空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

何が「正義」か、「悪」か

2011年02月03日 09時27分23秒 | 思考試行
この問題は、どうも、どうとでも、言えて、正解はない。と、そう思う。ある面から見れば、不公平極まりなくとも、そもそも、公平とは何かの問題もあるが、それも、置いといて、とにかく、絶対的に悪とか、善とか、決めることができない面と、誰かにとっては、善といえても、別のものにとっては、悪と言えることもある。相対的な面がある。

そうであるけれども、何らかの基準、常識みたいなものがないと、世間がうまく回らない。では、それが、何であればいいのか。絶対的には、いいとも悪いとも言えないけれども、多くの人間が、共に生きるについて、どうすればいいだろうか、と考えて、できる基準というべきだろうか、それが、漸く、課題になってきたのではないか。

今までは、個々人なり、集団の利益の争いがあって、その行為の連続のなかで、できてきたルールの感じがある。全体に目を向けて、本当に、人間という動物と、周囲の環境と、それらのなかで、ある種のルールを、作ろうとする、そういう段階にようやくたどり着いたといえる段階になってきたのではないだろうか。

エジプトの騒ぎ、日本の国会の議論、アメリカの価値観、貧富の差、格差社会、中国の病理、・・・・

これらの、問題の解決には、広い視野が必要であり、近視眼的な対策で解決できるものではない。個々の価値観が、単純に、自分の環境からのものだけではなく、全体を視野にいれつつ、解決の方途を探すようになり、解決すべき課題とする考え方が、普通のものとなった時に、解決方向へ、足を踏み出す人類の行動の方向性が、見えてくるのではないか。