北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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なまら楽しい日々

2007-08-04 19:49:33 | 日々のもろもろ

今日は、昨日の日記でちょこっと触れた「北海道弁」について少々。
道外の方々には、「北海道弁」という方言があること自体余り知られていない向きもあるようだけど、
北海道だって地方ですから、当然、方言というのはあるもんなんです。

私が思う北海道弁の代表格は、「なまら」という言葉。
これは、「とても」とか「すごく」とかいう意味で、具体的には、
「この料理なまら美味い」とか、「今日はなまら楽しかった」
という風に使われる。
でもって、これに関して思い起こされるのが、高校生の時の出来事。
私の通っていた高校では、毎年オーストラリアからの留学生を受け入れていたのだが、
私が3年生の時、1つ下の学年に在籍していた留学生は、留学期間を終えて帰国する際、こういう言葉を残して去っていった。
「皆さんと友達になれて、なまら楽しかったです」
この言葉が出た瞬間、場内は笑いの渦。つまり、そういう言葉が出てくるくらい、
彼は北海道の生活にすっかり馴染んでしまったということなのだろう。

次に、これは知っている方も多いかもしれないけど、
「○○だべや」とか「○○だべさ」という言い回し。
どちらも「○○でしょ」という意味なんだけど、私は、普段から意識して使っていない。
なぜなら、大きな声で言われたりすると、少々乱暴な言葉に聞こえてしまうかもしれないので。

その他、「これは面白い!」と思うのが、「ゴミを投げる」とか「手袋を履く」という言い方。
「ゴミを投げる」は「ゴミを捨てる」という意味なんだけど、
道外から北海道にやってきた人が、周囲に、「このゴミ投げといて」と言われて、
ゴミ箱に捨てずに、本当にその辺に放り投げてしまったという話が、実際にあちこちであるらしい。
「手袋を履く」も「手袋をはめる」の意味なんだけど、
これも同じく、手袋を足に持っていって、そのまま履こうと・・・したという話はさすがに聞いたことはない。
でも、どちらも道外の方にとっては混乱を招く言葉であることには違いないようです。

最後に、かつて某戦隊の中で、「ええんでないのええんでないの」という言葉を連発しているおじさんがいて、
このおじさんは、番組の解説本の中で、「この言い回しから察するに北海道出身と思われる」
と書かれていたのだけど、私は、このような言い方をしたことは恐らくないと思う。
まあ北海道と言っても広いから、私の知らない方面の人達には、私も聞いたことのない言い回しが定着しているってことはきっとあるんだろうね。

コメント (2)
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