遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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ジャズバンド

2009-06-30 10:20:10 | 雑感

 ロータリークラブの今年度最終例会で、同好会のメンバーによるジャズの演奏があった。バンドを結成して5年目である。結成当時より数段にうまくなった。
徐々にメンバーが増えて、現在9名ほど。平均年齢は50代後半である。

 こういう懇親会でプロの楽団を招いて演奏を聞くときもあるが、観客が聞いているのは始めのうちだけで、あとは殆ど聞いていない。
ところが、この演奏は違う。みんな最後まで注目し、聞く方も一生懸命である。なんとなくはらはらしながら聞いている。最後は拍手大喝采である。メンバーの大部分は学生時代の経験者なので、なかなかののレベルである。いつかブルーノートで聞いたルパン3世バンドのような迫力はないが、純粋に演奏を楽しむと言った風情である。しかも全員顔見知りの演奏者なので、とても親しみが湧く。

今回で12回目の公演だそうだが、その陰には真剣な合同練習があると聞いた。皆経営者で忙しい人たちばかり(特に夜は)なのに、週1回程度集まって練習をするという。ビジネスの傍ら、こうした音楽に親しむというのは、脳の活性化にきっと良い影響があるのだろう。私たちも楽しめ、自分たちも楽しんでいる。演奏活動はますます盛んになっているようだ。

経済小説

2009-06-20 07:02:00 | 

 映画「ハゲタカ」を見た。日本の自動車メーカーの買収を巡る、アメリカ、中国ファンドの闘いがテーマだった。面白かったので、本屋で原作者真山仁の同名の文庫本「ハゲタカⅡ」を買って読んでみた。
NHK-TVでドラマ化されているので見られた方も多いと思う。(TVも映画も「ハゲタカⅡ」とは別の題材である)

 この本の内容は日本の名門企業、鈴紡(カネボウがモデル)、曙電気(富士通がモデル?)が舞台で、アメリカの複数のファンド、政府系金融機関、新興企業(キャノンがモデル)、銀行などが、いろいろな思惑から企業買収合戦を繰り広げるというものだ。

 現実の世界でほんの数年前、ホリエモンや村上ファンドがこうしたマネーゲームで一時期巨額の利益を上げていたのは耳に新しい。資本主義の最先端の部分だろう。

 しかし三河人の私から見ると、こうしたマネーゲーム(或いは企業の売買)でモノ作りを支配していいのだろうか?という素朴な疑問を持ってしまう。直接には付加価値を生まない金融機関が、付加価値を生むメーカーを支配するというのは健全だろうか?今回のリーマンブラザーズ,AIGなどの破綻もマネーゲームの延長線上にあるのではないか。

 堀江貴文や村上某の逮捕はこのことへの警告にはなったが、抜本的なルールの改正はなかった。とすれば、再発は防げないだろう。

 多分こんな事をいう私の頭の中は、依然として古くさい「士農工商」の秩序のままなのであろう。しかしこの秩序は、冷静に考えると、身分制度としてではなく、社会での重要性の順序としてみれば、現代にも生きてくるのではないか。徳川家康の知恵も捨てたものではない。

 小説はとても面白かった。思わず夜半の3時過ぎまで読みふけってしまったほどである。


話題の・・・。

2009-06-18 10:44:44 | 

今脚光を浴びている、クライバーンコンテスト優勝者辻井伸行のCDと、発売前
に増刷を決めた、村上春樹の小説1Q84を手に入れた。

私も相当な「ミーハー」である。従って、作品のできばえなどとても解説できる
身ではないので私の個人的な感想のみお伝えしたい。

1 辻井のピアノは素晴らしく楽しめた。全盲だと言うハンディなど、プラスの
意味でもマイナスの意味でも関係なく、演奏を楽しめた。努力(練習)と才能の
賜物だろう。ふと、訳も無く、大江光とのコラボなどやってみたら、と思ったり
した。きっと心が通じ合うのだろう。日本だけでなく、世界でも脚光を浴びると思う。

2 村上春樹の小説を読むのは初めてである。「ノルウエイの森」など著名作の
著者で、ノーベル文学賞の有力候補になったり、先日はイスラエルで文学賞受賞
の講演などで知り、かねて一度読んでみたいと思っていた。「1Q84」は大き
な書店ではずーと売り切れが続き、いつ入荷するか分からない「予約受付中」の表示ば
かり見ていたが、先日ふと立ち寄った金山駅の小さな書店に置いてあったのでと
りあえず購入した。まだBOOK1の半ばまでしか読んでいないが、思ったより
エンターテイメントに比重を置いている感じがする。ノーベル文学賞候補の重み、
哲学的な主張を少ししか感じられない(私の感性では感じられないのかも知れな
い)勿論ストーリー展開、描写力などは申し分ない。

両方とも楽しめたのは事実である。

ひさしぶりの・・・。

2009-06-09 12:33:28 | 雑感
 久しぶりに、会社の門脇の小花壇の草取りをした。
昨日外出の帰り、ふと見ると、玉龍芝の中に小さな紫の花が咲いているのを見つけた。
そのほかにも、かなりたくさんの雑草がはびこっている。数ヶ月ほったらかしていたからだ。

 梅雨前に取っておこうと、気軽に手がけたが、中々しぶとい。
特に周りのレンガやコンクリートの間から生えているのが、逞しい。
「ど根性草」といっていいくらいだ。
草取り前
草取り後

 それぞれは一生懸命生えているのに、と思いつつ一本一本抜き取る。昨年の11月ごろには知り合いの工場でも、「受注ゼロで、毎日草取りだった」という話を思い出す。建物の中からは印刷機の運転音が力強く聞こえる。我々はまだ恵まれているのか。

 向かって右の花壇が雑草が多く、左はさほどではない。日当たりのせいだ。
日当たりを景気とみると、好景気のときは雑草も生えやすく、不景気(日当たりの悪い)時は雑草が少ない(本業に徹することができる)などと感じてしまう。

いずれにしても、20分ほどでほぼ全部とりきることが出来た。掃除の後は何故か気持ちが良い。

ロコモティブ症候群

2009-06-08 16:33:09 | 講演録




今年のロータリークラブの会長は薬局の経営者である。話題に健康の話を取り上
げることが多い。

私の周りでも、健康の話、孫の話し、農業の話などが増えてきた。つくづく年代
を感じる。本日はロコモティブ症候群の話であった。

運動器症候群:ロコモティブ シンドローム(locomotive syndrome)とは
 日本整形外科学会が、2007年(平成19年)に、新たに提唱した。「ロコ
モ」の提唱には、「人間は運動器に支えられて生きている。運動器の健康には、
医学的評価と対策が重要であるということを日々意識してほしい」というメッセー
ジが込められています。
 2007年、日本は65歳以上の高齢者が22%になり、世界に先駆けて超高齢化社会を迎えています。それに伴って、支援、介護を必要とする人も、02年から06年までに1.7倍と急増し、440万人を超えています。75歳以上の高齢者での寝たきり、介護の主な原因は、運動器疾患が21.5%(転倒、骨折9.3%、関節疾患12.2%)を占めています(07年)。
今後さらに高齢化が進むことを考えますと、運動器疾患に対して、有効な手立て
を論ずることが緊要の課題であると提議している。

つまり、運動器の加齢にに伴う障害を予防するには、病名が付くほど状態が悪化
しているわけではないが、既に危険が高まっている状態を発見し、対策をとるこ
とが必要だと言っている。

その発見法は
1 片足立ちで靴が履けない
2 家の中で躓いたり、滑ったりする
3 階段を上がるのに手すりが必要になる
4 横断歩道を青信号で渡りきれない
5 15分くらい続けて歩けない
のうち一つでも該当すればこの症候群だと考えられます。
今日の日本では、寝たきりや、閉じこもりの療養人生を送る人が平均6年を送る
といわれます。

「そうならないための体操を」とボランテイアの人が10分くらい手本を見せて
くれた。「ハイッ」とか「ホッ」とか掛け声が少し痛々しいが、とてもお元気で
ある。男の方は85歳とおっしゃっていたが、自分自身がそうできるか、と問わ
れれば、甚だ心もとない。