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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

俳句の効果・気付くようになったこと

2015年11月02日 13時23分06秒 | 思考試行

俳句を始めて、変わったことは、日常の生活に少しは注目するようになったことだ。今まで、まったく気づかなかったことに気付いたときの驚きがある。

たとえば、俳句で「木の実落つ」というのが、時々登場するのだが、我が家にも、どんぐりのなる木があったにもかかわらず、どんぐりの落ちる音なんて気づきもしなかった。

ところが、この音が実は、割に頻繁にあることに気付いた。何の音だろう、えっ、これが「木の実落つ」だと知ったときの驚き。

これこそ俳句の効用だろう。世界が広がった感じがした。今まで、庭に、幾らどんぐりがあろうと、落ちる音に気付いたことはなかったのである。

日常生活のなかでも、自然と、句を探している風がある。ちょっとした風景、出来事に敏感になる。これは、有り難いことである。

なにもかも見過ごして、ああ、退屈だと思うのではなく、自然のたゆまぬ営みに気付き、それをうまくいけば句にする。これだけのことで、生活は随分豊かになった感じがする。