blog 福祉農園通信・龍神伝心

アジアモンスーンに吹かれて
共生の農業
見沼田んぼ福祉農園 

2011年7月16日猛暑の連休の始まり

2011-07-19 | 農作業

作業内容〉
 第1農園、・小麦跡地耕耘・堆肥場側除草 
トマトの芽かき ・芝刈  
  大検受験者などに向けた予備校の方が見学にきました。
来週の土曜日に生徒を連れてまた来てくれます
 
雑感
朝から射すような日差しが照りつけていて、
日中はただ立っているだけでもクラクラしてしまうくらい暑い日差しでした。
おそらく今年の夏はこのような日が続くと思うので、いつもよりも
こまめな休憩や給水を徹底しなければいけないと感じました。by常
夜は国産黒毛和牛が半額で売っていたので焼き肉    
 
 サバイバルキャンプのための打ち合わせをする      打ち合わせの後は揺れる星を見る
  
風評害 (だだわらす子のひとり言 

内山節「里という思想」より 蓄積の時代から通過の時代へ

2011-07-19 | 風の備忘録 
吉田です。
ちょっと感ずるところがありましたので、
送られてきた内山節「里という思想」に一文を添えます

 蓄積の時代から通過の時代へ。

今日の経済用語を用いれば、

ストックの時代からフローの時代へと、

社会は大きく舵を切ったのである。

日本の地方は地域の生産や技術産業とともに

民族文化や歴史が地域の蓄積された資産として景観をつくっていた。

しかし経済の発展と全国的な交通網と通信の発達により

ネットワークの構築と物と情報がいかに早く流れるかが優先されるようになった。

この時代の変化の中で、

次第に人々は心地よく人生を通過すことが自由だと考えるようになっていった。

これは人々の思考の都市化であり、

地方から中央や地域の中心への移住が加速されることになった。

わずらわしさは不自由を意味するようになった。

わずらわしい蓄積よりも、心地よい通過が大事になった。

そして住むことに関しても地域に根付くような住宅を所有することから、

便利に使用するマンションへと変わった。

生活の中で物事を工夫することより、

便利で快適な消費、コンビニ化を選択するようになった。

 こうして、すべては通過していく過程が大事になった。

こうして、

すべては通過していく過程とともにあると感じられる現代世界が展開するようになる。

 私たちは子供の時代を通過し、学生時代を通過し、

サラリーマン時代を通過する。

できることなら、できるだけわずらわしいことがないかたちで、と思いながら。

それを自由だと感じながら。

つまり、カテゴリーとか人生のステージで考えを括り理解することが、

知的合理的消費スタイルと全体主義的にマスメディアのコマーシャルも煽っている。

  この自由な通過を実現する手段が、

金と権力であると多くの人々が考えるようになっていった。

さらには金と権力を得る手段として、

学歴や出世、起業が考えられるようになった。

 そして、今日のコンピューター社会は、

通過する社会のあり方をいっそう深めたような気がする。

自然や環境と対峙して物を生産することより、

流通と消費の管理をIT技術で一元化し利益を上げることが幸せの実現の早道であると納得している。

 

この変化は、自分たちの社会に問題がないかを検証ことにより、

自分たちの心地よい通過を阻害するものを排除する心理を高めたような気がする。

 2001年9月11日のアメリカでのテロ以降の展開で私はそのことを感じる。

テロは、アメリカ人たちの心地よい人生の通過を脅かした。

 そのときアメリカ社会がとった態度は、

なぜアメリカがテロの標的になっているのかを検証することではなく、

自分たちの心地よい人生の通過を邪魔する者たちを抹殺する、

ということでしかなかった。

そして同じような心情を、多くの先進国の人々がいだいた。

しかし日本のいわゆる知識人というカテゴリーの人々は

「自由社会は消費社会ではない、一緒になってはいけない。騙されているぞ。」と感じ始めた。

 その様子は、蓄積を美徳と考える時代を消滅させた、

そして、3.11東日本大震災。

連日TVから流れた被災地の映像から多くの日本人が感じたことは

「日本人のふるさとはここにあったのだ」ということ。

東北地方は農業漁業の生産と備蓄と人々の奢らない生活の蓄積があったということ。

そして単に東日本の首都圏を支える一部でなく

日本の構造の中で大きな役割をになっていることを改めて感じたはずである。

東北の大学の卒業生のほとんどが地元の企業に就職を望んでいること。

震災後結婚する若者が増えたこと。

出生率が若干増加した傾向があること。

小さいがこれらの現象に私は期待したい。

今露呈している問題は消費経済中央の中央を支えるための制度の傲慢と愚かしさである。

20世紀の世界が生み出したもののように私はみえる。

 各会で復興への提言やビジョンが議論されているが相当な年月を要する。

日本建築界のリーダーの一人でもある伊藤豊雄氏は三つの提言をしている。

「①批判をすることはしない。

②今自分にできることから始めよう。

③私を超えたものをやっていこう。

 私個人としては、

昨年9月シーカヤックで訪れた東松島の宮戸島の月浜海岸景観の復興支援を

少人数で出来る方法を探っている今日この頃です。

 内山節「里という思想」より抜粋。


2011年7月15日 スイカ泥棒

2011-07-15 | 農園作り

昼、
私の弁当を食べる良太氏
 
 
ゴーヤのカーテンの手入れをする
松葉と見守るキャプテン
 
スイカ泥棒の痕跡
スイカがもぎ取られ茎だけになっている   フェンスで覆い泥棒よけに
  弓を持ってカラスから農園を守る
ポーズをするキャプテン
「この格好するとカラスが逃げる」
と楽しそうにはなしていた。
 
 
晴さん帰路へ  
ISEP 環境エネルギー政策研究所

玄海町長実弟企業に原発マネー 工事受注計17億円

2011-07-11 | 風の備忘録 

玄海町長実弟企業に原発マネー 工事受注計17億円

2011/07/10付 西日本新聞朝刊
 九州電力玄海原発がある佐賀県玄海町の岸本英雄町長(57)の実弟が
経営する建設会社「岸本組」が、

町長就任の2006年8月以降の4年8カ月間で、
電源立地地域対策交付金などの“原発マネー”を財源に使った町発注工事と、
九電発注の玄海原発関連工事を少なくとも総額約17億円分受注し、
町長自身も主要株主で株式の売却益や配当金として約1千万円を得ていたことが、
西日本新聞の調べで分かった。
 九電は玄海町長の「同意」を玄海原発2、3号機運転再開の条件の一つとする。

岸本町長はいったん表明した再開同意を
国のストレステスト(耐性評価)実施などで撤回したが、
今後も町長の判断がカギ。
識者からは「身内を含め、
これだけ原発の恩恵を受けている町トップが公正な判断ができるか疑問だ

との指摘もある。
岸本町長は「やましい気持ちはまったくない。
町民が疑うなら、いつでも町長を辞める」としている。
 九州の自治体では、
政治腐敗防止などを目的に首長や議員の親族企業による
当該自治体工事の受注を禁じる政治倫理条例制定の動きが広がっているが、
玄海町に同条例はなく、実弟企業が多額の町工事を受注することも論議を呼びそうだ。

 岸本組は町長の曽祖父が1911(明治44)年に創業。
昨年8月に同社が県へ提出した事業報告書には、
「最重要顧客」として玄海町や九電を挙げている。
筆頭株主は実弟である社長で、持ち株比率2位は岸本組。
町長はそれに次ぎ発行株式の約12・5%を握る。
 岸本組の工事経歴書などによると、
06年8月-10年4月に玄海原発関連で
九電から受注・着工した工事費の総額は少なくとも約4億8千万円。
町から受注・着工した工事費(共同企業体工事含む)は
06年8月-11年4月に少なくとも約22億9千万円で、
うち約12億2千万円分が電源立地地域対策交付金や
佐賀県核燃料サイクル補助金などを財源に使った電源3法交付金事業だった。
町長の資産等報告書によると、
岸本町長は昨年末時点で岸本組の株式7270株、
地元銀行の株式7700株を保有。
町長就任後の5年間の「配当所得」は約1140万円で、
岸本町長は「ほとんど岸本組の分と思う」と説明している。

 九州の政治倫理条例では、
首長や議員の3親等(おじやおい)内の親族企業が市発注工事を受注することを禁じた
熊本県八代市の条例が厳格な内容で知られる。
民主主義の向上をテーマにした研究に取り組む
尾崎行雄記念財団の08年の調査では、
条例内容に違いがあるものの、
福岡県で約86%、熊本県で約67%の自治体が導入済みで、
佐賀県は10%にとどまる。
 岸本町長は6日の取材で原発運転再開の判断について「岸本組の受注の影響は全くない。
町民が私を疑うようなら、いつでも町長を辞める」と話した。
岸本組は「取材には応じられない」としている。

■原発マネー
 原子力発電所の立地自治体にはその見返りに、多額の交付金や補助金、
電力施設の固定資産税、電力会社の寄付金などがもたらされる。
玄海原発がある佐賀県玄海町の場合、
2011年度一般会計当初予算(約57億円)のうち、
原発関連財源が約6割。
玄海原発1号機が運転開始した1975年度から10年度までに、
玄海町が受けた電源立地地域対策交付金や核燃料サイクル補助金、
広報・安全交付金などの「電源3法交付金」は、総額約267億円に上る。
=2011/07/10付 西日本新聞朝刊=


2011年7月9日 猛暑の中の夏草退治

2011-07-09 | 農作業

作業内容  除草、大豆の土寄せ、カラス対策のテグス張り 
 
 芝生広場の芝刈り
大二郎くんタイムキーパーの下, 今日は15分置きに休憩を入れたり、お昼ごはんのあとに
横になって20分くらい休憩の時間をとったりして.、こまめに休みをいれて作業ができました。
 
明日も暑いと思いますので
体調に気を付けてください。 byしずか
 

7月9日(土)わらじ市民福祉講座「遊ぶ子どもの声聞けば」

2011-07-07 | 風の備忘録 

わらじ市民福祉講座「遊ぶ子どもの声聞けば」
話し手:門平公夫さん 染谷碧さん
7月9日(土)1330

会場:ゆっく武里 埼玉県春日部市大枝89-7-4  048-733-5550
参加費(資料代):200円 問い合わせ:黄色い部屋048-737-1489


「子ども達はいまの現実の中で育っており、どんな場で育っているのか、
生活の中でどんな人とどんなかかわりをしているのかを見据えることが大切だ。
『虐待』がクローズアップされる前には『学校』が問題視されていたが、
それもうやむやにされたままで、
今は『家庭』が問題視されている。
専門家の狭い回路に社会の問題をおしこめようとすることにより、
『虐待』とか『子どもの事件』は
どうしようもない問題であるかのようにみなされてしまう。
状況の中で親の苦しみとして出てきたのが『虐待』。
子どもの苦しみとして出てきたのが『子どもの事件』。
それを『家族の病理』とか言って、
専門家しかかかわれないかのような扱いをしている。
 しかし、対症療法のごく一部分しかやれてないのが現実だ。
おかしいことはおかしい、
いいことはいいとちゃんといえる関係がどんなに大事かと、あらためて思う。」

 こう言い切り、「生涯一ケースワーカー」をもって認ずる門平公夫さんを迎え、
今度の土曜日(9日)1330から、
春日部市武里団地内にある総合福祉センター「ゆっく武里」で、
わらじの会市民福祉講座を開催します。
「遊ぶ子どもの声」に引き寄せられながら、
私たちみんなの現在を、門平さんとそしてもう一人、

児童相談所ケースワーカー3年目の染谷碧さんの案内で旅したいと思います。

山下 浩志
344-0021 埼玉県春日部市大場690-3 谷中耳鼻科内
TEL048-737-1489 FAX048-736-7192

e-mail:waraji@muf.biglobe.ne.jp
ブログ:http://yellow-room.at.webry.info/


放射性セシウム排せつ リンゴが有効

2011-07-05 | 風の備忘録 

放射性セシウム排せつ リンゴが有効 “有益情報 広めたい
”青森の産地 海外成果を発信 (日本農業新聞06月17日)


 リンゴに含まれる食物繊維「アップルペクチン」が
体内に入った放射性セシウムの排出を促す働きが
あることを実証した海外の研究論文を基に、
青森県のリンゴ産地が、
東京電力福島第1原子力発電所の事故による
内部被ばくを抑える手段としてリンゴを食べるよう呼び掛け始めた。
 事故の収束が見通せない中で
「被災者の役に立てるなら早い方が良い」と、
地方自治体がホームページで紹介したり、
JAが市場などに伝えたりしている。
被災地に派遣されている自治体の職員も情報発信に一役買う。

2011年6月3日

2011-07-04 | 農作業
 【作業内容】第1農園  
 ・苗床の整理 ・薪置き場の整理+藤の切り倒し
 ・ナスのミニトマトそばの除草、麦わらマルチがけ
・ナスの収穫 ・きゅうりの寒冷紗はずし
・除草 ・オクラの種まき  ・ニンジンの収穫
・かぼちゃの新しく出てきた部分の誘引


第2農園、第3農園のハンマーナイフがけ
雑草の勢いに完全に負けてしまっている状況です。
 徹底的に除草をすることに加えて、
空いている区画に
必要な野菜を植えていくことが必要です。

オクラの種をまきました。
また、今年はナスのなりがすごくよくて、
例年より早いのでサバキャンでも食べらるように、
大きくなったものは収穫したり、
勢いがなくなってきたら
追肥するなどしていきましょう。byかなた
 
 

2011年7月2日 風の学校スタッフミーテング

2011-07-04 | 農作業

【作業内容】
第1農園  麦刈り・脱穀 ナス・トマトの芽かき 木の移植 薪の整理(薪だな作り)
第3農園  オクラの植えつけ  夜:スタッフ会議 
 乱雑に放置された薪置き場
 薪置き場を設置するための木の移植作業
 
雑感
 ・夏に向けて畑の空きスペースが多くなってきていて、サバキャンに向けての食料が不安に感じた。
 今からでもいいので、植えられるものを植えて行きましょう。
 ・代表から薪置き場をどうするか考えるように指示を頂き、その場にいた人たちで
あーだこーだ言いながらやりながら、
薪置き場をつくりあげていくことが楽しかった。
 ひとりひとりが智恵を出しあいながら、日常を形つくるのが福祉農園というものなのだと感じた。
薪置き場完成 
  麦刈と麦の脱穀作業
夕刻から風の学校のスタッフミーテング    
 
風の学校10年、農園の13年。農園の障害者と地域とのつながりという原点について
サバイバルキャンプ2011で再確認する
3.11大震災・原発事故 関東で暮らす上で逃げららない放射能汚染。
農産物への汚染と戦う農法の研究と実践のための学習会を行うことに。
→「教えて欲しい」と言って一回で「分かりました」となるような簡単にしない。
背景として…・ある種の原子力帝国に負けない市民科学。
・「混沌」の必要性、あるいは一人一人のつながりを拾っていく事について
 

子どもの尿からセシウム 福島の10人全員検出 5月採取

2011-07-01 | 風の備忘録 

 福島第1原発事故を受け、
福島市内の子どもの尿検査を行った市民団体
「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」などは30日、
検査した10人全員の尿から微量の放射性物質が検出されたと発表した。
内部被ばくしている可能性が高いといい、国で詳細な調査を行うよう求めた。
 尿は、6~16歳の男女10人
(うち1人は3月23日に山形県内に避難)から5月20~22日に採取。
フランスの放射線測定機関「アクロ研究所」で検査した。
 検査の結果、
放射性セシウム134が尿1リットル当たり1.13~0.41ベクレル、
セシウム137は1.30~0.43ベクレル検出された。
2種類のセシウムがほぼ同レベルで検出されていることから、
原発事故の影響と推定されるという。
 アクロのデービッド・ボアイエ理事長は
「極めて高い確度で内部被ばくの可能性がある」と強調した。
汚染レベルはチェルノブイリ事故で被ばくした
周辺の子どもの5分の1から50分の1程度だが、
健康への影響は評価できないという。
 ネットワークの中手聖一代表は
「大変ショッキング。結果を率直に受け止めて、
今後の対策に生かさなければならない」と話した。

2011年07月01日金曜日 河北新報