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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

年金テロ・・・マスコミの役割

2008年11月19日 17時56分43秒 | 思考試行
元年金官僚、家族が殺され、傷つけられた。年金テロと言われているが、どう考えても、こんなことをして、世の中良くなるはずがない。ではどうすればいいのか、問題を解明しなければならない。

こんな短絡的な考え方をする人を生み出した背景には、マスコミの報道ぶりに大きな責任があると思う。真剣な問題分析、対策、啓蒙が必要なのに、なされていない。本格的な取り組みがなされれば、冷静な対処が可能なはずである。

年金は、複雑な仕組みになっている。その条文をナマで見たことのある人は、驚くに違いない。簡単に解るような代物ではない。制度も複雑で、どのように、この計数が決められていったのか、そのプロセスを解説できる人は、恐らく、普通の一般人では不可能と思われる。

年金資金が、ハコモノに使われて、無駄遣いということで批判を浴びた。そこには、地元有力者、建設業者、政治家が絡んでいて、簡単に年金官僚のせいにだけするわけにはいかない事情があった。

そこで、このような事件がおきると、やりきれないような気分になるのだ。くりかえしになるが、本当に問題の本質をつく、解説なり、処方箋が知りたいものである。年金は制度として、現実にあるのだから、問題解明をマスコミはきちんとしなければならない。まさに、マスコミのやるべき仕事である。取材能力が試されている。

いまこそ、マスコミに頑張ってほしいのである。思えば、報道機関というのは、後追いで取材するのだが、問題が起きたときに、識者にアプローチして、問題の解明をし、解りやすく国民に提供し、状況の改善のために大きな力を発揮することになる。各社競争で、世のため人のために奮闘してほしいものである。