旧君が代橋の橋脚の門柱。昔の建造物は重厚なものが多い。
半月前には噂にもなっていなかった衆議院解散が決まった。
その功罪については識者にお任せするとして、決まった以上、
ただの人となった議員諸兄姉には当選を目指して頑張ってもら
いましょう。更に思わぬ事態が進行中。民進党は候補者を出さ
ずに望むものはみんな都知事が代表を務める「希望の党」へ公
認申請させる。前原代表自身は無所属での立候補を予定すると
いうではないか。こんな展開は総理も予想しなかったに違いな
い。
先週ある日のこと、知人に電話するためにスマホを手にする。
現代はダイアルやプッシュでなく登録された電話帳の中から該
当者をタップすることで始まる。その過程で同じ人物の電話番
号が2行から4行出てきてしまうのに気付いた。あ行からさ行
辺りまでに集中するが中には正常なものもある。
なんじゃこれは! 急用だったのでとりあえず一番上をタップ
して電話をかけて用件を済ませる。
暫く考え込む。思い当たる操作はをした記憶はない。現役時代
からのものが今に継続しているので総数は300件位になるか。
重複しているのだからまずはその分を削除しよう。削除は日常
的な操作なので50件位あったが簡単に済んだ。これですっき
りした。と思ったのは2分間。いったん閉じ改めて電話帳を開
くと、やや! 削除の対象になった電話番号がみんな消えてし
まっている。消えたものの6割強は昔の仕事上の方々のもの。
今はほぼ連絡することもない方々だ。殆ど諦めた。
近くのドコモショップに行こうかと思った。しかし縄のれんを
根元でカットしたかのようなつけまつげの若いおねえちゃんと
話すかと思うと気が重い。ネットで調べ始める。電話帳がネッ
ト空間のどこかで記憶されていると聞いたことがある。それを
手掛かりにして進んでいったら、解決方法に出逢いました。
スマホの電話帳はクラウドと常に同期されている。新規追加し
たり、変更削除するとリアルタイムでクラウド上に全く同じ内
容で記録される。機種変更したらクラウドからダウンロードす
れば新しく作り直す必要はない。このことは今回一部が消えた
電話帳がクラウド上にも記録されているということであって、
修復できないということではないか・・
ところがさすがだ。クラウドからさらに上位にデータ保管BOX
というのがあって、こちらは月に一度クラウドデータと同期さ
れているとある。しかも1、2そして3ケ月前のものから。
これで電話帳の復帰が可能になった。8月末の電話帳として保
管されていたのを手動でクラウドに同期させた。ということは
同時にスマホとも同期されるということだ。予想通りスマホの
電話帳は重複前の正常なものに戻っていた。 スマホの申し子で
ある若者たちにとってはごく当たり前のことなのだろうが、我
ら世代にとっては驚異のシステムと感じた次第。
毎週水曜日午前9時。極寒酷暑の季節以外雨の心配がなければ、都合のつく仲間がここ
和田橋に西詰に集まり、秋間梅林までの往復40kmを走る。もう10年続く。毎回変
わらぬコースと仲間で同じルーティンを続けていると体力や体調の良し悪しを測るバロ
メータになっている。
ほぼ無限といってもいいのだろう。あらゆるデータを記録して
やまないネット空間。海辺の一粒の砂に過ぎない私のデータは
その空間のどこに記録されているのだろううか? その中から
どういう経路でそのデータが私のパソコン上に表示されるのか?
人様に漏れないのか? 記録が消えてしまうことはないのか?
使用するうえで知らなくても良いことだが、気になりだすとや
たら疑問が湧いてくる。
クラウドを保管場所として使う以上、そのアクセスキーとして
のパスワードの管理は典型的な自己責任なんだろうと思う。
我流の管理の仕方には少し自信を持っているがさすがにここで
触れるわけにはいかない。