ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

酷使したG&Yu SMF27MS-730の1年後の性能は予想外だった (2017/7/6)

2017年07月07日 | アラモの快適化と車中泊・キャンプの快適化
☆彡 経緯  

 ちょうど一年前の北海道に出かける直前にサブバッテリーをG&Yu SMF27MS-730 4本に交換した。ところが北海道のたびではずっと電力不足に悩まされた。北海道も3年目で日々の走行距離が少ないために、アイドリング充電に追われる日々だった。

 購入後4か月を経過したときに、SMF27MS-730の実質的な利用可能量を測定してみた。その結果満充電から約18A(0.086C)程度の放電をすると、自分が放電限界として管理している23.6Vになるまでの時間は約40%まで減少していた。
 (積算電流値も50AH/121AHで約40%)

 北海道ではずっとオルタネータの充電で、通常の充電電圧はせいぜい27.6Vまで。(スタート直後は28.4V程度まで上がるが、メインバッテリーの充電が進むとオルタネータの電圧制御により27.6Vになるようだ)これではこのSMF27MS-730にとっては十分な充電はできない。このために常に充電不足になっていたわけだし、バッテリーの寿命にも悪影響を与えて、上記の劣化になっていたと思われる。

 2016年12月に450Wのソーラー発電設備を設置、さらに今年の2月には24V80AHのリチウムイオン電池(LiB)を搭載した。その後変遷はあるが、現在は4本のSMF27MS-730はそのままSUB1、LiBをSUB2、古いPowersonicも1本残して12V系の車内装備のバックアップ電源として利用している。もったいないから使えるところまで使い切ろうという、貧乏人症から来ているわけだ。

 幸いBe-camなので、積載重量には余裕があると思うが、4本もあるSMF27MS-730はまだ役に立つのだろうか。このところすべてのバッテリー群を複合的に使っているので、SMF27MS-730そのものがどんな状態なのかよくわからない。

☆彡 SMF27MS-730 の放電特性を測定する



 これまでサブバッテリーの放電特性を測定するのは、インバータを介してセラミックヒータをFIXモードにして、電圧と電流を計測していた。現在のサブバッテリーの電源系はこうなっている。

 インバータはSUB2直結になっているので、このままではSUB1だけの測定はできない。測定のためにSUB2は切り離す。さらにSUB1とSUB2の連結回路を直結にする。この際にBAT.MANでインバータへの供給電流を測定できるようにした。



 いつものようにセラミックヒータのFIXスイッチを600Wにして、30分ごとにインバータへの電流とSUB1の電圧を測定する。今回はSUB1の端子電圧が23.2Vになるまで測定した。測定後20分すると無負荷電圧は24.2Vまで回復した。これなら深放電というほどでもないだろう。


 購入直後と4か月後、そして今回は12か月後ということになるが、3本の測定データをグラフにしてみた。



 セラミックヒータはFIXモードで600Wの出力にしているが、今回の消費電力は430W程度になっている。昨年7月は390Wで11月は400~410Wだが、外気温の影響を受けるのだろうか。単純に何時間使えるという比較ではなく、積算電力のwHで評価するべきだが、簡便で直感的にわかりやすい積算電流のAHで評価するのがよさそうだ。

 バッテリーの電圧が23.6Vになるまでの積算電流の概略値は、新品は120AH、+4か月は50AH、+12か月は77AHとなっている。23.6Vというのはここまでは常用しても大丈夫だろうという自分にとっての目安の電圧だ。この測定では0.09C程度の電流を流しているが、電流が小さければもう少し積算電力は増加する。

 不思議なことに+12は+4よりも劣化しているのではなくて改善している。これは完全に予想外のことで驚いた。これはなぜだろう。


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