生きとしいけるものは、常に変化する。その場にとどまっていることはない。日常のすべてがそうであって、退屈な日常とみえても、常に変化しているという事実は、驚くべきことでもある。
それでも、日常生活のなかでは、日々なんの変化もないように見えることもある。電車は決められた時刻に動いている。決められた時刻にしたがって、勤務にはいり、休息にはいる。身体の状況も、日々これ変化なしとなれば、退屈になろうというものである。
だが、事実は、日常のあれこれは、変化の連続であり、ひと時もとどまっていることはない。ある日突然のように変化が、顕在化する。健康であると思っていたのに、異常が積み重なり、突然の大変化となってくることもある。
生きていることの、面白さ、楽しみは、その変化にあることは明らかであるけれども、いつの日か、それももういいや、という日がくることも感じられる。もう疲れた。もういい、という具合に。
その時が、生命を持つものが、その命を終えるときなのかもしれない。チョットした身体の不調が、大げさにいえば、人生観に影響してくる。永遠とみえたものも、実は、もう終わりがみえたりするのである。


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