サンタ・クルス空港 カプリさんとここでお別れ
ボリビア航空機で出発
歩いて建物内へ
外観も洒落た空港建物
本日はウユニへの中継点スクレ(高度3000m)への高度順応のための移動。高山病のに対する警戒心が押し寄せる。
ホテルで早めの朝食を、結構沢山(20人位か)の宿泊客と一緒にとり、サンタクルスの空港へは、8時には到着。カプリさんもホテルまで来て空港まで同行、チェックインの手続きをしてくれる。50分ほどでスクレ着。本日のガイドはフレディ。イケメンであるが彼はこの後丁寧な説明の連発で、我々に接した。
空港からすぐに緑の丘陵地帯を抜け、住居が点在する街に入る。坂を登ってスペイン様式の広場へ到着。ここには時計塔がついた入り口があり歴史的な建物だと分かる。スペイン広場を抜け、回廊を通り、露店を潜った所にこじんまりした民族博物館があった。スペインが征服する以前からの先住民族が織物で残している世界観を、フレディは説明してくれる。それによればこの世は地下(死後)地上(現世)天国と3つに分かれる。スクレは大きく分けて3つの部族にからなり、1つは赤と黒の織物で見たこともない怪獣で地下世界を表現し、他の部族は白やいろいろな色彩で動物、鳥、太陽、星を表現した。モザイクのような織物で表現されている。
服装については、もともと彼等先住民は脇の見えるエプロンとベルトのみであったが、スペインは肌の露出を嫌ったため、ズボンと上着を強制した。そこで彼等は折衷的な服装に改め現代のチョリーナさんの服装を典型とするようになった。また宗教的にも3角石をマリア像として拝むようスペイン宣教師から言われるも、8割位の人達が、内心自分たちの神の象徴=大地の神として崇めていたという。
また入口の建物では、民族衣装をした人が、手織りの実演をしていたが、1,5m織るのに3=4ヶ月掛かるという。こちらには豊田佐吉が現れなかったので、今だに伝統がまもれている。
緑の丘陵地帯に入る
本日のガイド・フレディ
丘陵に住宅が点在
街の最も古い広場
スペイン時代の名残り
雑多な露店の間をくぐる チョリーナさんが入り口に座る
博物館入口
博物館中庭
道を挟んで向かい側のレストランで昼食。高台にあるこのレストランからは見晴らしがよく、オレンジ瓦の屋根、白い壁がひしめくヨーロッパ風の世界遺産の街を眺めながら、ボリビア料理を味わった。豆のスープ、パプリカ、トマト、牛肉、フレンチフライ、などを炒めた一皿。ビールもスクレ製で美味しい。但し高山病を警戒してすべてのものを6,7分目にとどめた。(続く)
世界遺産スクレの街並み
昼食のレストラン
昼食のメニュー