毎日暑い日が続いている。
外を歩いていると、
頭や背中がじりじりと反応することからも
照りつける太陽が、
すごいエネルギーを放っていることがよくわかる。
同じように太陽が照っていても、
冬の散歩では、心地よい程度なのにえらい違いだ。
夏と冬で陽光を受ける角度と時間が少し違うだけで
こんなにも体感が変わるのだから、
やはりちっぽけな人間から
見れば地球も太陽も大きく宇宙は広いと
身を持って感じる今日この頃だ。
8月に入ってそんな暑い日々が続いているが、
明日からはまた一段と暑くなっていく
という予報が出ているらしい。
夏好きのdoironには、
従来なら居ても立っても居られない季節なのだが、
高齢者を抱えている身としては、
そうそう出歩いてばかりもいられないのが残念だ。
特に今年は、例年になく体調トラブルが多いしね。
年々、こういう傾向が強くなってきているのは確かだ。
夏を迎えるごとにそれを感じる。
今年の夏も、まもなくピークを迎えることになる。
数年前から、報道やネットでの熱中症の注意喚起が、
doironの介護生活に比例するように
活発になっているのを感じている。
特に今年は今まで聞きなれない言葉で、
よく見かけたり、耳にするのが「熱中症情報」だ。
マラソンやトライアスロンを趣味にしている人に関係の深い、
運動に関する情報を見てみると
「0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度」
で割り出した数値(WBGT温度という)が
31度以上の場合、
原則運動は禁止とされている。
ちなみにもう一つ、黒球温度とは、
黒い球の中心部の温度を測ったもので、
主に輻射熱の影響を見る指標だ。
すなわち、輻射熱が高くても
気流があれば低く出たりするので、
人間の体感に近い増減をする。
そうして計算されたWBGT温度は
主に都道府県単位で出され、
大阪では原則運動禁止の熱中症情報は、
8月に入って本日5日でもうすでに3回出されている。
さすがに猛暑といわれているだけのことはある。
国の指針に基づいて出されるこの数値をもとに、
我が家の熱中症対策も頻繁になる。
特に意識しているのは水分補給。
むくみの見られる症状に対し、
水分補給の加減は微妙なところがある。
しかし、ほぼ毎日医者に行く状況なので、
医者の指示に従って
微妙な水分摂取量の調節を
何とかこなしていかねばならない。
それがきちんとできているかどうかは、
四六時中、親父のそばについているわけではないので
怪しいけれど、
まあ常にそれを意識していることで、
そこそこには対応できている、と思っている。
こんなにきめ細かく介護していることを
きっと親父は理解してないかもしれない。
まあ、それは仕方ないとあきらめ、
自分が介護になった時に
この経験はきっと役に立つだろうと、
思うことにしている。
というか、そう思わないとやってられないぜ、
ということも正直あるんやけどね。
若いころはなあ、気温が上がれば上がるほど色めき立って、
こんな時の練習が自分を強くするんだとばかりに、
逆に積極的に外に出て過激に体を動かしたものだ。
そんな経験が自分の感覚をマヒさせている部分も
あるだろうからいい機会だと思うことにしている。
当時、熱中症の指標として
WBGTなどという概念はなかったが、
もしあったとしても
それが100になろうが、
動き続けるのがトライアスリートだ、
なんて考えていたことだろう。
少しの年月の間にいろんなことがあって、
そんな考え方は変わってきた。
人間、歳を取るといろんな事情に束縛されて
生きていかねばならないのだ。
明日からしばらくは、
また次の仕事が入っているので
今までのようには遊べないが、
まだしばらくは続く今年の夏を、
そんないろんな事情の隙間を縫って
しっかり満喫したいと、
今日も介護に遊びにと
せっせと動き回っていたdoironなのでした。
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