遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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凍える池巡り

2016-02-28 16:49:24 | 雑感
   沸き立つ雲を背の阿弥陀岳
   ひっそりと繋がれたボート
   遠く天狗岳が望まれる

24節気は雨水、雪が雨に変わる頃を表す。72候は雨水末候「草木萌え動く」。生命の息吹が外へ現れ始め草木が芽吹き始める頃の意。確かに日差しは何となく和らいできているようだが、ここら辺りはまだまだ寒く、空気は冷たい。

東京マラソンは気温が高く記録が少し落ちたとアナウンスしていたが、周りはまだまだ冬の装いだ。散歩も少し足を伸ばして、池巡りと洒落こんだ。まずは槻の池。広大な池は全面結氷。勿論フィッシングの人影もない。この池は湧き水があるのでそこだけ2箇所凍らず水が出ている。トラウトだろうか、魚影が見えた。遠くに天狗岳が池の氷面の向こうに顔を覗かせている。

    水路も結氷している
    小段の池も寒そうだ
    氷の表面に波型が

池に流れ込む小川も結氷していて、水は流れず、見た目は淡雪のような風情だがその実カチカチの氷である。夏は緑色の水と白樺の幹が美しい小段の池も勿論全面結氷。こちらは氷の表面がなぜか凸凹している。

2時間ほどかかって戻ってきて家の前の三角池へ来ると、ここは何故か頃の割れ目が走りミニ御神渡りのようである。そういえば今年は諏訪湖の御神渡りの話を聞かない。さほど寒さが厳しくないせいか。




阿弥陀岳4題

2016-02-25 15:19:01 | 雑感
    

散歩のスタートは阿弥陀岳、権現岳を展望して始まる。この4枚はいずれも違う日に写したものである。いずれも晴れた日に撮ったものである。

八ヶ岳の主峰赤岳はこの阿弥陀岳の陰になり見えないが、いつ見てもこの山は堂々としていて見事である。時間により光の加減が若干違っているが、雪をかぶっている2800m近い山の頂は見飽きない。

清里近郊へ

2016-02-24 01:06:33 | 行ってきました

小海線清里のホーム
    2両編成の列車到着
    2列と1列の座席が並ぶローカル列車
   駅の標高を示す看板

好天に誘われ近郊を歩こうと清里へ向かった。甲斐大泉に車を置き、次の清里までひと駅電車に乗り大泉へ戻ってくるというコースだ。鄙びた大泉の駅前に幸い駐車場があり、そこに車をおいて小海線に乗る。扉がボタン手動のローカル列車だ。2両編成。社内のボックスシートは左右で幅が違い左側は4人掛け、右側は2人掛けとなっており面白い。

意外に乗客は7割方乗っているが、その半分は清里で下車する。シーズンオフとはいえ清里人気は捨てがたい。夏の人気駅らしく、ホームには色々な標識が設置されている。標高を示す杭、絵が書かれている駅名標示、鉄道駅ベスト標高10の案内板などなど。

    モダンな駅舎
    観光案内所方面
    甲斐大泉方面
    集落を抜けるといきなり・・・。

駅前で例によって観光案内所を探しガイドを受ける。さすが案内の応対に出てくれた人はよく道をご存知で、冬季通行止めや、歩道のない道を地図上で示してくれる。駅前は駅舎を始め小洒落た西洋風な建物が並び、いかにも若い女性に好かれそうな雰囲気を漂わせている。プチホテル、ペンションが立ち並ぶ一体を過ぎると,NHKの朝ドラ「花子とアンロケ地」の看板が出ていたが、我々の行く道とは方向が違うのでやり過ごす。甲府の田舎、学校、東京、どの時代のシーンの撮影に使ったのだろうか。

    整備された歩道
    八ヶ岳をバックに
    八ヶ岳高原大橋と南アルプス
    何時見ても秀麗な富士山

とにあれ集落を抜け、別荘地も抜け、メイン道路脇の歩道をでしばらくすると、いきなり八ヶ岳が眼前に現れる。道路の伸びる方向左手には南アルプス甲斐駒ケ岳、北岳?が聳える。ただこちらは少し逆光気味で影が薄い。八ヶ岳の堂々とした迫力は圧巻である。メイン道路の脇の歩道はよく整備されていて雪もほとんど残っていない。ただ歩いているのは私達だけである。夏の賑わいが偲ばれる。少し下って八ヶ岳高原大橋に出る。ここも絶景。歳をとって高所恐怖症が出てきたのか、橋の上の歩道を歩いていても下を覗くと「ヒヤッ」とする。左手に富士山が見えてきた。山梨側からは宝永山の出っ張りが出ないのでシンメトリックに一層端正な姿である。

この橋を渡れば行程の2/3は過ぎて、産直市場やバス立ち寄り所を過ぎ、大泉駅方向へ上る。少し風がある中日差しはほんのり温かく、静かな散歩道をのんびり歩いて駅駐車場に到着。2時間弱の行程であった。

    八ヶ岳の懐にいだかれて

趣向を変えては見たが

2016-02-23 06:43:34 | 


佐伯泰英「たそがれ歌麿」新・古着屋騒兵衛 第九巻 新潮文庫

手堅いファン層をとらえた佐伯泰英の時代劇シリーズ物。この作品で時代物は200巻を越えたという。今回は派手な対決シーンはない。従って剣を交えることも殆ど無いのだが、それでも一定の筆力で読ませるのは、日常会話や生活描写がよく練られているせいなのだろう。

両国の大江戸博物館を観覧した折、江戸時代は我々の考える以上に科学技術は進んでいたことや、日情の組社会が隅々まで入り込んでいたことを感じた。そんな背景を筆者はよく研究しているのだろう。

この巻は絶頂期を越えた浮世絵師の歌麿を登場させ、彼が描く浮世絵が問題を起こしかける。その問題を解決すべく主人公及び一族が活躍する。という筋立てである。前段には江戸を襲った大型台風によって街中に被害が及びその復旧に一族が奮闘しながらも、ちゃっかり隠し普請をするというおまけも付いているが、いつもどおりの見えぬ敵との武闘という筋立てではマンネリ化してきたのを作者も感じているのだろう。

本編を読み終えてふと唐突に、この時代物シリーズに入る前のスペインを舞台にした作品が懐かしくなってきた。スケールもあり武闘描写にも長けた現代シリーズがまた出ないものか。

輝く峰

2016-02-22 06:17:38 | 雑感
    

寒さも和らぎ、晴れてきたので早速散歩に出かける。この別荘地内を歩くのはなんだか久しぶりだ。雪は道路上はほとんど溶けて道端に除けられたものが残っている程度だ。それでも溶け出した雪が石や舗装道路の上に来ると凍って滑る。坂道で油断をしていたら氷に足を取られ転んでしまった。

つくづく足腰が弱ってきたなと感じるがこれに懲りず散歩を続けないとますます弱ってくるだろう。見上げれば空はいよいよ青く、八ヶ岳はくっきりと聳える。雪を纏った山頂は薄く雪煙を上げているようにも見える。

若い頃は挑戦意欲を持って眺めていた銀嶺も、今はひたすら眩しく綺麗なものだと感じる日々である。

こんな日は歩いていても気持ちが良い。

春の雪

2016-02-21 16:04:05 | 雑感
  

寒の戻りというのか、三寒四温というのか、寒い日と暖かい日が交互に続く。朝から暗いなあと思っていたら霧が出ておまけに雪に変わった。寒さはそれほどではないので時折みぞれになったりする。

春の雪らしくひとひらが大きい、いわゆる牡丹雪だ。音もなく天から落ちてくる。雪は周りの音を吸収するのだろうか。本当に静かになる。無音の世界だ。ただ温度が高いのでほとんど積もらずデッキの上で溶けてしまう。

こんな日は外にも出ず、ストーブを焚いて本でも読むことにしよう。 

絶景の安曇野

2016-02-20 10:53:01 | 行ってきました
    中央道で安曇野インターへ
    常念岳がくっきり
    後立山連峰は真っ白だ

寒さで家に閉じ籠もってばかりいて身体もなまってきている。好天の折安曇野へ散歩に行こうと思い立ち昼近くに家を出た。高速中央道から見る北アルプスは、青空を背景にっきりと聳えている。天気が良いというだけで何となく気持ちが浮き立つ。

安曇野インター(豊科ICが昨年名称変更となった)で降り、大糸線穂高駅前の観光案内所に向かう。ここで市内観光地図と見どころ、駐車場などを教えていただく。今回は雪も残っているので、山に近い方の有明山神社や鬼の岩屋は次の機会にして、安曇野の平野からの北アルプスと道祖神めぐりをすることにした。

   遷宮したばかりの穂高神社
   本殿脇の薦被り
   堂々とした本殿

穂高神社近くの駐車場に車を置き、まずは本殿参拝。前回来た折には工事中だったが、今回は木の香も新しい本殿、神楽殿が勢揃いし静かに雪の中に立っていた。そこから市街地を抜けて田んぼの中をわさび園方面に向かう。やがて本陣等々力屋前の東光寺手前で初めての道祖神に出会う。祝言という名前がついている。東光寺の門前と境内にも「握手」子育て」道祖神があった。

   祝言
   握手
   子育て

その集落を抜けて田んぼの中へ出ると、北アルプスが一層堂々と聳える。目の前は常念岳、すぐ横は蝶ヶ岳そして遥か彼方には鹿島槍を筆頭に後立山連峰が連なる。正に大パノラマだ。川を渡りわさび園に着く。シーズンオフで流石に観光バスは一台も泊まっておらず、売店も閑散ロしていた。夏場の賑わいがウソのように静まり返っている。

   常念岳の吊尾根
   後立山連峰の峰々
   冬のわさび園

わさび園を後にして風の中を再び駅方面に戻る。かぜは7~8mだが、身を切るほど冷たくはなく、鳶が逆らって飛ぶには少し強いといった程度だ。春を感じさせるほど暖かくはないが震えるほどは冷たくもないといった微妙な温度の風を受けながら再び道祖神めぐりをしながら帰途につく。今度はアルプスに向かって大パノラマを見ながらの田圃道だ。

帰途松本近くの行列のできるおやき屋さんへ立ち寄り、遅い昼飯代わりに二つほど食し満足して帰った。気持ちの良いハイキングだった。

なお本日は新しいカメラの使い始めである。写真が綺麗だと思っていただければ幸いです。

   大パノラマの北アルプス
   道祖神の数々


山寒し

2016-02-17 11:03:42 | 雑感
   西岳に陽があたり雲の下で輝く
   左蓼科山 右縞枯山
    八ヶ岳も寒そうである 左阿弥陀岳 右権現岳

暦の上では立春、72候は末候「魚氷に上る」=湖の氷が割れ魚の跳ね上がる頃、だそうだ。そういえば先日諏訪湖畔を通った時、岸辺に薄氷が張っている中でワカサギ釣りをしている人がいた。ほぼ竿を上げるたびに小さな魚が付いてきており、入れ食い状態だった。釣り落とした魚が氷の上に落ちて並んでいるのが目を引いた。

近くの(と言っても10kmくらい離れているが)スーパーの駐車場から見た八ヶ岳は雲の下でかろうじて夕陽に照り映えていたが、黒雲の影と切れ目の夕陽でまだらになって綺麗な景色であった。しかし寒さは厳しく今にも雪が降ってきそうな冷たさである。春はまだ遠い先のように思える。

2016-02-14 09:54:46 | 雑感


この週末、忙しい勤務の合間を縫って長男が山に遊びに来た。金曜日一日休暇をとって4連休にしてである。来た折には前日の飲み会で二日酔いだ、と言いながら、ややボーっとしていたが、夕食の席からは平常通り。

まあこの4日間連日夜にはよく飲んだ。最後の夜はひれ酒にしようと、ふぐヒレと燗酒を調達し宴となった。

居酒屋メニューの得意な家人と何かと賑やかな長男が揃えば宴はいやがおうにも盛り上がる。用意された結構な量のツマミをすっかり平らげ、席を移して締めのハイボールを楽しむ。

70を越えた親のご機嫌伺いにこまめに出掛けて来る息子に感謝している。次男を含め良い息子に恵まれたものだ。


斑雪

2016-02-13 11:20:01 | グルメ


斑雪=まだらゆき、又は「はだれゆき」と読む。昨日高遠城址にある、碧梧桐の歌碑を見て得た知識の受け売りである。

山に着いて見たら、今年は雪が少なく正に斑雪になっている。林の中は下草が出て、雪は所々にしか残っていない。昨年とは大違いである。例年なら屋根から落ちてきた雪で入口のあたりは1m50cm近く積もっているのに、今年は何事も無く難なく入れた。軒下でも30Cmくらいである。おまけに本日は3月下旬並みに暖かく、過ごしやすい。欲を言えば空模様が雨含みなので、行動ができにくいのが残念だ。

この小屋あたりの別荘地には意外に人が来ていて、車が止まっているし、散歩に出てくる人も多い。年寄りばかりではないのでリタイア-した人とは限らないのだろう。一体この現象をどう解釈したらいいのだろう。