遅いことは猫でもやる

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地球の裏側探訪記(21)番外 旅の終わりに

2017-03-09 05:02:00 | 行ってきました

遼馬君とホテルで最後の一杯を飲む。お世話になりました。

朝、ホテルを早立ちなので準備をしていたら、義弟から連絡があり、連れ合いが体調を乱して動けないとのこと。長旅で疲れがたまり、水が当たったのかもしれない。彼等を置いてゆくわけにもいかないので、早速ガイドの遼馬君に連絡を取りチチカカ湖観光はキャンセルしてもらう。大事を取って義弟達はその後の観光日程もキャンセル。それと彼らのこのホテルの連泊の手配もしてもらう。こういう時彼は実に的確に無駄話もせず、必要な事を確認しながら事を進めてゆく。

あっけない旅の終わりではあったが、我々も少し盛り込みすぎていたかもしれない。
9時頃いろいろな手配の確認が一段落して、部屋に戻り、ベッドの上で全豪オープン決勝のビデオを見る。ナダル対フェデラー。昨日の女子の決勝がウイリアム姉妹の対決だったのと同じように、男子もまだ旧世代の対決だ。フルセットの末フェデラーが勝つ。

TV鑑賞しながら、我々も旅の終りに近づき、荷物の整理、睡眠不足の補充などをしてのんびり過ごす。途中、近くのスーパーへ行き、ビールとワイン、若干のつまみ、義妹へのヨーグルトなどを購入。レジで係の店員が大瓶のビールを指差し、何やら叫んでいるがスペイン語がさっぱりわからない。曖昧な表情を浮かべていると、ビール瓶をさっともって売り場の方へ行き、別の瓶を持ってくる。多分「今セールをしているビールがあるのでそれにしたら?」と言っていたのだろう。なんとも親切である。

ホテルの入口で遼馬君に出会ったので我々の部屋に招き、ビールとワインで旅の反省会をする。彼は「この2週間の旅で、我々の関心や体力、嗜好がよくわかったのでぜひもう一度来てください。責任をもっていい旅をアレンジします。」という。

以前のマチュピチュのときのガイドと云い彼と云い、仲々の人間性である。彼の謙虚さ、行動力、勉強熱心なところも気に入った。今回の旅の居心地が良かったのは彼のガイドによるところが大きい。またこの大陸の適度なラテンのおおらかさがなんとなく好きになった。もう一度くらいは此処に来てみたいと、お世辞ではなく、感じた次第である。

翌日、朝早くラパスを発ち、ブエノスアイレスの空港近くで一泊し、フランクフルト経由で帰国、23日間に亘る南米旅行を終えた。充実した楽しい旅であった。この旅行の企画とスケジュール調整をしてくれた家内と義妹、旅行中何くれとなく心配りをしてくれた義弟に感謝したい。


ラパスの空港はまだ明けきっていない



ブエノスアイレス空港近くのファミリー的なホテル

ただいまー 富士山が見えるとやはり日本に帰ってきたという気になる