グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

白鵬の気合入れ発声禁止令に思う

2015年03月10日 | 日記

横綱白鵬の気合い入れ発声禁止令が波紋を広げている。

発端は白鵬が力士会で立ち合い時の気合入れ発声を注意したことによる。

対象とされる2力士のうち一人は自粛したがあと一人はどうにも納得がいかないようで困惑気味のようだ。

「親方と相談して決めたい」と言っているようだが相談される親方も返事に窮するのでは・・・。(笑)

気合入れ発声の是非は意見が分かれるところだろう。

大相撲を神事と見なすかスポーツと見なすかによって答えは変わるだろう。

神事であれば一定の品位が求められよう。

一方スポーツとして考えるのであれば気合入れは容認される。

テニスにしても卓球にしても気合い満載だ。

気合いがスポーツを盛り上げることもある。

ここが難しいところだ。

しかしここまで来たのならもう理事会の出番ではなかろうか。

「もやもや」の中で長期にわたり相撲を取らせるべきではないと思う。

 

 

 

 

 


国際親善大使ASIMO君の活躍に思う

2015年03月09日 | 日記

ドイツのメルケル首相が来日中だが我が国の政府要人より先に首相をアテンドしたのが日本化学技術館で出迎えた二足歩行ロボット「ASIMO」君だ。

ASIMO君が首相に駆け寄り握手を求めたりボール蹴りのパフォーマンスを披露すると思わず首相の表情が緩んだ。

いつだったか、米国のオバマ大統領が来日した時も同じような光景が見られた。

全く、今一番の親善大使は「ASIMO」君であるといっても過言ではない。

「ASIMO]君に特定の思想はない。

人間の知能レベルでいえば10歳ぐらいであろうか。

ただ成長真っ盛りである。

今度は誰をどんな風に接遇してくれるのだろうか。

成長を見守るだけでも楽しみだ。

そのうちにドンドン仲間が増え接遇シーンが頻繁に見られるようになるかもしれない。

となると、あまりインパクトはなくなるかな?  いやいや、ロボットのポテンシャルは無限だろう・・・・。

 


ISILの偶像破壊活動に思う

2015年03月08日 | 日記

ISILの偶像破壊活動がどうにも止まらない。

タリバンの仏教遺跡バーミアンでの蛮行がいまだに記憶に新しいがISILの現在の行動はイラク国内の出来事なのだからやはりイスラム教の文化遺産ではないのか。

前者の場合は異教徒の排斥・存在の否定という意味でまだ分からないでもない(それでも決して許される訳ではない)が今回は同じイスラム教を相手にした行動である。

それほどまで偶像の破壊や否定が教義の柱になっているのだろうか。

教義というよりも単に怒りを煽っている、俗にいえばケンカを売っているとしか思えない。

多くの博物館の文化財を破壊することにどんな意味があるというのだろう。

これが人間の業というものなのだろうか。

戦争というのはこういうものなのかもしれないがそれにしてもニュースを目にするごとにISILの改心を願うばかりである。

 

 


本番とリハーサルの違いに思う

2015年03月07日 | 日記

新聞を読んでいたら興味深いエッセイがあった。

さるサイエンスライターが著した「お茶の間の力」と題するもので要旨は以下のとおりである。

テレビのクイズ番組を見ていて視聴者である自分がすでに答えが分かってしまう時に画面の向こうにいる回答者がまだ迷っている場合がある。

「私だったら答えることができたのに・・・・。」

ところがひとたび自分がクイズ番組に出演し回答者の立場になると頭が真っ白になってしまって普段答えられる問題も答えられなくなってしまう。

お茶の間での優越感は幻想だったというものだ。

なるほど、なるほど。

クイズ番組に出演したことこそないが筆者にも似たような経験がある。

毎週ネイティブスピーカーを囲んで英会話の勉強会に参加しているのだがこの席でネイティブスピーカーがクラスメイトに質問している内容は比較的理解できることが多いのに筆者に質問してくる場合には何を言っているのか分からない場合が多い。

一体この違いは何なのだろう。

医者の前では測定値が跳ね上がる「白衣高血圧」なる言葉もある。

とかく人間はリハーサルには強くとも本番には弱いものらしい。

 

 

 


東証の「社外取締役2人以上ルール」に思う(その2)

2015年03月07日 | 日記

2月23日のこのブログで東証の「社外取締役2人以上ルール」の限界について言及したところだがその典型が最近世間を賑わせている大手家具販売チェーンだ。

同社は社外取締役2名を抱える東証から見れば立派な模範生なのだがコーポレートガバナンスは残念ながら「どこにあるのか」という感じである。

社外取締役2名は弁護士と大学教授なのだから資質に不足はないし、こんな時にこそまさに出番なのだが結果的に「お飾り」でしかなかったようである。

会長、社長に身を挺してモノを言える社外取締役は一体どれくらいいるのだろう。

社外取締役の声に謙虚に耳を傾けられる器の大きい会長、社長はどれくらいいるのだろう。

東証の「社外取締役2人以上ルール」が機能しないと決めつけるつもりはないが任命すればいいというものでもないようだ。

折角の機会なのだから「仏を作って魂入れず」ということにならないことを祈りたい。

 

 

 


居酒屋大手の10年ぶりの値下げに思う

2015年03月06日 | 日記

居酒屋大手のワタミが主力の「和民」で10年ぶりの値下げを実施する。

ビールやハイボールなどの飲み物を1割から3割程度安くするほか税別300円未満の料理を構成比で2割から4割に倍増し全体の約7割を400円未満とするメニュー構成になるようだ。

ワタミは昨年春の消費増税時に客層拡大を狙って高価格メニューを増やしたがかえって主要顧客である若者の離反を招いてしまった。

ワタミのオーナーはたしか自民党所属の現職国会議員であるハズだがデフレからの脱却を掲げる政権与党の中で今回の決断は苦汁に満ちたものだっただろう。

首相はアベノミクスの成果を問われた時よく「道半ば」を口にされるのだがたしかに現時点では全国津々浦々、低所得層にまで行き渡ったとは言い難い。

好景気は金融政策だけでは実現できないことも明白になった。

現政権もいよいよ正念場だ。

憲法改正論議はさておき今は経済政策を優先させるべきだろう。

 

 


国家戦略特区の第1弾に思う

2015年03月05日 | 日記

国が地域を特定して規制緩和を行う国家戦略特区第1弾に6地域が選ばれ具体的に動き出す。

6地域の一つに東京が選ばれており八重洲口に50階建てビル2棟が建つようである。

東京は国家戦略特区構想の中で容積率・土地利用計画の緩和、外国人滞在施設の整備、各種ビジネス申請窓口の一元化など国際ビジネス拠点機能の更なる拡充を目指す。

それはそれで結構なのだが一方で国内全体に目を転じるとますます東京一極集中が進むのではないかと心配してしまう。

「東京」が頑張れば頑張るほど地方のポテンシャルが吸い寄せられ相対的に「地方」が廃っていくだろうしまた東京戦略特区が一番実現性が高いように思うのである。

国土の均衡ある発展は言うは安く実現は難しい。

筆者が神戸に在住していたころ神戸市がプロクター&ギャンブル日本法人のヘッドクォーターを誘致して随分話題になった記憶があるがもうそんなことは考えられないのだろうか。

東京は東京としての論理があるだろうが日本全体のこと国政が考えないといけない。

 


「首相、民主党・岡田代表にも献金」報道に思う

2015年03月03日 | 日記

聞くところによれば一連の政治家の献金騒動は環境相、法相にとどまらず首相や農水相、経済相、はては民主党代表まで及んでいるようだ。

ここまでくればもう献金のない政治家を探す方が難しいのでは・・・、もうあきれるしかない。(苦笑)

それに「知らなかった」との言い訳が通用してしまうのもちょっと変だ。

「補助金を受けた企業と別法人だから(セーフだ)」という論理も理解に苦しむ。

別法人と言っても資本も人事でも密接な結びつきがある訳だしよく言われることだがカネに色はついていない。

一般社会の常識では還流と見るのがフツーだろう。

さて再発防止策なのだがどうもこの種の献金を政治家サイドからチェックするのは困難だそうだから企業側に注意を促す方法でお茶を濁されそうだ。

それにしてもノンビリムードだねぇ、自民党も民主党も・・・。

やっぱり国民よりわが身が可愛い、か。

 

 

 


行楽先の決定に影響を与えたものは・・・

2015年03月02日 | 日記

今日思い立って湯河原まで足を伸ばした。

目当ての一つは幕山公園の観梅だったのだが実は観梅地を選ぶのに小田原の曽我梅林とどちらにしようかと迷った。

結局幕山公園に決めたのだが大きな要因の一つに交通系電子マネーの利用可否があった。

幕山公園の場合はJR湯河原駅は勿論のこと駅と公園を結ぶ箱根バスもスイカ、パスモが利用可能なのだが曽我梅林の場合は最寄り駅のJR下曽我駅自体が利用不可だという。

したがって曽我梅林に行くには出発駅で切符を購入するか下曽我駅で精算するしかない。

キャッシュレスに慣れ切ったわが身にこれは厳しい。(笑)

スイカなどはJR東日本が主導して普及させているはずだが未だに管内のJR駅に設備の配備がないのはどんな事情によるものだろう。

利用客が少ないから?

うーん、やっぱりよく分からない・・・。


日本企業の中国撤退ラッシュに思う

2015年03月01日 | 日記

今、日本企業の中国撤退が進んでいるという。

安価な労働力を求めて日本国内やNICs(韓国や台湾、香港など当時の新工業国を指す)から雪崩を打って中国へ進出したのがまだほんの昨日の出来事のように記憶しているがもう脱出する企業が続出しているそうな。

やれやれ、時が経つのは早いものである。

そして今度は撤退に伴う解雇トラブルが頻発しているようだ。

やはり中国にとっても日本企業の撤退は痛手なのだろう。

経済成長も鈍化傾向がささやかれている。

撤退する日本企業も「身の振り方」に頭を悩ますが中国当局は恐らくそれ以上だろう。

中国経済はまだ自立できるほどには育っていないのでもう高度成長は望むべくもない。

これからは概ね中程度以下の成長に甘んじるのではないか、臨海・内陸の地域格差問題を抱えたまま・・・。