ELFじ~さんのほっつきある記(キャンピングカー アラモのたび)

アラモで走る無計画のたびと車中泊。たび先で温泉を楽しみ、ちょっと山登りと自転車。あとは快適化、ときどきじ~さんの日常。

現存最古の天守「丸岡城」 (2016/6/14)

2016年06月14日 | 2016/6 北陸のたび 2
 今日は現存する最古の天守閣という「丸岡城」を訪れた。基本的に外板もすべて木造だ。築城の正確な年代を書いた看板はなかったが、1600年代の前半に築かれたようだ。

 もはや城攻めなどないという前提での築城のように見える。大砲や火矢に対して防護する必要も感じていない、質実優先の城のようだ。



サイズもかなり小さく自然石を積み上げた野面積み(のづらづみ)の石垣の上に、三層の天守閣が乗っているだけ。天守の入口は石段を作って直接天守に入るようになっている。





内部もシンプルで、各層とも基本的にワンルーム。石を落とす出窓などいろいろと仕掛らしきものはあるが、ここに籠城するつもりもないローコスト天守閣だな。屋根瓦は石を削って作った瓦なのだが、焼き物よりも耐久性があり長期的にはローコストなんだそうだ。







一層目に丸岡城下のジオラマがあった。これが笑ってしまう。ここのどこかに忍者が3人、くノ一が2人、犬が3匹・・を探してみてくださいとある。



本丸御殿と書いてある表示の右下の門の石垣を赤い装束のくノ一が登っていたり、犬は小さすぎて目をこらさないと発見できない。

 内部の階段は急だ。まあ梯子のつもりで上り下りすべきだな。







 こういう天守でも見ごたえがある。

なお、この天守も各時代に修繕改修されているが、大きなものとしては昭和23年の福井大震災で倒壊したのちの昭和30年に再建された。このときは古部材の8割が採用されたそうだ。

 昨今のコンクリート構造の観光城郭は見る気も起らないが、昔のままの造りの城は歴史も含めて見るものがある。

 この後は東尋坊に向かう。



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白山平泉寺は第一級のパワースポット (2016/6/13-2)

2016年06月14日 | 2016/6 北陸のたび 2
今日はGooのサーバーがメンテ中でアクセスできなかった。そのため遅くなったが昨日の後半を載せる。

 恐竜の世界から再び人間の世界に戻ってきて、勝山市にある白山平泉寺旧境内を訪れた。
717年に創建された平泉寺は白山信仰のベースになっていたところで、長く寺院と神社を一体になっていたようだ。また6000坊にも及ぶ坊院があり、僧兵として一乗朝倉家に並ぶ一大兵力を持っていたようだ。

 しかし、一向宗との戦いに敗れて荒廃し、寺院は再興するが明治の廃仏毀釈によって白山神社になっている。



 入ってすぐの旧玄成院庭園。室町期の作庭で国指定名勝。



 参道を進んでいくと周りに誰もいないこともあって、体が引き締まるような気分になる。これぞパワースポットというべきばしょだ



この鳥居も初めて見る形だ。中央部に屋根がついている。



進んでいくと拝殿があるが、なんだか寺院のような形だ。



裏に回り込んでいくと本殿がある。主祭神は「イザナギのみこと」だそうだ。



ここから右に回り込んでいくと西谷坊院跡の発掘現場にやってくる。



まず道の石畳、そして左の石垣の中は坊院の跡だ。



 いろいろと歴史に触れた旅だった。
帰る途中のお城は、勝山城博物館と名乗っている通り、民間の運営する博物館だ。これも遠くからみるだけ。



 勝山市内で買い物をして再び道の駅「禅の里」に戻ってきた。今夜もここでお世話になろう。温泉は恐竜博物館の半券を提示すれば100円引きだ。

 この日の走行は37.9キロ、燃費は10.7km/Lだった。




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