遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

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春が来た

2009-03-31 10:58:45 | 雑感
散歩の道すがら、田んぼのあぜ道で土筆を見つけた。
風はもう春の風で、突き刺すような寒さはない。









足元につくつく出ている。良く見るとあっちにもこっちにも沢山出ていた。
これをみると、いつの年も、春がそこまで来ていると実感する。



焼き味噌

2009-03-31 10:45:37 | 雑感
 昨年の連続テレビ小説「純情きらリ」(宮崎あおい主演)の舞台になった、岡崎
の八丁味噌の生産地で、組合の会合があった。

 場所は老舗の「八丁魚光」。歴史を感じさせる、料理屋さんである。
その宴会料理の八寸の次に出てきたのが、焼き味噌。
この店独特のつまみだ。お酒にぴったりのものである。

 ゴマが入っており、ほろ苦いのが何ともいえぬ、いい塩梅だ。
地味で、質素だが、酒の肴にはもってこいだ。まさに三河を表している。
隣は味噌倉である。文字通りの地産地消。お酒もおいしい。

また今日も飲んでしまった。

きたー

2009-03-31 10:33:15 | 雑感
きたー。ついに我が家にも、定額給付金支給の通知が届いた。

税金の無駄使いだ、無策の景気対策だ、などと批判をしていたが、高齢者である
私には20,000、家内には12,000の支給である。さもしいと言われるほどの高額所得
者ではないが、目の前に示されると批判していた気持ちが揺らぐ。5月はじめに振り込むと言う。
身分を確認するもの(免許証のコピーなど)と振込先を示す口座の証明書(預金
通帳のコピーなど)をつけて返送せよと言うお達しである。

私たちの納めている税金の還付に他ならないのだが、なにやら「支給くださる」
と言う姿勢が感ぜられる。でもちょっとしたお小遣いの感じだ。なんに使おうか
なあ。

少なくとも、家計の足しにしたり、取りあえず貯金に回すことだけは止めよう。





あかでミーハー

2009-03-22 08:16:27 | 

本屋で話題のアニメ「つみきのいえ」の絵本を見つけたので、早速買ってきた。

淡いタッチの鉛筆画でほのぼのとした感じである。文は全部ひらがなとカタカナ。
活字は少し小さめである。

内容は、海面の上昇に合わせて上に建てまして行ったおじいさんが、下の階に潜っていきながらそのときどきを思い出すと言うもの。

平成20年10月初版で平成20年3月20日で第6版だから、アカデミー賞を受ける前か
ら売れていたらしい。

原作アニメの加藤久仁生監督の作画、文は平田研也(脚本)が編集。

このアニメは、アカデミー賞受賞前に、文化庁メディア芸術賞、広島国際アニメー
ションフェスティバル、アヌシー国際アニメーションフェステイバル、その他ブ
ラジル、ロシア、スペイン、ポルトガル、クロアチア、チェコ、などでも受賞し
ていると言う。

先日の「おくりびと」を見に行ったり、この絵本を買って見るなどと、わたしはア
カデミー賞についてかなりのミーハー的言動である。

孫にも読み聞かせてみた。
ところが孫(5歳)は自分が読むと言ってきかない。ひらがなとカタカナなので
組しやすしとみたのだろう。こちらはアカデミー賞なるものとはまったく無縁で
ある。

森の音楽会

2009-03-21 08:54:13 | 雑感

連休の昼間,小さな音楽堂で行われチェロとピアノのコンサートを見つけて聴
きに行ってきた。




その音楽堂は森の中にあり、入り口に「渡邊暁雄メモリアルホール」と木の板に
書いてあった。



フィンランド人の声楽家を母とした、日本フィルの指揮者と縁があるのだろう。
小さなホールは全面板張りで、祭壇があれば教会になりそうな雰囲気。

時間ぎりぎりに駆けつけたら、60席ほどの椅子はほぼ満席であった。



奏者はチェコのヴラダン・コチ氏(プラハ音楽院教授)と有吉英奈(昭和音大の
先生)のデュオ。会場の大きさ、聴衆の数がぴったりと合って、とても聴きやす
いコンサートでした。

チェコの人は音楽的才能に恵まれているのでしょうか。4年前プラハ・スメタナ
ホールで聴いた、魂の震えるような緊張感のあった、八人の弦楽奏を思い出しま
した。
また弦楽器は人間の感情に訴える音なのでしょうか。素直に音楽が楽しめました。
そういえば「おくりびと」の主人公もチェリストで、一人演奏するシーンが印象
的に挿入されていました。

プログラムはシューベルト、モンティ、ドヴォルザーク(森の静けさ)、ピアソ
ラ(リベルタンゴ)、日本の歌(赤とんぼ、さくら、浜辺の歌)など、クラシッ
クからポピュラー、タンゴまで、ふくらみのある音色で楽しませてくれました。

音楽と言うのは、作曲家と演奏者の相克、デュオと言うのは協力もあるが、お互
いのパートの自己主張・緊張感があっても良いような気がするのですが、違いま
すかねえ。とても楽しい演奏でしたが、ある種の緊張感があればもっと良かった
というのは欲張りすぎでしょうか。



自然派

2009-03-18 10:09:40 | 雑感
 
 知り合いの歯医者さんから、自家製の甘夏を頂いた。

その人の自宅の庭でなったものの、おすそ分け?である。
この家は豪邸であるので、このほかにも敷地内で果実ができる。秋には柿が沢山なり、これも頂いたことがある。
知人は少し恥ずかしそうに「酸っぱいかもしれないが、これ貰ってくれる?」とビニール袋を差し出す。実に謙虚である。
ずっしりと重く手にこたえる。12.3個はあるだろうか。

以前頂いた柿もおいしかったが、この甘夏はいかにも自然の香りがして、おいしい。
顔つきはいかにも「田舎モノ然」としたニキビ面だ。でこぼこしており、皮も厚い。
食べてみて印象がガラッと変わった。
中味が瑞々しくて、爽やかである。思ったほど酸味は強くなく、水分豊富である。
どちらかといえば、昔重曹を付けて食べていた、夏みかんに近い。あれほど酸っぱくはないが、きちんと酸味は残っている。田舎の良さが残っている男子高校生みたいだ。

私は従来この手のかんきつ類では、「はっさく」が好きであった。(写真左の一個)
比べてみると、「はっさく」は都会の女子学生のようだ。つるっとした顔つき、薄い皮、中身もみっしりと果肉が詰まっている。酸味は殆どなく、ほんのり甘い。これはこれで美味しいのだが、すっかり、頂いた自家製・無農薬(肥料はきっと少しは施肥をしているのだと思われる)の甘夏のフアンになってしまった。見た目より中味ですなあ。自家製恐るべし。

ごちそうさまでした。


「おくりびと」をみました

2009-03-09 10:31:25 | 雑感
春は旅立ちのときである。
桃の花が満開であった。

先週一週間で3回の葬儀に出席した。
故人はいずれも知人の父親であった。94歳、86歳、96歳。幾つになっても別れは
つらい。


アカデミー賞受賞で話題の「おくりびと」を見た。良い映画である。お薦めする。

山形の地吹雪の中を進む車、先が見えない道を揺られながら走るクラウンのステー
ションワゴン、主人公本木と山崎努のシーンから始まる。

良い映画は、大抵名脇役から生まれると言って間違いではないと思うが、この映
画もそうである。女事務員、吉行和子演ずる風呂屋の女主人、風呂屋の常連客
(笹野何某)、納棺業の社長(山崎努)、主人公の故郷での同級生など、抑えて
いるけどしっかりした演技で支えている。脚本がいいのか、監督か?

この映画が何故外国映画賞が取れたのか?職業への偏見是正、「死」の普遍性と
旅立ち、納棺師の儀礼的な所作、ユーモア仕立て、言葉が少ない構成、などの要
素が評価されたのかもしれない。

ただ、過程で示される、夫婦、親子のどちらかと言えばウエットな情愛は欧米の
人に理解は出来るのか。私たち日本人には判っても共感は難しいのではないか。

広末涼子の女子学生の延長のような持ち味が、この映画を必要以上に深刻にせず
に救っている。
エンターテイメントとしても楽しい作品である。


もんじゃ焼きの本場 月島

2009-03-03 15:08:22 | 雑感

 日曜日、東京で時間があったので、月島へ寄った。

ご存知もんじゃ焼きで有名な地である。商店街は3軒に一軒がもんじゃ焼き店というくらい、もんじゃ焼き密集地。


 商店街半ばにあるコンクリート作り(レンガに漆喰か?)交番らしきところで、「どの店が美味しいですか教えて下さい」と頼んだら、「警官の私が、えこひいきをするようなことは教えられない」、ともっともな答えが返ってきた。では「貴方が個人的に良く行く店は?」と聞いたら、黙って目の前の「えびすや」を指差した。後で見たらその交番は現存する最古の交番建物だそうだ。


 さて「えびすや」。開店時間前なのにすでに2テーブルが埋まっている。奥の2テーブルは予約の札。隣は下町のおじいさんおばあさんグループが一杯やりながらもんじゃの準備が出来るのを待っていた。80くらいのお爺さんにオバさん3人という組み合わせ。さすがにお爺さんがお酒で顔を赤くしながら仕切っていた。

 私達6・5人も牛筋の煮込み、マグロのほほ肉を肴にビール。もんじゃの注文をしようとしたら、ベテラン店員のお姐さんが、「限定15食の特製もんじゃ」を頼みなさい。それに焼きそばは2人前でいいでしょう。とてきぱきと指示をするようにおっしゃる。完全にお姐さんのペースだ。





 もんじゃ、焼きそばは店の職人さんが焼いてくださる。手並み鮮やか。美味しく焼いてくださった。ここの女将さんらしき人と隣の常連さんは、お土産のやり取りをしている。「いつもすみませんねえ」と女将さん。

味とボリュームに満足満足。外へ出ると商店街で餅つき大会をやっていた。下町情緒一杯である。都会で住むのならこんなところがいい。


卒業式

2009-03-02 14:12:37 | 雑感
10数年ぶりに高校の卒業式(正式には卒業証書授与式)に出席した。この高校の評議員を
やっている関係だが、最近の若者はどうかという野次馬根性もあった。

広い体育館に、卒業生、在校生、父兄、職員でほぼ一杯。人いきれもあり比較的暖かい
会場であった。

国歌斉唱
卒業証書授与
校長式辞
来賓祝辞在校生送辞
卒業生答辞
卒業の歌
効果斉唱

とプログラムはきちんと進行する。会場はしんとして私語なく、起立・着席の号令に素早く反応、きびきびとして気持ちが良い。茶髪、ルーズソックス、ピアスなども見られず、動作に堅さの見られるセレモニーらしい雰囲気である。

来賓祝辞も,PTA会長一人だけで,県会議員や市当局の話はなくすっきりしている。卒業生の答辞は感激しているのか涙声が混じった。簡素にして必要なことだけはしっかりある式典であった。

卒業の歌も、「仰げば尊し」、「蛍の光」で全体にクラシカルな感じの式典であった。
進学校でもあり、こうした式典が受容れられるのであろうか。「最近の若者」の様子を
知りたかったのであるが、それらしき事は殆どない、しつけの行き届いた伝統のセレモニーであった。

こういうのを草食動物と言うのであろうか。こう落ち着いてしまうと、若者らしいはつらつとした面を望みたくなる。安心なのか、物足りないのか。