札幌市営地下鉄南北線さっぽろ駅のコンコース(大通駅とを結ぶ「チカホ」に繋がるコンコース)を歩いていると、こんな彫刻作品が設置されていました。
シマフクロウでしたか。
解説文にある「コタンコロカムイ」(「ロ」は小文字)というのは、シマフクロウのアイヌ語名だそうです。
村の守り神らしい、力強い羽ばたきを感じさせる作品だと思います。
この彫刻が設置されている場所は、広場として開放されています。
いい名前だなと思います。
これから、展示会だとか、アイヌ関連のイベントでも開催されたりするのかな。
アイヌ文化に関する映像を見られるコーナーもあります。
何を題材にしているのかなと思ったら、アメマスが、海の底で葉巻をくわえながらパソコンを広げ、釣りの疑似餌であるルアーを検索している姿だそうです。
アイヌ民族の伝説では、アメマスは大きな地震を引き起こす動物とされており、「国造りの神が大アメマスの背中の上に大地を造ったため、下にいるアメマスがくたびれて動くので地震が起こる」という話があるそうです。
綺麗な装飾品だなと思ってちょっと調べてみると、作者の下倉洋之さんという方は、実際にジュエリー作家として活動されている方だそうです。
ゆっくり休憩しながらアイヌ文化に関する学習ができる趣向になっているようですね。
天井にも、アイヌ文様が描かれています。
こんな広場が整備されているということは全く知りませんでした。
どんどん有効活用されていってほしいものですね。