見沼・風の学校BLOG

知るより感じろ。――見沼田んぼ福祉農園で日々耕作をしているボランティア団体、見沼風の学校のブログです。

【参加者募集!】 2/15~2/16 春疾風感じる農的若衆宿2014

2014年01月30日 | 農的若衆宿
「春疾風感じる農的若衆宿2014」開催決定!!


【時期】平成26年2月15日(土)~16日(日 )


【場所】見沼田んぼ福祉農園
    JR東浦和駅より国際興業バス「さいたま東営業所」行きバス乗車→「総持院」下車


【スケジュール】15日:開会式、午前作業、昼食、午後作業、夕食、勉強会
         16日:朝作業、朝食、午前作業、閉会式


【作業内容】ハウス整備、木の移植、プレハブ塗装、天地返し、料理
※作業内容は予定です。当日の人数・天候 などにより変更になることがあります。


【参加費】完全参加(2日間)2000円 ( 15日午前~昼食まで500円、午後~夕食 まで500円、勉強会500円 16日午前~正午500円 ※食費込み)


【服装・持ち物】作業着(汚れてもいい服装)、長靴、軍手 、防寒着・防寒具、寝袋(宿泊する方のみ)
※朝晩は特に冷え込みが予想されます。作業着以外の上着、フリースやカイロなど十分な防寒対策をお願いします。



 問い合わせ先 担当:森 gmw.ai@live.jp 申し込みの際は「お名前・所属・連絡先・参加 日時・関心分野」などをお知らせください。

サバキャン写真公開中!

2013年08月19日 | サバイバルキャンプ2013



サバイバルキャンプ2013のようすを、ウェブアルバムでも閲覧する事が出来ます!
実行委員長がキャンプ中に撮った写真をfacebook上で公開しています。是非ご覧下さい。

◎13.08.08 第1日目
~ベースキャンプづくり、ドラム缶風呂、あぐりの人々、自己紹介~
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.570908896306725.1073741827.100001628602077&type=1&l=ec18a7a7fd

◎13.08.09 第2日目
~朝から作業、堆肥場切り返し、抄き込み班、昼休憩の一コマ、農機具活躍~
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.570980356299579.1073741828.100001628602077&type=1&l=2a65b1b580

◎13.08.10 第3日目
~刈り払い機、第二農園大改修、BBQ、チェーンソー女子誕生~
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.571752912888990.1073741829.100001628602077&type=1&l=725ad86cfd

◎13.08.11 第4日目
~入籍記念写真、厚沢さんチーム、穴掘り総動員、~
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.571759249555023.1073741830.100001628602077&type=1&l=2e5c73046d

◎13.08.12 第5日目
~疲労から勢いへ、穴を掘り続ける、木登り人間あらわる、見沼代用水~
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.572479039483044.1073741831.100001628602077&type=1&l=fc022572b3

◎13.08.13 第6日目
~朝のヨガ、打ち上げの仕込み、堤掘り返し作業、剪定、大打ち上げ~
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.572763396121275.1073741832.100001628602077&type=1&l=b9e42e6faf

◎13.08.14 最終日
~撤収「祭りから日常へ」、大とりまとめ、集合写真、達成感~
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.572771962787085.1073741833.100001628602077&type=1&l=6d74916af5



サバイバルキャンプ2013 7日目

2013年08月19日 | サバイバルキャンプ2013
8月14日(水)サバイバルキャンプ2013

こんにちは。
7日日の一日リーダーを務めました山口です。

リーダーと申しましても、作業の班割り以外は園内をぷらぷらと遊弋していただけなので、

「最終日にあんまり仕事してなかった人」

くらいの肩書きが妥当なのではないかともっぱらの噂です。あ、ゴミ拾いとかもしましたよ!


さて、最終日は撤収作業がメイン……と一口に言っても、その内容は盛りだくさん。


『テント干し&解体』

『ハウスの整理&農具研ぎ』

『プレハブ小屋の整理』

『トイレ掃除』

『ドラム缶風呂の解体』

『お借りしたお風呂の掃除』

『乾燥小屋の整理』

『お土産用野菜の収穫』

『芝刈り』

などなど。
(俺は昼行灯仕事にかまけていたせいで写真を撮り損ねたのですが、
 前久保実行委員長のフォローで、ここには美麗な写真が並んでいるはずです)








実はサバキャンから数日の間、忘却曲線を無抵抗で滑り降りたために、
作業の様子がどんなだったか、文章に起こせるほど鮮明には思い出せないのですが、そこはそれ。
俚諺の言うとおり「百聞は一見に如かず」ですので、
皆の達成感に満ちた――同時に寂寥感を隠した――表情から、
最終日の空気を感じ取っていただければ幸いです(写真が載っていればの話ですが)。


ところで見回りの最中、参加メンバーのひとりに

「山口は初の一日リーダーなのに、
(いい意味で)全然緊張を感じさせないなあ」

と評してもらったのが非常に印象に残っています。
この言葉はそのまま俺がスケールのデカい人間である、ということを示しているのでは当然なく、
むしろ、6日間の過酷な環境の中で培われた、
「リーダーがどれほどヘッポコであっても、俺達が何とかしてやるよ」
という自信が俺への評価を甘めにした、と解釈するのが適切かと思われます。


サバキャン全体のまとめは既に素晴らしい記事がありますので、
何か気の利いた引用で7日目の報告を締めくくりたく思います。
が、7日間の天地創造にからめた聖書の引用はサバキャンのしおりで既出のためNG。
そういえばボールを7つ集めると願いが叶う、そんな設定のマンガがありました。
強引もいいところですが、そこから。


サバキャン2013終了!

2013年08月16日 | サバイバルキャンプ2013

 サバイバルキャンプ2013が、14(水)に終了しました!
 フル参加者はスタッフ含めて19人、途中参加や応援を含めて総勢80人を超える大イベントとなりました。
 ちょうどサバキャンが始まる8(木)から気温がグッとあがり、またキャンプ中も日ごとに暑さが増してきて、しかも昼だけでなく夜も熱帯夜でジメッとしており、こうして振り返ると、今までに例がなく過酷なキャンプだったと思います。
 サバキャン期間中は、畑仕事は除草、農園整備作業は穴掘りと木の剪定、という具合でひたすら作業をしていきました。特に農園整備作業は堆肥場、隣の農家さんとの境界線、など毎日次から次へと穴を掘るという作業でした。

 今年のサバキャンでは、特にみんなが慣れてきたキャンプ中盤~後半に、それぞれの持ち味が出てきたり、長所が大活躍する場面がたくさん出てきました。
 農機具に興味をもった人は、機械の動作を手際よく覚えて、日中の作業の要の部分で大事な役割を果たしてくれました。木登りが得意な人は農園のどんな植木もするすると登って、木の剪定作業ではMVP級の働きをしてくれました。
 
 今年は参加者のバラエティが富んでいたことも特筆すべき事です。中学三年生から大学生スタッフのお母さんまで。週2~3回の農園通いの人から、数年ぶりの農園参加、はじめての農園の人まで。キャンプは大学生が一番多くいたのですが、それ以外の参加メンバーたちがキャンプにスパイスと勢いを与えてくれたおかげで、まるでもとから一緒に住んでたかのような親密な空気を作り出してくれました。


 さて、再び風の学校は平常作業が始まります。今後もブログでは風の学校の様子をお伝えしますので、是非ご覧下さい。

サバイバルキャンプ2013 5日目

2013年08月12日 | サバイバルキャンプ2013

8月12日(月)、サバイバルキャンプ2013は5日目。

一日リーダーの金杉です。

思えば、自由自在という言葉がこれほど似合う日はないかもしれない。

疲れを感じさせない充実したエネルギーは朝の円陣に象徴されていた。



掛け声を出す立場で必死になっていた僕はその声量に気付いてなかったのだが、「今日は朝の円陣からよく声が出ていた」と夕方、一日を振り返るように事務局長から一言。

そもそも早朝の体操では、ヨガサークル所属の学生の音頭で上り始めた太陽に向かい太陽礼拝を行う。

こんな身体の動かし方があるのかと思いながら、先生の動きについていく。


朝作業を経て、朝食を終えると芝生広場でバレーボールやサッカー、野球が自然と始まっていた。

疲労とは止まっている時に感じるものかと思わせるほど、それぞれが躍動していた。



社会人スタッフが仕事に戻り、使える自動車はわずかな月曜日。

そんなわけで、サバキャン2回目のコインランドリーは自転車で向かう。



土地勘のない3人組で、大きなかごをくくりつけ迷ったら人に聞けばいい、と出発する。

その間、農園では大きくなりすぎた木々の伐採が始まる。



スタッフで宮城の若手大農家が巧みにチェーンソーとロープを使い、木や枝を倒していく。

幾本にも枝分かれした木は作業しやすい場所まで運ばれ、数人で一斉に枝打ちされる。



傍らで、「おサル」と冠に付くほど木登りの上手い高校生があれよという間に5、6メートルに位置し、高所の枝を切り落としていた。



その身のこなしは見事で、農園代表が腰巻や自らのノコギリを彼に与え、地下足袋まで買ってくるほど惚れ込んだ。


作業も一息つき、昼食を食べ始めた頃、待ちに待った洗濯班が帰ってくる。



方向感覚と地図に強いメンバーのおかげで道には迷わなかったが、洗濯の待ち時間中に周囲の人に話しかけ、農園キュウリを販売したそうだ。


昼食後の昼休みも勢いは止まらない。

包丁やナタを研ぎ始める者、後半戦に向けてしばし昼寝をする者、ギターを囲み歌いだす者、見沼代用水で水遊びする者…。







一週間場所も電気も自動車も限られた農園で、集中的に作業するサバキャンは過酷で閉鎖的な制限だらけのイベントに感じるかもしれない。

猛暑で過酷には間違いないが、車のない制限は溌剌とした自転車小旅行になり、心身共に農園生活に馴染んできたメンバーたちは農園の天地すみずみまで活動し、農園の枠を越えて見沼田んぼに飛び出した。

午後からは10年以上前から活動を支援してくださっているホンダの方が来園し、多彩さがさらに加わる。



なんとなく見て分かってるつもりになってる農園でも、まだ未知があり、それを見つけ出して使い尽くそう。

そんな問題意識でつけたこの日のテーマは「探せ!」。

自由自在な身体はそれを存分に体現していた。




<主な作業内容>

第一農園:ナス、トマト、インゲン、オクラの収穫・手入れ

第二農園:木の伐採、お隣の畑との境界線掘り

第三農園:雑草の刈払い

サバキャン4日目

2013年08月11日 | サバイバルキャンプ2013
今日は除草、厚沢さん派遣、井上さんとの境界線、タケノコ防衛線、薪作り、縄文広場整備をやりました。
厚沢さんは、農園の近くでやっている農家さんのことです。
派遣では、花の手入れや、支柱の手入れをお手伝いしました。



今日も暑いなかの作業で、体調を崩す人が出たりしました。

大きな作業のリーダーは初めてでした。今日学んだ事を今後の農園の作業に活かしていきたいです。


上谷 夏穂

サバイバルキャンプ2013 3日目

2013年08月11日 | サバイバルキャンプ2013

サバイバルキャンプ3日目。
「今日はは2000年以降最も暑い日になる」との予報が出るくらいの猛暑日。

涼しかったのは朝6時まで。
7時になるともう太陽が照りつけ、猛暑その顔を見せ始めました。

この日の暑さを象徴していたのはその飲み物の減りの速さ。
熱中症対策のために水は飲むようにと促していたものの、皆純粋に喉が乾き、暑さを凌ぐために飲み物を欲していたようです。

そんな猛暑日でも作業は変わらずハードなものばかり。
朝から午前中にかけ、以下の作業を行いました。

・第一農園 堆肥場の切り返し
・第一農園周辺 ヤブカラシの撃退と剪定
・第二農園 清水さんの畑との境界線穴掘り
・第二農園 粗朶の移動とムロの解体
・第三農園 池周りの刈払い

皆暑さに負けず懸命に働いた結果、以上の作業を午前中までに終了することができました。

この日はごはん作りも合わせて6つに別れて作業を行なっていましたが、すべての班が別々の表情を持って作業していました。
汗をにじませ、時間が経つにつれ顔に疲れが見えるのはどの班でも同じですが、働きながらの何気ない表情や会話、休憩中の和やかな空気、そういったものが別々のリズムを刻んでいたように思います。
その別々のリズムが農園全体のサバイバルキャンプというものの雰囲気を形作っているのが感じられました。



お昼頃になると、古い風の学校スタッフが集まり始めました。
その多くが子供を生んだスタッフ。
しばらく農園に顔をだすことのできなかったスタッフもおり、久しぶりの再会を喜びを味わいながらも、その顔はすでにかつての表情とは違う、親になった力強さと落ち着きのようなものが感じられました。



この日の昼食はロータリークラブの方を交えてのバーベキュー。
古いスタッフにロータリークラブの方々も加え、多彩な人々が交わる暑いながらも豊かな時間が流れていました。

午後からはメンテナンス講習会と風の学校ミーティング第1部の2つに別れての座学の時間。
午後からも変わらず暑さは続きましたが、午前とは違うリズムでサバイバルキャンプは進みました。



お風呂の時間・夕食を経て(夕食中の重大発表も経て)夜がふけていく中、風の学校大ミーティングが始まります。



石井さんを中心として風の学校メンバーのこれまでとこれからを語る第2部と、代表からの提言を受けての第3部が夜更けまで続きました。

この日は夜になっても暑さは衰えず、まさに猛暑日と呼べる一日。

そんな中風の学校のこれからを考える、厳しくも濃密な時間になったと思っています。

サバイバルキャンプも折り返し地点。
皆は一体どんな表情でサバイバルキャンプを終えることになるでしょうか。


鈴木拓也

本当のサバイバルキャンプへ

2013年08月09日 | サバイバルキャンプ2013
サバキャン2日目 作業リーダー松浦


本日は、堆肥の切り返し、第一の耕耘、薪小屋の屋根付け、若者、三十路の除草、ヤブカラシの除去作業を行いました。

最高気温36度と非常に暑い中、こまめな水分補給、休憩をはさみながらも、倒れてしまう参加者が出るなど、非常に過酷な環境下での作業となりました。



作業の感想は、参加者の体調、身体能力、興味領域に合わせて決める作業絵割りは、自分がサッカーチームの監督をやっているような感覚で面白かったです。それと同時に、自分が決めた作業割りで体調を崩す参加者もおり、自分に参加者の命がかかっているのだと実感でき、この経験が今後の作業に活きてくるのではないかと思います。


明日は、この夏一番の暑さとなるため、本日の反省を活かした作業が出来ればと思います。


それでは。

サバイバルキャンプ初日「初日が肝心」

2013年08月08日 | サバイバルキャンプ2013
はじまりました、サバイバルキャンプの初日です!!


最近更にスタッフの年齢の幅がひろがり、今年も参加者の多くが学生です。いかに安全にケガ無く病気無く過ごせるかをしっかりと考えて7日間過ごして行ければと思います。

今日は初日という事もあり、主な作業は「基盤作り」というところでしょうか。
ベースキャンプ設営にドラム缶風呂作り、近隣でお風呂を貸してくれるお宅へ挨拶と手伝い…例年とあまり変わらない作業ばかりですね。


(ドラム缶風呂作り中)

もちろん紫蘇ジュースも作っています。


今年の担当はつねさんです。
「オリジナルブレンドを!」
だそうです。

あ、今年の料理長の鞠子さんです


明日は人見さんがいらっしゃるので若手メンバーや一般参加のメンバーを中心に機械講習会を開いて頂く予定です。
私も刈り払い機はもちろん、あわよくばチェーンソーも使い方を学べれば…と思います。

明日も早いのでここらへんで。
「強烈なサバキャン」の名に恥じない、「名は体を現わす」その言葉を有言実行できれば、と思います!!!



坂入美里

サバイバルキャンプ2013「強烈なサバキャン」

2013年08月02日 | サバイバルキャンプ2013
サバキャンへの序文

 サバイバルキャンプは、真夏の一週間を農園で過ごしながら、集中的に畑作業や大規模な整備作業を行うキャンプです。猛暑の下での作業は過酷ですが、しかし作物や農園、人にとっての過酷さは何か、という問いを肌で感じる機会でもあります。ただしこのキャンプは参加者に過酷さを強いるという趣旨はなく、むしろ安全管理には十分に気を配っています。何よりも農園開設以来一人も大きなケガや事故なく続けてこられた事が、そのことを表しているでしょう。
 農園では、年齢や出身、障害の有無どれをとっても実に多彩な人々が耕し続けています。だから絶えず強烈な出会いがあり、思いもよらない気づきがあります。これは福祉農園という場所ならではの、ユニークなところだと思います。 今回サバキャンが注目するのは、農園にある様々な「強烈さ」です。
 農園には多様な循環が流れています。基本は土。無農薬の有機農業を基本として、堆肥を作りながら自力で土の循環を作り出し、ずっと支え続けています。地味だけど力強い支えです。農作業に関わる人の生活にも循環があります。作物を育てながら、自分が普段食べている作物のことを意識してみたりすることで、自分を中心にした大きな循環を作っています。
 さらに農園には、想像力を喚起させる場の力があります。想像したものをかたちにしてみる。形になったものが別の想像力や、意外な出会いを生み出す。すると次なる想像力がかたちになる。という風に、想像力にも循環があります。そしてその新たな想像力を刺激するものは、ふっと気づく時の強烈な感覚です。農園ではそんな感覚を生み出すための環境、言わば「想像力にとっての豊かな土壌」を絶えず作り続けています。
 過酷さと闘うこと――限界に直面して闘う力は、自分の生活を回すための基礎体力のようなもので、実は欠かせないものです。今年のサバキャンは、過酷な環境のなかで、一人一人が発見する強烈な気づきを大事にし、農園を動かす動力へ変えていくことを目指します。農園にある想像力の循環への強烈な一押しでありたい、そして参加する人それぞれの肌に強烈に残るようなサバキャンでありたい、と願っています。
 「気づき」は福祉の根本をなすものです。わずかな気づきを拾って行く作業は、福祉の生成する地点を辿る大事な作業でもあるからです。今年の「強烈なサバキャン」がその為の大きな一押しとなって、福祉農園の次の一歩を見いだしていくことを、大きな目標とします。

実行委員長・前久保