ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

古本屋の帰り道

2009年11月24日 22時46分59秒 | 最近の出来事
久しぶりに走って汗をかいた日。

友達と飲みに行こうということになって
古本屋で待ち合わせをした。
そこの本屋は
文庫がどれでも一冊88円。
買って少し読んで
面白くなかったら
読むのをやめてもいいやという
気軽な値段だ。

待ち合わせの時間待ちの間
いろいろ物色して
椎名誠の本を一冊買った。
ジムでバイクを漕ぎながら
読むのに手ごろな
短編エッセイ集だ。
そしてこの人の本を買ったら
やっぱり、この人のも
買わなければなるまいて。

沢野ひとし

椎名さんの挿絵をよく書いている人だ。
様々な山についての
エッセイを集めたものがあったので
それを選んだ。

ついでに
チラッと目に入った
何たらマラソン殺人事件。
そうそう
マラソンという字や
トライアスロンという字に
視線が敏感に反応したり
することありませんか?

doironは最近
「ハンバーグ」が「バンクーバー」に
見えてしかたないんですが・・・

ま、それはさておき
その本のタイトルのように
何故、どうして
マラソンと殺人が結びつくのか
その一点の興味だけで
買うことにした。

以上3点をお買い上げ。
合計264円でした。

図書館で本を借りるような
気軽さで買えるのがよかね。
返さなくていいしね。
また行こうっと。

そして思い出した。
昔、学生の頃によく通った

「貸本屋」

学生街の真ん中にあって
風呂屋の隣というロケーションが
何とも絶妙だったなあ。

風呂桶持って風呂屋に行って
帰りに、立ち寄って
借りて帰る。
ふらふら遊んでいても
風呂屋にはたいてい行くから
わざわざ返しに行く面倒さがない。

その貸本屋で
昔の名作といわれる漫画は
ほとんどすべて読んだ。
はしかのように
かぶれた太宰も
その貸本屋に住んでいた本だ。
たしか一冊20円とかそんなだったな。
テレビも持たない
貧乏下宿学生だったから
貴重な娯楽でしたワイ。

今なら考えられないよな。
いろんな人で回し読みなんて、
「衛生上よくありません」と
保健所からクレームがきそうだ。
インフルエンザの季節なんか
もってのほかやね。

そして本の背表紙の内側に
差し込まれてあった貸し出しカードには
借りた人の名前がいくつも書かれてあった。
「あ、この本あいつが借りてたんや」
なんてのも、本を選ぶときの
ひとつの選択肢だったなあ。

個人情報の丸出しもええとこだ。
いや個人情報という言葉さえ
なかった昔の話だ。

時代は過ぎ去って、
激安で買った古本を抱えながら
ほろ酔いで帰った帰り道。
貧しかったけど、
とっても豊かだったあの頃を
思い出しながら
あの学生の頃暮らした地には
雪もちらほらしてるんやろなあ
なんて考えてた。
季節はすっかり
感傷の秋深しですねえ。

枯れ葉よ~


そしてほかにも
読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋
でもある。

なんか楽しみをひとつに
まとめたような季節だな、秋は。

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