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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

アメリカの基地は必要か

2010年03月23日 22時13分57秒 | 思考試行
普天間基地の移転問題が、5月決着にむけてどうなるのか、注目されている。今日の国会での討論を聞いていると、アメリカへ基地が戻れば、すべては解決する。鳩山さんが言うように、独立国家に、他国の軍隊が駐留している現状が、当たり前でないことは、誰の目にも明らかである。

とすれば、なぜ出て行ってくれと言えないのか。第二次世界大戦で、敗戦国となり、以後アメリカの意思に従って、日本国は、行動してきた。ひたすらアメリカのご機嫌をうかがい、その顔色をみて、行動してきた。それで、ポチではあるが、一応世界2位の経済大国となった。

そして、「押し付けられた平和憲法」のおかげで、軍備費に金をつぎ込むこともなく、(ということになっているが、実は、結構軍事大国になっている。)また、アメリカの戦争に、直接まきこまれることはなかったように見えるが、実は、基地を提供し、財政的に貢献し、アメリカの戦争に協力してきた。それは、まったく手を汚していないとはいえない状況である。

まだ、人間社会の成熟度は、プロセスの段階にあって、まだまだ住みにくい現状にある。矛盾だらけである。そのなかで、憲法9条は、世界に主張できる将来の人間社会に必須のものとして、先駆けとなる宝物である。押し付けられたものが、宝物だった。

これは、一人日本のみのためだけではなく、世界の宝物でもある。いまこそ、その声をあげるべきときかもしれない。アメリカにズバッと主張することで、普天間基地が、国外移転となり、基地がなくなったとき、なにか問題があるだろうか。

いまや、他国を侵略する可能性のある国は、どこだろうか。そんな侵略行為をして、利益を得ることができるだろうか。

世界の平和のために、本当に行動する決意を固めて、主張すべきときが来たということかもしれない。