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2009年1月10日の農園作業は、天地返し、サンチュの間引きを行う。 |
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「天地返し」という言葉は味わい深いといつも思う。水の惑星「地球」を掘ったという感慨がこみあげてくる。 |
午後、優舎・やさしやさんがロールケーキを持ってきた。
焚火を囲んで芋をダッチオーブンで焼き、
ロールケーキをたべながら、しばらく話をする。
夕刻、優舎・やさしやさんが
染めの材料の農園の福島千年桜のチップをもって帰路へ
どんな色に染め上がるのか楽しみ。 |
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2009年1月10日 16時30分。 夕暮れは近い。すこし日が長くなったうな気もしなくもない。 |
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農園に来る最中、加田屋川で見つけた変な穴。
いつもより水位が低いのだと、すぐに気がついたが、いくら冬場だからといって、こんなに水位が低いものなのとも感じた。 |
泳いでもいでも下流に流されてまうカモの親子。
芝川の流れは何時になく速く、
秒速0.5m程もあった。
こんなにも速いのかと驚いたが、
満月の日だから潮汐は最大(大潮)だし、
月と太陽の位置関係から満潮を迎えた直後で、
潮位が急激に下がっている最中なのだろう。
撮影は17時1分。 |
僕は高校生の時に、赤羽岩淵や戸田あたりの荒川でカヌーを漕いだ経験がある。満潮時には潮の匂いがほのかにしていた。
さすがに芝川にまで海水は入ってこないだろうが、芝川の河床は標高0m程だから、
潮汐(ちょうせき)の影響を受けて、芝川の流れが押し戻されたりすることは十分にありえる。
縄文時代に見沼は湾であったと聞くが、今でもある意味で「入江」をなしている。地球と月が織りなす息吹を感じずにはいられない。
芝川の流れが速まっていたは、大潮の時に河口で抑えて込まれていた河川水が、
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農園に来る最中、加屋川で見つけた変な穴。
いつもより水位が低いのだと、すぐに気がついたが、いくら冬場だからといって、こんなに水位が低いものなのかとも感じた。
そして夕方に出てきた満月を見て、「あぁこれは潮汐の仕業もしれない」と直感。
ちなみに撮影は12時頃。東京湾の干潮は11時頃らしく、それも関係して水位が低かったのかもしれい。
1月10日の東京湾(築地)の満潮は16時頃で、写真を撮った17時頃は急激に潮位が下がっている最中であることが判明した。 |
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東方にある鷲神社鎮守様から満月が出てきた。満月だということはおよそ180度反対側に太陽があるということ。
加田屋川の水位が低かったのは、満(潮汐)のせいだったのかと気がついた瞬間だった。 |
加田屋川崖っぷちに立つハンの木。
このハンの木が生れ落ちた場所は、やがて河川に削られ、根っこが露わになった。
幹が傾きながらも、空に向かう「向上心」を捨てずに、今なお立ち続ける。 |
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根っこが傾いても、幹をぐにゃりと空に向かって曲げて立っているのが力強い。
見逃してならないのは、普段水につかっている部分が水流に削られていることだ。
やがてこの木も残念なが倒れてしまうことだろう。
土壌分析をします。
春以降の作付計画を練ったり、福祉農園の土づくりの成果を数値で検証します。協力者を募ります。
by 風の学校・石井秀樹 |