「ゴールデンスランバー」をみる

面白い映画だった。原作者の伊坂さんの世代より、少し上なので、ビートルズなどに対する感覚は違うし、全体的に、時代感覚が新鮮で、まるで、洋画を見たような感じがする。であっても、それは間違いなく日本人的であって、根本では、違和感はない。

小生の世代は、トイレの問題があって、上映前には、必ずそうしておかなければならないのだが、家を出るときに済ませてきたから大丈夫だろうと思っていたのが大間違い、ラスト１５分ぐらい前になって、辛抱たまらず、場外へ。

ただ、家内と観にいっていたので、その後の展開を詳しく聞くことができたので、よかったが、それでなければ、もう一度見なければならないところだった。話で聞いて、ラストに、チョットした工夫があって、みてもいないのに、ナルホド、ナルホドと納得したのだった。

聞いた部分を含めて、いい映画であったと思う。今の時勢、真実を見抜く目が、育ってきていることは、間違いない。支配層の諸君は、ほんまに「ナメタライカンゼヨ」である。単純に権力側がどうのこうのということではない。可能性の問題であり、それこそイメージを描けるかどうか、の話である。

イメージを描ける世代、人びとが、明かに増えてきている。簡単な世論操作なんて、企てたりしようものなら、すべて、お見通しである。キイツケヤ！！