遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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さぶ

2012-08-24 11:17:28 | ミササガ市(カナダ)訪問


山本周五郎「さぶ」新潮文庫

傑作である。周五郎作品の特徴、ちょっと癖のある登場人物が人生を全うしてゆく姿を描く。

この作品は題名の「さぶ」に焦点を当てるというより、相棒の栄二を描きながらさぶの生き方を浮き上がらせるという手法を使っている。本来著者が描かない、男前で、賢く,喧嘩にも強いという人物が、無実の罪に問われ、人足寄場に放り込まれてて色々な経験をする中で、視野が広がり、寛容になってゆくという過程を描いている。登場人物の性格、行動描写が的確で流石と思わせる。

人間の弱さと強さを描き分け、地道に努力し続ける事が最終的には実を結ぶ、という先に読んだ「ながい坂」と同じ生き方を主張している。勿論単純なお説教ではなく、色々な癖のある登場人物が交差してストーリーを盛り上げる。この物語は何故かリズムの良さを感じさせ、ワクワクさせるような筋の運びである。

不器用な人間が、迷うことなく己の持ち分を全うしてゆくことを、応援してくれるような、著者の暖かさを感じた。

著者の山本周五郎自身が狷介な性格だ、と巻末の解説に記されているが、登場人物の的確な人物描写はそんな性格から生み出されたのであろうか。

お薦めの一冊である。

カナダ・ミササガ市のホームステイ先への手紙

2006-10-16 18:48:41 | ミササガ市(カナダ)訪問


Dear Fred & Kathy

元気ですか?Kathyの健康はいかがですか?

早いもので、ミササガに行ってから、もう3ヶ月になりました。
当時のことを懐かしく思い出しています。
FredもKathyも、息子さんたちも元気でしょうか?

日本は今、秋です。

カナダも国旗になっているような楓が色づいていますか?

あと3週間くらいすると日本の山々は赤や黄色の紅葉で、
全山美しく彩られます。
里もイチョウやもみじが色づき
それはそれはきれいな風景になります。

また、今は収穫の秋でもあります。

特に果物がおいしいです。
葡萄、梨、林檎、柿、栗など様々な果物がお店に並びます。
それぞれいろいろな品種があり、
葡萄も、梨も、林檎のなかでも様々な味が楽しめます。


日本に来るのは、桜の季節(4月)か新緑の初夏(5月)、
実りの秋(10月)が良いと思います。

ぜひおいでください。待っています。



追伸
写真は、近くの林で撮ったものです。
本格的な紅葉の前に、早くも色づいている葉です。
ファッションの世界で季節より少し早く装うことを
日本では「粋」と呼び、ひとつの価値を認めています。

丁度この写真の葉のように。


団長 おかもと かつひろ

刈谷市国際交流協会 < KIFA > サイトに訪問録

2006-08-18 10:28:00 | ミササガ市(カナダ)訪問
こんな知らせがきました。

> ミササガ市民団の皆さんへ
>
> こんにちは!長いお盆休みも、もう終盤ですね。
> ・・・でも、私はお盆休みはなかったので、毎日お仕事していましたよ。
>
> さて、大変遅くなってしまいましたが、私たちのミササガ訪問の様子を
> 協会ホームページに掲載しました!やっと!
> よろしければ、皆さん一度見てみてくださいね。
> お友達やお知り合いの方にもぜひ教えてあげてください!!

以下から見れますのでぜひどうぞ。
http://www.katch.ne.jp/~kokusai/

お盆中に更新していただいた事務局のKさん、ありがとうございます。

体験談

2006-07-28 12:32:03 | ミササガ市(カナダ)訪問
7/4~7/12の刈谷市ミササガ市民派遣を終えて、
最も印象に残ったのは、受け入れていただいた、
ミササガ市、ミササガ市国際友好協会、ホストファミリー、
他関係者の皆さんの本当に心のこもった歓待でした。

ホストファミリーとの対面式から始まった
6日間にわたる公式行事のプログラムも良く考えられていて、
市民との交流、カナダ、ミササガ市の認識を深める見学、
記念セレモニーなどメリハリが利いていました。
そしてほとんどの行事に、ホストファミリーが同行してくれ、
何くれとなく面倒を見ていただき、また他の参加者を紹介してくれるなど、
細やかな心遣いに感激しました。

本来こうしたホスピタリテイは、
日本人、特に三河の人間の特性かと思っていたのですが、
隅々まで行き届いた配慮に感動しました。

あまりに行き届いていたので、ある団員などは
 「ちょっとやりすぎではないか。
 こんなに歓待されると、今度刈谷に来たときに困ってしまう。」
などと冗談を言っていた程でした。


たとえば、夕食会、ランチレセプション、パーテイの席では、
いろいろな人から、さまざまなプレゼントを次々と頂きます。

カナダ国旗であったり、メダルであったり、飴玉であったり、クッキーであったり。

高価なものではないのですが、ニコニコ笑って話しかけてきて、
「どうぞ」と差し出すのです。

物をあげるのが目的ではなく、会話のきっかけつくりだと思うのですが、
みんな楽しもう、ジョークを言い合おうという精神にあふれ、
実に楽しい思いをします。

われわれが今度刈谷に彼らを迎えたときには、
物質的な豊かさより、こうした楽しさを心がけたほうがいいと強く感じました。


お別れパーテイで、

 「一方的に歓迎されるだけの関係は長続きしない。
 三河には『行ったり、かやーたり』という言葉がる。
 だからぜひ近いうちに日本に来てくれ。皆さんを歓迎する」

と申し上げてきました。


・・・・・


出発前に心配したメンバーとホストファミリーとの相性、
メンバー間の意志の疎通(団員の団結)もなんら心配なく、
和気藹々で行事をこなすことが出来ました。

出発前、刈谷でよさこい踊りをはじめ、
みんなで練習をしたことがとても良かったと思います。

また、随行をしてくれた、国際交流協会職員、市生活安全課の職員が、
いろいろな手配を文字通り走り回ってしてくれ、
大きなトラブルを未然に防いでくれたことも、陰の力として見逃せません。

若い人はさすがに適応力があり、すぐにホストファミリーと親しくなりましたし、
年配の方も落ち着いた対応で大変スムーズでした。

お琴の運搬や三味線の機内持込ですこし障害があったり、
若い人の健康に若干気遣い(寒気がする程度)が要りましたが、
終わってみればそれも楽しい思い出です。


私自身のホストファミリーもずいぶん気を配ってくれました。
朝起きるとすぐ、昨日は眠れたか、飲み物は要らぬか、腹は減っていないか、
シャワーはどうか、暑い日になりそうだからプールで泳ぐか、
今日はワールドカップの試合があるぞ、、、
などと矢継ぎ早に話をしてくれます。

こちらは英語が話せませんので、イエス、ノー、サンキュウーくらいで
何でもすませてしまいます。

夜中にパソコンで仕事をしていたら、
黙ってミネラルウォーターを運んできてくれました。
午前0時30分くらいのことです。ご夫婦とも温かい人でした。


そうそう。
ミササガ市役所の近くのホテルへメールをつなげに行ったとき、
刈谷の議長、市長、国際交流協会会長と一緒になり、
朝食をとりながら話が出来たことも楽しい思い出になりました。

議長には「俺はもう帰るから、これをみんなでどうぞ」といわれて、
日本の酢昆布とグリーンティをいただき、帰りのバスの中でみんなで食べました。

ご馳走様でした。


・・・・・


総じて刈谷市民とミササガ市民との親善交流は、
公演(パフォーマンス)、パーテイー、ホストファミリーとの交流
を通じて出来たのではないかと思います。

ただひとつ残念だったのは、立派な野外ステージでも公演をしたのですが、
そのときだけ観客が少なかったことです。

新聞広告、CATVなどで告知をしたとのことですが、
内容がミササガ市民に十分伝わっていなかったのでは、と悔やまれます。

私たちがあらかじめ知っていたのなら
 「日本独特の音楽が楽しめます!
 エキゾチックな音色、ファンタスティックなコスチューム、
 リズミカルなダンス、ちょっとコミカルなマジックが、
 はるばる日本・刈谷から皆さんに会いにきました!」
とでもPRしてもらったのですが。



私は「旅はどこへ行くか、より、誰と行くかで楽しさが決まる」
と信じています。今回は観光旅行ではありませんでしたが、
それにしても、メンバーが良かったのと、
市当局、刈谷市国際交流協会、家族の皆さん、
そのほか旅行社はじめ関係者の方々のおかげで、
大変楽しく、有意義な旅になりました。



本当にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。


(ご紹介)お礼のメール

2006-07-18 15:54:52 | ミササガ市(カナダ)訪問
「ミササガ市」-「刈谷市」 姉妹都市 提携25周年 親善使節団派遣
を受け入れて頂いたお礼のメールをお送りしました。
(*ミササガ市=カナダ・オンタリオ州にある人口70万の都市)


・・・・・

ミササガ国際友好協会、ホストファミリー、その他関係の方々、
ありがとうございました。

私たちはミササガに滞在した6日間に、
皆様からいただいた好意とお世話に対し、
大変喜んでいますし、感動を覚えています。
生涯いつまでもすばらしい思い出として残るでしょう。

組んでいただいたスケジュール、プログラムもまさに親善・友好を深めるもので、
私たちは十分楽しむことができました。
もし世界中でこのような交流が行われたならば、
世界はきっと平和を保つことができるだろう、と思うほどです。

しかしこのように、一方的に厚意をいただくだけの関係は、
長続きしないことを私はビジネスマンとして知っていますし、
派遣団のメンバーもそれは良いマナーとは考えておりません。

この6日間の体験を生かすのは、私たちが皆様からいただいた、
素敵な笑顔、親切な行為、陽気な行動、心配りを、
他の人たちに示すことだと思っています。
そしてもっともそれを生かすことができるのは、
皆様が今度は刈谷においでになった時、
そのお返しをすることだろうと思います。

私たちの故郷の古い言葉に「いったり、かやーたり」(行ったり、返したり)
と言う言葉があります。絆を深めるには交流し、受けた恩義はお返しをする
という意味でしょう。
私たちはいまでもこの言葉を信じています。

皆様どうか近いうちに、刈谷へおいでください。
ミササガ・カナダも良いところですが、刈谷・日本も良いところです。
自然は美しく、人情も厚いところです。
今回お世話になった皆で歓迎いたします。そしてこれがまた、
ミササガ市と刈谷市の一層の親善交流になるとおもいます。

お陰さまで、私たちは自分たちの家族、知人、刈谷市国際交流協会の方々へ、
すばらしい思い出を持って帰ることができました。
本当にありがとうございました。
刈谷でまた会える日を楽しみにしております。



団長 岡本 戡紘

プレゼント責め

2006-07-18 15:46:07 | ミササガ市(カナダ)訪問
カナダへの親善交流派遣団から帰って、明日で丁度一週間。
やっと時差ぼけが解消してきました。

カナダで連日の歓迎行事、ホストファミリーの親切をうけ、
こんな交流を続ければ世界平和も達成できるのではないか、
と思うほどでした。(別項参照


向こうで感じたことは、やたらプレゼントをされたことです。

  • ミササガ市
  • 交流協会
  • ホストファミリー(今回は滞在はホテルではなくホームステイでした)
  • ライオンズクラブ
  • JUSTUSクラブ
  • その他歓迎行事参加メンバー


から、

  • 国旗
  • 帽子
  • バッジ
  • クッキー
  • 飴玉
  • 写真
  • 絵葉書
  • Tシャツ
  • はては市長のフィギュアー(80歳を超えるすごい市長さん(女性)なんですが)


などなど、高価なものではありませんが、
そのたびに挨拶を交わし、会話もはずみます。
そのきっかけつくりの道具といっても良いでしょう。

コミュニケーションを業とする私には、とても参考になる体験でした。


そして、いつも笑顔とジョークで接し、心遣いを言葉に表してくれます。
「察する」「慮る」「惻隠の情」の日本文化とは対極にあります。



しらずしらず、私もテンションが上がりましたが、
宴の後は少し疲れを感じました。


ミササガ市 親善交流派遣団 6日目

2006-07-09 13:09:50 | ミササガ市(カナダ)訪問
今のところ、団長としての仕事は順調です。

成田で、琴の積み込みについて行き違いがあり、
三味線の機内持込についてもちょっとした交渉がありましたが、
後者はおばさんパワーでのりきりました。

対面式の挨拶は和やかなものとなりました。


なんとか今日、公式行事は終わりました。


ミササガ市 親善交流派遣団 4日目

2006-07-07 20:40:41 | ミササガ市(カナダ)訪問

(↑ミササガ市の市章)


無事着いて4日目。


私のホームステイ先のホストファミリーはとても親切です。
FRED(68歳)、KATHEY(?歳)の二人きりで住んでいます。
男の子と女の子の2人の子供は既に独立して家庭を持っているそうで、
息子家族はは女男女、娘家族は女女と、5人の孫があるそうです。

どちらの子供かわかりませんが、
女の子二人がサッカーのユニフォームを着ている写真がありました。

サッカーは準決勝2試合とも見れました。



私は英語はほとんど喋れませんが、
なんとかコミュニケーションは取れています。

言葉は通じないけれども、彼らはものすごく親切で、

 腹は減っていないか?
 飲み物はいるか?
 シャワーを浴びるか?
 サッカーはどうか?

など、いろいろ聞いてくれます。

毎日の行事が多く、ゆっくりはできませんが、
二人ともとても思いやりがあり、快適です。

カナダ ミササガ市 親善交流派遣団

2006-07-04 05:13:17 | ミササガ市(カナダ)訪問
今、名古屋から東京へ向かう新幹線の中です。

先日はドイツへの訪問団の団長を拝命し、
しっかりサッカーを満喫(いや、仕事がメインですが)しましたが、
今回は我が地元 刈谷市と姉妹都市のミササガ市への親善交流派遣団の団長を拝命。

時差ボケが直ってきたところでまた海外です。



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今朝の出発式でのひとコマ。

市長、交流協会会長と挨拶が終わったところで、
司会の常務理事が「ではこれで出発式を終わります」と宣言。

「お!団長としての挨拶はしなくてもよいのか。ラッキー!」
「でもせっかく、挨拶の用意はしてきたのに・・・」

と、少し複雑な気持ちになると、すぐ他の事務局員が訂正し、結局元通りに。

これで堅苦しいセレモニーの雰囲気がほぐれ、よい出発式になりました。


なお、キャッチ(地元ケーブルテレビ)が取材に来ていましたので、
キャッチニュースも見てください。
カメラ目線で喋れませんでしたが・・・


では行ってきます。



■ミササガ市(英語)
http://www.mississauga.ca/