遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

お知らせ

Twitter で更新情報が観られます。やってる方はこちらからフォローどうぞ。
http://twitter.com/gaiki_jp

旅日記 イギリス/ロンドン(4) ワールドカップ決勝の日

2010-09-29 12:38:57 | 行ってきました

7/11(日) 晴れ 
朝から外が騒がしい。近くのグリーン・パーク沿いの道路がロンドン10km
RUNのコースになっている。その先導隊の音楽だろうか。



朝食を済ませ9:30頃に外へ出てみると、RUNの人人人。往復のコースになってお
り、公園前は走る人、歩いている人、最後列清掃をする人、見物をする人で一杯
だった。


ウエストミンスターチャペル

今日は火曜日の日帰りツアーの集合地「ミュー」の営業所を確認しにゆくことに
した。例によってバッキンガム宮殿の前を通ってゆくが、相変わらず衛兵交代見
物の人がもう集まっている。近くの通りのウエストミンスターチャペルという小
さな教会を覗いてみたら、祭壇の前で小編成のバンドが歌を唄っていた。讃美歌
なのか、フォークなのかわからないが、宗教的なものだろう。牧師の説教より良
いのかもしれない。信者の人も熱心に聴き、唄って参加していた。


ヴィクトリア駅

目的のヴィクトリア駅に着くも地図とどうしても合わない。少し迷ったがなんと
か営業所に到着。道が碁盤の目ではなく、微妙に曲がっているので現在地を確認
しにくかった。

営業所前の両替所で本日のレートを確認していたら、家族連れの男が家内に後ろ
からぶつかってきて、「ソーリー」と言って離れていった。バッグの中に手を突っ
込んできたという。日本人とみて近づいてきたのだろう。



帰りはハイドパークへ寄ってみた。入り口に世界各地で植民地化した地名(ネパー
ル、パキスタン、インドなど)を記した。4本の石柱、青銅の台座が残っている。
凱旋門、第二次大戦で死んだ無名戦士の墓、ウエリントン(ワーテルローの戦い)
の銅像などがある。相変わらず多くのモニュメントが建つ。

少々疲れ気味なのでホテルの方へ戻り、途中のイタリアレストランで昼食。ピザ、
スパゲティ、ビール。一息つけた。

ホテルへ小休止。リヨンの友人が迎えに来てくれる。本日は家内の友人の家で、
W杯の決勝を見ることになっている。



地下鉄で行こうとするが、オイスターカードのチャージがクレジットカードでは
うまくゆかない。友人から5£借りてやっとチャージできた。



予定通り、地下鉄の駅までは姪御さんが迎えに来てくれていた。10分ほどでマン
ションに到着。階段には厚い絨毯が敷かれ、部屋はスマートにに飾られた素敵な
マンションだ。住人の才色兼備が、住み方にも現れているようだ。

料理もワインもおいしい。持参したボスニアわいんは少々ピリっとした前口があっ
たが、味はまずまず。

皆でW杯ファイナルをTV観戦。気分を出すために、リヨンの友人が用意した、
国旗のフェイスペイントを皆がして盛り上げた。スペインーオランダ。スペイン
は優勢ではあったが、0-0のまま延長戦へ。延長後半スペインが一点入れ決着
がついた。オランダも2,3回チャンスはあったがキーパーの好セーブで止められ
た。スペインの守備は堅い。戦前に私が予想したとおりの結果になり(点差まで)
気分よく帰路についた。


旅日記 イギリス/ロンドン(3) 民主主義の殿堂

2010-09-26 17:21:13 | 行ってきました

国会議事堂は意外にも民主主義というより、権威を大事にするところだった。

7/10(土) 家内の調子が本調子でないので、朝少しゴロゴロとして過ごし、
10時過ぎ朝食。10:30には正確に友人がホテルに迎えに来てくれる。

本日は国会議事堂の見学の予定。途中シャツ専門店を4店ほど周り、家内は気に
入ったのがあったらしく数点購入。都会らしく、専門店が多く、品揃えも豊富だ。


公園には日陰を作る大きな木が茂り、水鳥が遊ぶ


官公庁(外務省関係?)


例によって公園を横切り昨日入れなかった議事堂へ。入場券売り場は別にあり、
ウエストミンスター寺院と同じくシニア割引があるのが嬉しい。9£程。時間指
定があり、12:45分までは一時間ほどあるので、近くのパブで昼食。スパイ
シーフィッシュとポテトを注文。朝食が遅かったせいか食欲がわかない。

本日は夏休みに入って初めての土曜日。しかも明日は、アシックス/ロンドン1
0kmマラソンがあるせいか、人が一層多く出ている。交差点は学生、生徒でいっ
ぱいだ。


クロムウェルの像


物々しい警備

昼食を終えいよいよ入場。手荷物チェックは空港並みの厳しさ。入門カードも一
人ひとり写真撮影をして作成。案内人も常に人数確認をしてせつめいをおこなう
ものものしさだ。


エントランスホール

それにしても豪華な作りである(残念ながら場内撮影禁止)。ウエストミンスター
宮殿と言われるのも納得。この建物への入場は大きな教会のようで700年前の
にできた木製の大伽藍、ステンドグラスの大窓。各部屋には胸像、全身像、肖像
画、宗教画、戦争図、など数々の美麗な彫刻、絵画で飾られている。特に上院は
女王が列席するせいかあるいは貴族院のせいかとにかく豪華。貴族、金持ちが国
家の一大事に戦費などを寄付する役割を果たしている。

主要な王様の肖像画、凝った天井、手の込んだ彫刻が、各部屋で絢爛豪華にずら
りと迎えてくれる。

いよいよ議場へ。上院には王座もあり、各席赤い革張りで豪華な感じである。対
して下院は緑のストレートな椅子。議長、書記、閣僚席の椅子は、英連邦各国
(オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アフリカなど)からの寄付だそ
うだ。イギリスの最盛期には地球の52%を英連邦が占めていたというからすご
い。下院議場入り口にはチャーチル、サッチャーなどの全身像が飾ってある。

民主主義のお手本と言われた英国議会がこれほど貴族色が強いことに驚いた。
仲々面白かった。議事堂前で友人たちと別れ、ホースガード前を通って歩いてホ
テルへ。


ホースガード前でサービスする衛兵

本日はW杯3位決定戦。夕食は近所のスーパーでサンドウィッチ、寿司を調達し
て、TV観戦。独ーウルグアイー独と逆転また逆転の好勝負。3-2の充実した
試合だった。昼も夜も大満足の一日。




豪華 社員旅行

2010-09-25 07:59:48 | 雑感

おなじみのバス旅行

9/18日からの3連休のの前半の二日間を利用した、社員旅行に参加した。
我社の社員旅行は企画/運営すべてを、社員の中から選ばれた幹事が行う。

今年は近江八幡の方である。一泊で行くところはほとんど行きつくした感がある
ので、内容がだんだん豪華になってきたようである。


黒壁スクエアーにある8mの大万華鏡


水郷めぐり 昔に逆戻り 癒しの風景だ

今回は、まず長浜の黒壁スクエアーの散策の後、湖畔のホテルでフランス料理の
昼食、その後「水郷めぐり」、びわ湖温泉で宿泊。この宿がまた素晴らしい。
全部屋湖に面しており、おまけに各部屋に露天風呂が付いている。

夜の宴会でのゲームが幹事の腕の見せ所。2時間くらいの間飽きさせず、ひとり
の退席者もなく、最後の挨拶まで盛り上がった。



個人的なことではあるが、私はこの20日で退社するので、皆さんの前で挨拶をし、一人
ひとりと酒を酌み交わしながら、思い出話に浸ったのも良い思い出である。


信楽焼の体験 たぬきは「他抜き」に通じるそうだ

二日目は、信楽焼の窯元での陶芸体験。たぬき作り、絵付け、手びねり、の3班
に分かれ楽しんだ。私は信楽らしくたぬき作りに挑戦。狸の型に土を押しこみ、
飾りをつけて完成。適度に難しく、取り組みやすい、ので楽しめた。

最後の昼食は、「近江牛と松茸の暴れ食い」。一生分の松茸を賞味ください、と
いうキャッチフレーズに、偽りはなく、次々と追加される松茸(当然外国産であ
るが)と近江牛に満腹となった。

しかしこの年齢では、食べ放題というのはカラダに悪い。

この後改装なった、御在所サービスエリアにも立ち寄り、大満足の旅行であった。

アステカの魂

2010-09-24 21:45:38 | 雑感


メキシコに行ったときお世話になった、武道家のダニエル君が来日し、我が家を
訪問してくれた。

彼は37歳、剛柔流空手の師範である。コロンビア出身の3世、おじいちゃんは
静岡県磐田に住んでいた(故人)。

彼は日本が大好きで、控えめで金より義を大事にする。メキシコで道場を開くの
が夢だそうである。日本人以上に日本人的な振る舞いである。

その彼がお土産に持参してきたのが、アステカ文明の焼き物だ。
自分の守り神としてそばにおいておくものだそうだ。

中南米らしい文様と球形がアステカ文明を彷彿とさせる。じっと見つめていると
なにやらアステカの魂が宿っているような気持ちになってきた。


旅日記 イギリス/ロンドン(2) 大英帝国の自信を感じる

2010-09-05 14:53:07 | 行ってきました

朝食バッフェのレストランへの階段


朝のバッキンガム宮殿

7/9(金)晴れ 本日も朝爽やか。朝食後グリーンパーク→バッキンガム宮殿
まで、往復30分ほど散歩。流石に昨日ほどの混雑はなかったが、時間が早いせ
いだろう。

国会議事堂への道


ビッグベン

10:30家内の友人がホテルへ出迎えにきてくれる。ビッグベンまで歩いてゆくことに。公園
を二つ横切って歩く。大きなマロニエの木陰が涼しい。緑の枝を広げ、リスモ走
る。池の周りには、ガチョウや水鳥が多く遊ぶ。夏休みに入ったせいかひちが多
い。時計台(ビッグベン)は上部の方が装飾が金色にされており、風格が漂う。
国会議事堂も林立する塔は細かい彫刻に飾られ、宮殿という威厳がある。テムズ
河は濁っているが、河畔に佇む議事堂は素晴らしい。この風景を見るだけで、ロ
ンドンに来た!という感激だ。川面と同じ高さにレストランがあるが、川にバリ
ケードがあり近づけないようにしてある。国会議員が食事を取ることもあるので、
テロ対策だそうである。



背景は中央駅

ロンドン・アイ(観覧車)

国会議事堂

議事堂の対岸には近代的建物がある。トーマス病院だ。ナイチンゲール博物館も
ある。

橋の上から遠望する建物は、新旧あわせて立派なものが揃う。中央駅、観覧車
(ロンドン・アイ)旧市庁舎、(=今は水族館とホテル・マリオット)
橋から15分ほどで大英帝国戦争博物館へ。


戦争博物館

V2型ロケット

展示物

この前庭には、大砲2問と砲弾がおいてあり、入場前の荷物検査もしっかりされ
ているが、展示内容は野戦砲、戦車、飛行機、ロケット弾、ミサイルなどの展示
が主。

ドイツのV2ロケット、ひとり乗りの攻撃潜水艦、日本のゼロ戦、原爆=リトル
ボーイなどの展示もある。タンクの壁が5cm程の鉄で出来ているのにはビック
リ。これでは総重量はどれくらいになるのだろうか。

展示は淡々とされており、戦争好きの国家の、戦勝記念館という様相は全くない。
もちろんここも入場無料である。歴史に対する自信だろうか。


立ち寄ったパブとフィッシュ&チップス

1時間強で切り上げ、帰り道に近くのパブへ立ち寄る。いかにも現地の人が立ち
寄りそうな落ち着いた、薄暗い雰囲気の飲み屋。
ギネスとフィッシュ&チップスを注文。カウンターで現金を払い、ビールを受け
取る。店内には4組ほどの人たち。ランチなら二階だ。というのを「いやここで
良い」と一階で飲む。議論している人、新聞を呼んでいる人。ひたすら酒を飲ん
でいる人。壁のTVでは、全英オープン?を映している。石川遼がショートでバー
ディをとった場面を見た。パブの雰囲気を堪能して、疲れも取れ、議事堂に向か
う。


ウエストミンスター寺院

残念ながら入場できなかった議事堂

ウエストミンスター寺院

議事堂は本日観光客入場ストップ。会期中なのか、曜日や、日付で振り分けてい
るのか、とにかく明日なら良いとのこと。諦めて隣のウエストミンスター寺院へ。
入場料15£(シルバー13£)で入場。日本語イヤホンガイドは無料。王様の
戴冠式をする寺院だけあり、1000年の歴史と、内蔵するチャペルの数は夥し
い。納められている棺の数は数知れず。大理石で像が彫られたりしているものも
ある。ローマ法王との争い、お王位継承の争いなどの説明もあったが、あまりの
ボリュームで頭に入らない。有名詩人ディケンズ、シェイクスピアやヘンデルな
どの墓もある。緑の芝生の中庭の回廊を巡って漸く見学コース終了。出口近くの
チャペルに、ダーウインとニュートン、チャーチルの墓もあった。

議事堂の前の広場にはなにやら抗議団体が、「資本主義は働かない」などとプラ
カードや横断幕、を掲げ、テントが20張りあり。ここにはリンカーンやマンデ
ラさんの像もあった。


官庁街 歴史を感じさせる

河畔の土産物屋

トラガルファー広場の傍で絵葉書を買い、夕食(中華料理)の待ち合わせ場所、
ピカデリーサーカスのエロス像を確認し近くのパブでビール(ハイネケン1/2
パイント2£×2)を飲みながら、ハガキを書く。子供たちには3枚目だ。昼に
入ったパブより明るく、賑やかだ。

約束10分前にエロス像前に。なんとそこで昨年訪れたリヨン在住の知人にバッ
タリ出会った。ヨーロッパで唯一の知り合いと出会うのは、あまりにも偶然で驚
いた。

驚いていたら、それは、友人同士連絡を取り合ったサプライズだった。
嬉しいサプライズに浸りながら、皆で中華街へ。入った店は結構美味しかった。
本日は休肝日だと密かに考えていたが、紹興酒が進んだ。話が盛り上がり、気が
ついたら3時間経っていた。


美味しかった中華料理屋

日が暮れ、涼しくなった街を涼みながら帰る。相変わらずパブの前は人だかりを
している。


旅日記 イギリス/ロンドン(1)大英帝国

2010-09-03 17:40:37 | 行ってきました

7/8(木)晴れ グリーンパーク付近はロンドンの中心?

フレミング・メイフェアーのあるグリーンパーク地区は、ハイドパーク、や繁華街ピカ
デリーサーカスにも近く、非常に便利な位置にある。

通りを隔てた向かい側はヒルトン、ビジネスマンも行き交う。
ザグレブ中央駅付近でも通勤の人とすれ違ったが、こちらの方が何かゆとりを感
じる。ザグレブはオリエント急行の終点駅だし、エスプラナーデホテルは急行を
利用した有名人の定宿であった。クロアチアはワールドカップ仏、独大会で同じ
グループで対戦し、1敗1分けである。これぐらいしかイメージが無いせいかロンドンとは親
しみが違う。

朝のバッフェはコンチネンタルスタイルで簡素。
連日の飲酒と栄養過多で歯が少し浮き気味なので、朝はコーヒー、ヨーグルト、
フルーツにしておく。


グりーンパークを横切って

衛兵交代は人気イベントだ
バッキンガム宮殿前に人は集まる


警備の警官も馬だ

衛兵と騎馬隊

宮殿前の噴水彫像と交代を見る人々

朝10:20分に家内の美人の友人がホテルまで迎えに来てくれ、バッキンガム
宮殿へ。有名な衛兵交代を見ようというわけだ。
夏休みとあり、予定より30分も時間があるのに大勢の人が宮殿の前におしかけ
ている。大きな通り(ザ・マル)真っ赤な制服に真っ黒な帽子の儀仗兵が行軍し
しばらくして甲冑に身を固めた騎兵隊がやってくる。大英帝国の威厳を感じさせ
る。


先代エリザベス女王とその夫君

ド・ゴール像 献花がしてあった

海軍門

ネルソン提督記念柱

交代終了後、トラファルガー広場に向かう。途中現エリザベス女王の母、その夫
のさらにド・ゴール将軍の像などがある庭を通り、40m以上ある高い円柱の上
にネルソン提督が見下ろす広場へ。
大噴水横の屋外ステージでダンス会をやっていた。あかだすきのダンス指導員が
一般の人に混じり楽団の前のスペースで、ソーシャルダンスを皆と踊る。

トラファルガー広場のダンス会

市内をめぐる一日ツアーバス

ここで、友人と別れ、我々はナショナルギャラリーへ。
この前の広場で、中年のおじさんがマックの飲み物を片手になにやら演説をして
いた。周りの人は誰も取り合わないがそれほど迷惑そうな素振りを見せない。成
熟社会なのだ。このギャラリーも入場無料。
13C~20Cの巨匠たちの作品が、100室近い展示室に続々と並ぶ。イヤホ
ンガイドを借り、モネ、セザンヌ、ゴッホ、カナレット、ターナー、ルーベンス、
フェルメール、ミケランジェロ、などの解説を聞くが、作家がここまで神経を使っ
て描いたか、と感心するほど、詳細な解説でした。


清潔なインド料理店とヴェジタリアン・カレー

12時~3時まで見て、聞いて、へとへとになって、近くのインド料理店で遅い
ランチ。私はカレー、家内は焼きそば。両方共、味は良かったのだが、肉が全く
入っていない。不思議になって入口の看板を見たら、ベジタリアンむきメニュー
だった。料金8£(約900円)は日本とほとんど同じ。


超ロングボディのリムジンが三越前に止まった

帰りは繁華街ピカデリーサーカスの三越に寄って帰る。食品(日本酒、寿司、カッ
プラーメン、など)何でも揃う。日本の本専用の本屋もあった。ビッグコミック
オリジナルを買ってみたら、5.6£と日本の倍以上の値段だった。

部屋に戻って、ゴロゴロしていて疲れがでた。折角の友人のお招きを断り、三越
まで行って、寿司とカップラーメンを部屋でとる。我々夫婦も年を取ったものだ。

夕方5時を回ると、通勤帰りのの人が多く行き交う。パブの前は人だかりがする
ほどの賑わいだ。女性も混じり議論好きなのか、ビールや、透明の液体片手に、
歩道にまで広がって、立ち飲みをしている。ロンドン一日目は充実した日だった。