toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

556-030508榛名山群天狗山大日影ルートを登る

2021年05月08日 | 山登りというより山歩き

赤城山南面の千本桜のある場所はツツジの名所でもある。 (5月4日)

前日の天狗山山行の疲れが残るが、花の盛りは待ってくれない。重い腰を上げて見

物に行く。毎年行く赤城神社参道のツツジは殆ど咲き終わったいた。その先の千本

桜の上部広場まで標高差100mほどか、満開のツツジが待っていてくれた。

なぜか殆ど人影も見ず、我々だけの贅沢なツツジ見物ができた。帰り際関係者に聞

いたら、近くの養豚場で発生した豚コレラで2万頭もの殺処分が行われたのが原因

らしい。我々も立入禁止だったのか?


 

さて、前日の榛名山群天狗山大日影コースを紹介しましょう。

80年近く見続けている榛名山群の西寄りに位置する山。

天狗山東峰の山頂は山名を象徴するような巨岩が折り重なっている。

 

退職後、高崎から見える榛名山の顕著なすべての頂に立とうとスタートした山行

の2回目に榛名神社から鐘ケ原山を登り、その下山時に立ち寄り、頂の豪快さと

景観の素晴らしさに魅了されたのが天狗山。翌年南面から登り、今回3回目とし

て結構長い東尾根を辿って登った次第。

 

高さでは西峰だが眺望も平凡な頂上なので、人気はこちらの東峰。巨石の間から室

田の町から遠く高崎市役所の建物まで拡がる展望。赤線のコースを時計周りに歩い

たことになる。線の末端付近までは暮れに偵察しておいた。

 

一合目の石から登り始めると間もなく二合目石が目に入り、付近にやたらに石碑

が目に飛び込んでくる。天明あたりから新しいのは昭和あたりまで、さほど古い

ものではないが、かって表参道だった名残なのか? 故人を忍んだものが多い。

       

930m地点で三角点を通過。あるべきところにあるべきものが確実にある。そのこ

とを確認したときの快感が心地良い。開けた所からは第一回に登った鐘撞山から音

羽山へ続く稜線だろう。

 

ここから先は道が笹やぶの中に消えてしまっている。時々枝に巻かれたり結ばれた

赤テープでコースを外れていないことを確認する。藪漕ぎしながら登っていくと人

工的な少し雑な石垣の下に出る。昔社務所でもあった名残か? 石垣に上は50坪

ほどの平地となっており、かって何かしらの建造物があっただろうな思われる雰囲

気。そのわきに宗教団体大世自神霊宗の看板がある。ここから先立入禁止のようだ。

電話番号が書いてあったので電話してみた。入り込んだのを見つかると激しく叱責

されると聞いていたが、物々しい看板とは裏腹に穏やかな対応。天狗山に登るのな

ら踏み込んでも構いませんとの返事。気を付けての声に安心してここから急登とな

る道を一登り。

 

天狗山直下の尾根に到達。もう一息だ。

 

2年前に登ってきた南ルートと一緒になる。石像と石碑が乱立する岩場をすり抜け

ると東峰に至る。ここで富岡から来て榛名神社、鏡台山経由で登ってきた3人のご

婦人達とおしゃべりしながらおにぎりで昼食とする。(もともと男のくせにお喋り

だが、年を取ったらさらに進んだな)

 

帰りは鐘ケ原岳から南東に延びる尾根をたどる。初めてのコース。笹薮に完全に覆

われ道が消えてしまった幅広の尾根を地図を頼りに降る。地図の表示通りに幅の広

い尾根が次第に狭くなりはっきりと尾根の形を成してきたあたりで、暮れに確認し

ておいたちょっとした広場に出る。地図は私をあるべき場所にきちんと導いてくれ

た。今回も何事もなく無事に帰宅。

 

  

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