「グラン・トリノ」を観てきました！

C・イーストウッド主演・監督の　「グラン・トリノ」このGWに絶対観たい映画でした！
頑固な老人と　隣に住む　モン族の一家との心の交流を通して
父親のいないモン族の少年を　家族と疎遠な老人が　「一人前の男にする」
ハリウッド映画に　よくあるテーマだと　思われがちですが・・・
これが　たまらなく良い映画でした！

古くはTVでみていた　「ローレンローレンローレン♪」のローハイドから
マカロニウエスタンのガンマン、ダティーハリーのキャラハン刑事と　C・イーストウッドは
私の憧れの　ハリウットスターさんでした。
どこぞの市長さんをしていた時期もありましたっけ・・
お茶の間でみると　たいてい吹き替えで
ルパンⅢ世の声とかぶって　ちょっと軽くみえてしまい
私の中では　違うぞ！という感じだったのですが・・・

その　イーストウッドさんの　久々の主演映画です。
御年　78歳！（5月生まれだからもうじき79歳！）です！
今回の主人公　ウオルトと同年齢になるのです。
自分で演技をして　監督もするって　凄いことですよね！
最近は　監督さんとして　アカデミー賞では常連さんですものね。

映画の歴史が100年なのですから
彼は　約半分の50年を　映画作りに捧げ　
自分のキャリアを　着実に積み重ねてきているのです。
この後　まだ次回作（監督）も控えているとのこと・・
衰えることのない　パワーですよね。
「20代の頃ほどエネルギーを使えないことがいくつかある一方
　この歳だからこそ　もっとエネルギーを使えることもあるんだ」
イーストウッドさんの言葉です！
年齢を上手に重ねてきた人だからこそ　言える素敵な言葉ですね～

この映画をみて　自分の人生の幕をどう下ろすのか・・
彼のような　人生の決着のつけ方に
感動屋で泣き虫の私は　グシュグシュ泣いてしまいましたが・・
本当に　観終わった後に　感動と余韻が残る
丁寧に大切に作られた　素敵な映画でした。
エンドロールに流れる　主題歌にも　耳を澄ましてみてください。
ボーカルも一部担当していますから！
本当に　多才で　枯れた感じが　またまた色っぽい
C・イーストウッドさんでした！