お天気の良い日に 電車とバスに乗り継いで 行って参りました～
GW頃から 行きたくて 仕方なかったのです、、、うかうかしていると
開催が 終わってしまうので 平塚市美術館へ 行って来ました。
今 市町村で 素敵な美術館を 持っている 所 多いですよね～
平日の 昼間 この ロケーションで そこそこ の 入場者数・・・
石田さん やっぱり 老若男女に人気あるのですね！！
何年か前 NHKの新日曜美術館で 石田さんのことが 紹介されて
その 社会を鋭く風刺する視線と 独特なユーモアのセンスに 目も心も 釘ずけになりました！！
4月25日には BS日テレの ぶらぶら美術館でも紹介されていました。
チラシの絵は 彼の代表作 「飛べなくなった人」です。
彼の お得意の ちょっと古めかしい 工業製品などの無機質な物体と一体化した 人（僕）。
この 古めかしい 飛行機・・・戦闘機！？ではないようですね、、、
羽の裏に 描かれた 絵からすると 100円玉で動くような 遊園地や デパ屋に置かれた 乗り物でしょうか？
彼の頭からは プロペラが にょきっと 生えているのでしょうか！？
今回の展示では 下絵や アイデアスケッチと一緒に展示されているのです。
その 創造の 秘密に 触れられるようで ワクワクします。
石田さん 初期の作品で 毎日広告デザイン賞を受賞した作品 「ビアガーデン発」です。
仕事帰りに 軽く一杯！ほろ酔い加減で 居酒屋をはしごする（いいですねぇ～）
サラリーマンの 生態を暖かい眼差しで 風刺している 絵です・・・
もっと キッチュな 「だんご虫の睡眠」や「SLになった人」も 心惹かれます～
そして 段々 可笑しくて ちょっと 物悲しい 作品となっていきます・・・
「移動の夢」 人事移動（石田さんの造語です、、本来は人事異動です）の夢です。
この不自然な程の サラリーマンの 足 脚 あし！！！
切なすぎますよね・・・転勤の 足音・・・迫ってくる 感じ・・・
私は この頃の 作品が 一番 心に響いてきます・・・
チラシの 「飛べなくなった人」や 「コンビニエンス ストアの母子像」
この作品に 打ちのめされました・・・
「燃料補給のような食事」と 題された作品
「牛丼屋で食事をするとき 自分がまるで ガソリンスタンドに入っていく車のように感じる。
その理由は、食事というより 燃料補給に近いからだ。」
この言葉から 作者の置かれた 生活環境と 世相をクールに判断する 視点が・・・
私の 心には ズシ～ンときました！！
他にも 心に響いてくる 作品が たくさん たくさん ありました・・・
何よりも 口惜しく思うのが この才能の持ち主が もう この世に 存在しないということ！！
1973年 静岡生まれの 石田さんは 2005年5月23日 享年 31歳
踏切事故によって 亡くなられているのです・・・
もっと もっと 作品を描き続けて 欲しかったなぁ～
バブルがはじけ 暗澹としたこの国を 描き続けた 彼が
最近の この国を どう 描いていったか…見たかったです。
