ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

小さな庭の片隅で

2013年11月05日 21時27分33秒 | 自然

姉は、とんでもない田舎に住んでいる。
一般道から500mほど
家のない山道を歩くと到着するようなところだ。

隣の家まではさらに100mを
登らなければならない。
街じゃちょっと考えられない田舎だ。

兄貴が定年退職してからは、
夫婦でせっせと畑仕事もしており、
最近はイノシシに荒らされて大変だ
と嘆いていた。
そんな姉が、2年くらい前に
親父の見舞いも兼ねて
シイタケの原木を2本持ってきてくれた。
それにしてもこんな見舞いは始めていただいたわい。

シイタケの原木というと
山の中によく並べて置かれてある
光景が浮かぶだろう。
そう、そいつだ。
こんな街なかで
はたして育つのかいなと、
半信半疑で庭の片隅の、
金木犀の影になるところに置いておいたが、
やはり一向にシイタケが出てくる気配がなかった。

それどころか朽ちたようになって、
きくらげ状のものが出てきていたり、
カビが生えていたりして、
そのうちカブトムシがひょっこり顔を出したり
もしかしたら粘菌が発生するんではないか
と思っていたほどだ。
シイタケだと思っていたら、
年金疑惑ならぬ粘菌疑惑だった
なんてシャレにもならないしね。

やはり、山の気候と町の気候は違うんだなと思っていた。

案の定、原木をもらってから2年経っても
一向にシイタケが出てこない。
これはいよいよあきらめて
捨てようか
と思ったりもしたが、
木が太すぎて、捨てるには細かくしないといけない。
面倒なので、ついついほっておいたら、
な、な、なんと、先日、何気なく根元の方を見てびっくり!

立派なしいたけが実っているではないか。
さすがに、他の植木の影の部分なので
これまで気がつかなかったんやろねえ。

突然の出会いにぎょっとした。

これ。



まあ、これまでいろんなものを栽培し、
収穫してきたし、
脱衣所の片隅に変なキノコを生やして
育てたこともあるが、
我が家の庭でシイタケが出たのは初めてだ。

夏場の水やりでも、
一応きっちりと原木に水はかけてきた。
去年出なかったので
どうせ無駄だろうとは思いつつも、
万が一を考えて、
湿気は保ってあげようと
蚊に刺されまくりながら
水やりを続けてきたかいがあったというものだ。

ここんとこ雨が多いので、
原木も奮起したんだろう。

小さいのはもう少し育てることにし、
大きいものから収穫した。
原木から捥ぐのは初めての体験だったが、結構楽しい。

そうして収穫したのがこれ。



シイタケのマヨネーズ七味焼きにしていただいた。

産地偽装、食材偽装もない
doiron産のしいたけだ。

そして今日、小さな株も
大きくなってたら収穫しようと、
見てみたら、なんとしいたけに
ナメクジが群がっているではないか。

しまったあ、
ナメクジ除けの薬でも
原木の周りに撒いておけばよかった
と後悔したが、後の祭り。

1匹ずつ丁寧に取り除いて
駆除してやったぜ。

しかし、予期しなかった秋の恵みに、
収穫の日はいつもより多めに
ビールを飲んでしまったdoironなのでした。


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