ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

聖火

2008年04月25日 21時05分27秒 | 最近の出来事
職場の近くで火事があった。
消防車が派手に出動して行ったなと思っていたら、
ほどなく焦げ臭いにおいが職場に立ち込め始めたので、
窓から外を見ると
近くから黒煙があがっているのが見えた。
折からの西風にあおられ、
職場の方に煙がたなびいてきている。
においの原因はこれだ。
出火の原因などは知らないが、
民家が4軒燃えたとのこと。
幸いけが人はいなかったが、
悪魔の火は4世帯の生活拠点を
一瞬にして奪ってしまった。

同じ火でも
今朝、日本に到着したオリンピックの聖火は、
情熱の火だ。
ギリシャで太陽の光を用いて点火された火は、
聖火と呼ばれ、
様々な人の手を経てオリンピック開催地に届けられる。
人々が、身体の限り、精神の限りを尽くして
人類の頂点を目指すスポーツの祭典、オリンピック。
その象徴である聖火は、
肉体と精神の高みを目指す多くの選手の情熱の火だ。
ところが
この火が今民族紛争の、
文字通り火種となっていることを
多くの人が嘆いているだろう。
日本での聖火リレーが
無事成功することをわしは祈る。
人々の情熱に火をつけるのではなく
水をさすようなことは絶対あってはならないことだ。
主張は主張で堂々と唱えればいい、
その主張の場として聖火を利用することは
絶対間違えてるとわしは思う。

4世帯の生活拠点を奪った悪魔の火も、
人々の情熱を象徴する聖なる火も、
火に変わりはない。
もっと言えば
戦争で多くの人々の命を奪うのも
火の武器だ。
ギリシャ神話では、
火はかつて神様のもので、
それをプロメテウスが盗んで人類に伝えたといわれている。
やがてその火を扱うことを神様は許し、
人類にゆだねたが、
それを、悪魔の火にするのか聖なる火にするのか、
そのことも一緒にゆだねられたことを
私たちは忘れてはいけない。
よね!

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