いろんな口実を作って、こんなことがということを犯罪とすることによって、都合の悪い人物を拘束する。これを連発していくことで、自由に発言、あるいは、行動していたのが、萎縮してくる。
萎縮しているとみれば、カサにかかって、さらなる攻撃を加える。とりわけ、政治的には反対勢力は、もちろんのこと、そうではない部分も、槍玉にあげて、国民全体を萎縮モードに追い込んでいく。
そこで、敵勢力を作り、これとの戦いと称して、国民総動員体制を取る。これに従わないものは非国民として、さらなる弾圧を加える。反対する者には、容赦のない処罰を加える。かくて、反対勢力を一掃すれば、あとは、監視体制を強める。
国民同士を監視させる。密告を奨励し、都合のいい利用法を駆使する。権力の基盤を固めるための宣伝工作は、怠りなく隙をみせない。
こういう国家を作れば、為政者は、安心だと思えるだろうか。そんなことがあってはならないが、どうやら、そういう方向を目指している者がいることは確かである。庶民をクズのようにしか見ないのが、そういう連中の特徴である。彼等は他人を馬鹿にする。これが見分けるポイントである。