白鵬の気持ちはわからないではないが、物知らずの若者という感じが強い。素直に言って、まだ人間ができていない。
有能な力士には違いないが、まだまだといえる。横綱の品格が問題となっているが、白鵬の場合、本人が自分はすばらしいのに、なぜもっと褒めてくれないのか、の疑問にとらわれているようだ。
張り手をやっておいて、ズボッと二本刺されてしまって、「待った」はないだろう。その後がひどい。あろうことか、物言いをつけたのである。これを醜態と言わずしてなんというか。このことだけで、もう品格を語る資格などない。
恥を知らない、自信家の哀れな姿であった。あとでビデオをみても、反省していないとすれば、ますます、人間ができていないことの証明になる。あれは、恥ずかしいことであったと自己批判すべきだ。
さらに優勝してからの、上から目線の演説もまずかった。待ったの件など忘れていたというか、この時点でも自ら間違っていないと確信していたのだろう。ここに、彼の品性が出ている。