づくにつれ、雪が少しずつ道にも現れ、のんびり登る我々のペースは、コースガイドの時間の1、5倍にもなった。
夏沢鉱泉小屋は水力、太陽光、風力と3ッツの電源で発電、オーレン小屋も小規模水力発電を沢筋で行っている。前政権の当時の援助で行い始めたのだろう。蓼科山系は水が豊富である。

オーレン小屋からは雪が多くなり、よく踏まれている道は、記憶していたよりはるかに緩やかな傾斜で夏沢峠に到着。硫黄岳の爆裂火口を仰ぎ見ながら、昼食。今回は急傾斜を警戒して山コーヒーの準備をしてこなかったが、長男が持ってきたコンロで味噌汁、紅茶を喫す。暖かいものはお腹に優しい。お昼を過ぎたので、店じまいをして帰途についた。このような天候ならば、小満の頃の山は最高である。今回は女性の登山者が殊の外多かった印象である。

 オーレン小屋から上のロープにかけられている注意書きが笑える

小満の頃

2015-05-24 06:06:21 | 雑感
 小梨?の白き花々
 庭先に咲く可憐な花々

五月もたけなわになってきました。二十四節気は小満。この頃マスコミでちょくちょく取り上げられるようになってきた言葉です。

いのちが次第に満ち満ちていく頃のこと。このころ草木も花々も、鳥も虫も獣も、人も日を浴びて輝く季節です。旧暦の4月、「木の葉採り月」という別名もあるそうです。蚕の餌である桑の葉を摘む頃を意味しています。

散歩で家の周りを歩くと、木々の緑がまさに燃え立つように輝いています。濃淡様々ですが、陽に透かした透明な緑は燃え立つようで、生命の息吹を感じさせます。
軒先の足元に、昨年近所の人に分けていただいた草花がひょっこり花を付けていました。名前も忘れてしまった花なのですが、いずれも釣鐘型で可憐に咲いています。

様々な緑に混じって、大きな木が白い花を付けていたので、散歩の途中、訊いてみたら「小梨」ではないかと教えてくれました。来週上高地にいきますので、確かめてこようと思います。

尤も、調子に乗って少し山歩きをしたら、腰や手足のふしぶしが張ってきました。年寄りの冷や水でしょうか。それでも、春は何かしら心が浮き立つ季節です。

 習作 沢筋や群れ咲く小梨の白き精  夏到来彼方に響く鳥の声

主役の交代

2015-05-22 08:55:13 | 雑感


 槻の池

春が一足飛びに夏になってきたような季節の移ろいです。それでも此処は高原らしいさわやかな毎日です。最近は晴れの日が多く散歩にも最適である。

山小屋から30分ほどの槻の池へ出かけた。ゴルフ場に隣接するこの人工の池は簡単な幼児向け遊具を備え、トラウトやイワナなどが放流してあり、釣り堀として愛好家が通っている。

この別荘地も定住する人が増えたせいか、いつも、誰かが釣り糸を垂れたり、ルアーを操っている。この池から更に10分ほど入ったところに私達が「魁夷の池」と呼んでいる東山魁夷の絵に出てきそうな池に出る。

ここは本当は「小段の池」というそうだが何時来ても水は緑、白樺の幹は白く、湖面に景色が映って静かである。気がつけば鴬の声のはるか向こうから、カッコウの声が聞こえる。春から初夏へ主役が変わってきたか。周りによく響くカッコウの声を聞きながらの散歩はとても気分が良い。

帰り道、振り返れば阿弥陀岳の西面がすっかり雪を消して、夏の装いで聳えていた。


 小段の池
 阿弥陀岳の勇姿


八ヶ岳倶楽部からまきば公園へ

2015-05-18 02:43:15 | 行ってきました
 明るい遊歩道

快晴の一日、八ヶ岳倶楽部から中止の滝、吐竜の滝経由県営牧場、まきば公園へのハイキングに出かけた。初夏の暖かい日差しの中元気に出発した。日曜日とあって八ヶ岳倶楽部は混雑していたがそれを尻目に脇の熊笹の道を歩き始めた。

やや下り気味に道をたどり沢に出る。中止の滝は水が枯れ姿がなかったがその沢筋の堰堤を越えた当りから、踏み跡が不確かになり道を探すのに苦労し始める。落ち葉に隠された道を迷いながらも小尾根に出たところに標識が経っておりやっと確かな踏み跡に出た。

緩やかな登りを続け、県営牧場の柵へとでる。少し回りこむと、牧場を横断できる通路があり、そこから富士山や南アルプス、反対側には八ヶ岳がくっきりと姿を現す。そこを過ぎると今度は下りだ。

 八ヶ岳も威容を見せる(赤岳と編笠岳)
 富士山も薄っすらと聳える。
 牧場と八ヶ岳(天狗岳)
 整備された標識

沢音が聞こえる中、吐竜の滝へでる。なかなか立派な滝である。それまでは誰にも出会わなかったのだが、滝の前には10人程度の人がワイワイと賑やかに休んでいる。新緑の季節、見あげれば薄緑の葉が太陽に透かされて輝いている。これまでとは違って渓谷の道をたどる。

 吐竜の滝
 この滝は複数の滝だ
 見上げれば新緑に覆われている

小休止のあと渓谷沿いの道をまきば公園に向かう。沢筋は少し薄暗いが、空気はひんやりとして気持ちが良い。沢横の石でゴロゴロした道を辿るが少し登ったところで案内板があり、通行止めの掲示がある。

やむなく県営牧場への道を取る。少し登り牧場の柵に出る。そこからかなりの距離(時間にして50分位か)柵沿いに歩く。久しぶりの歩行のせいか緩やかな登りがしんどく感じる。そのため休憩を兼ねて途中でおにぎりを1個食す。10分ほどでまきば公園への合流点に到着。まきば公園下部では、テーブル席でコーヒータイム。ゆっくりコーヒーを沸かし、残りのおにぎりを食していたら、見知らぬおじさんが「もうすんだのですか」と話しかけてきた。何かと思えば目の前の大きな木が「山梨の木」で、例年は今頃が満開だそうである。今年はすっかり花の季節は終わっていたが、最盛期には真っ白な花が咲くそうだ。来年はGW明けに来てみよう。
コーヒーを味わい、残りの工程を楽しんで下る。行きには見えていた富士山も徐々に靄って来て見えなくなってきた。しかし八ヶ岳倶楽部までは新緑の中快適なハイキングコースで、無事帰着。
 谷沿いの岩だらけの道 再び県営牧場へ
 山コーヒーは美味い
 山梨の樹
 まきば公園

新緑の季節

2015-05-17 20:11:05 | 雑感
桂の新芽が美しい

72候は立夏末候、竹笋生ず(たけのこしょうず)旬の野菜は竹の子、魚介はアサリ、そういえば両方共とても美味しい。旬の兆しは「田水張る」。近頃は刈谷あたりでは連休に田植えが行われているが、こちら茅野市では正に「田水張る」そのままに田んぼには水が張られている。ここらあたりが旧暦の季節の動きにピッタリのようだ。

散歩をしてみると、木々の新芽が争って燃え盛っているように葉を出し、山全体が生き生きとしている。

下手な一句   十重二十重 燃える緑や 気が染まる

清々しい緑に囲まれ、散歩自体が本当に気持ちが良い。幸せな毎日である。 

作家の力量

2015-05-16 11:22:38 | 


宮部みゆき「荒神」朝日新聞出版 2914年刊

1999年直木賞受賞作家作品。東北(福島県あたりか)の小藩同士の小競り合いが続く元禄の時代、数奇な運命を持つ双子の兄妹を中に、
描かれる双方の藩の内情。歴史上は同じ藩だった両藩が、関ヶ原の戦いを境に藩の存続を巡って考えの相違が露呈し、徳川幕府の時代になり本藩、支藩の関係となる。

小競り合いの中、突如山の怪物が現れる。なんともつかみ所のない、動物とも恐竜ともつかぬ怪物だが、この共通の敵をめぐり両藩は交々の動きを見せる。単純に二藩が一致協力して怪物にあたる、という図式にしないところや、荒唐無稽と思える怪物の様相、行為、出自の由来など、それらしく描写しているのは、著者の力量だろう。主人公は怪物、二人の兄妹、だがこの騒動の解決も、いろいろな人間模様が絡まり、それほど簡単ではなかった。

何の関係もないが、ふと中国(怪物)日本、韓国(兄妹)を巡るアジア情勢を思い出した。こんな解決はゴメンだが、我々も複雑な関係にあることだけは間違いない。

ゴールデンウィークの植物

2015-05-13 14:19:38 | 雑感
 路傍にはためく鯉のぼり
 庭先の水仙 皆同じ方向を向いている
 ロープウエイで入笠湿原へ

ゴールデンウィークのこと。快晴が続き入笠湿原へ遊びにゆこうと衆議一決して出かけた。でかけに庭先を見ると水仙が一斉に同じ方向を向いて咲いている。なにか面白い。

前夜少し飲み過ぎ少々二日酔い気味である。身体も重く、ゴンドラで上に。パノラマスキー場はほとんど雪が消え、マウテンバイク愛好家の若者がゴンドラで上に上がっては林間コースを降りてきている。夏は遊んでいるコースやゴンドラの活用法としては目の付け所がいいのではないか。

ゴンドラリフトを降りて湿原方面に歩いてゆくと、カタクリ、ショウジョウバカマの群落に出会う。

 ゴンドラ降り場から勢い良く走りだすマウンテンバイク
 カタクリの群落
 ショウジョウバカマの群落

のんびり下ってゆくと入笠湿原だ。薄っすらと緑色になってきたがまだまだ茶色である。それでもミズバショウ、ザゼンソウが水が豊富なところに咲いていた。尾瀬ヶ原程の規模ではないがそれだけに可憐である。ミズバショウを愛でて帰ってきたら、下の駐車場の手前で紅葉している木に出会った。「出猩々」と名札がついており、珍しく春に紅葉している木である。山国の春は一斉に色々な花が咲く(出猩々は花ではないが)

 ミズバショウ
 ミズバショウの群落
 ザゼンソウ
 出猩々

こりゃ重症だ

2015-05-11 17:06:47 | 行ってきました
 満員のホームサイド
 単調な攻撃

10日の日曜日、豊田スタジアムにグランパスを応援に行った。J1、相手は川崎フロンターレ。グランパス10位に対し5位である。印象では格下かということだが、得点王の大久保が活躍する、試合巧者のチームだ。

試合開始直後から右サイドを攻められ、こちらの川又ー永井の看板左サイドにはなかなかボールが来ない。前回のナビスコカップ横浜戦よりは選手の動きが鈍いようにみえる。中盤から前に球が出ない。バックパスが多く攻めあぐねている。逆に川崎に右サイドを破られ高い位置でもみ合いが続く。守備は個々人は必死に守っているのだが、何か組織的ではないようだ。前半終了ギリギリで右からのセンタリングにもたもた対応しているうちに大久保に押し込まれて失点。

後半も同じような展開で、終了15分前くらいから少し動きが良くなってきたが、結局ノーゴール。0-1で負けた。横、バックパスが多く縦パスが少ない。パスを受けに走らない。スペースを活かす、作るという動きに欠ける。実力通りの得点だった。何かリスクを追って攻める、意図を感じさせる攻撃をしている感じを受けない。観客が歓声を上げる場面が少ない。ストレスを感じる試合だった。永井は俊足を武器にするだけでなく、長友の活発な動きを見習ったほうがいいと思う。

これではサポーターに見放されてしまうのではないかと心配する。
全般に基本からもう一度立て直したほうがいいのではないか。そうでなければ前途は暗い。横浜線もPKの一点だけだったので、かなりの重症のような気がする。

 フロンターレの元気の良い応援席