ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

首藤さんの初盆参り

2019年08月30日 21時29分53秒 | 最近の出来事

まもなく首藤さんのお骨を
納骨にT本さんと涸沢へ出かけます。
生前時にそんな話を
本人としていたので、それの実現です。

涸沢といっても、バスでちょろっと行って
納骨してくるというわけではありません。
涸沢へ行くのですから
丸々一日歩いてそこへいくのです。

上高地にバスでつき
涸沢と徳澤の山小屋に
一泊を予約しました。
まあその時のことはまたちゃんと書きましょう。

その山行きのためにT本さんと
打ち合わせも必要やなあ
と思っていたのですが、
首藤さんが亡くなって
今年の初盆参りに行きつつ
打ち合わせをしよう
ということになりました。

T本さんは和歌山市に住んではる人です。
首藤さんの奥さんに連絡し、
初盆参りのお願いをして
日程をいただきました。

その日程で、昔プールやマラソンで
お世話になった人々に
連絡をしたところ8名が
参加することになりました。

当日は首藤さんの家の近所の
スーパーに集まり押しかけていきました。

T本さんは車で、そして後は
自転車での参加です。
doironはついでにスーパーに
買い物に行きとミセスをたきつけて
送ってもらいました。

男性5名、女性3名のメンバーです。



首藤さんのおうちは
マンションの最上階に
庭付きの最高の部屋に
住んではりました。

マンションに入って行き、
コールをすると入り口を
開けてくれはります。
とその時にエレベーター横の
階段が気になりましたね。

晩年、首藤さんは膝も痛めてはりましたが、
病気と闘うためには体力も必要だと、
この階段を上り下りしているねん
といってはりました。

昔は大峰の山を、
登山道もない斜面を登ったり下りたり
していたのを思い出します。
月日の流れはすごいものですねえ。

その階段もねえ、
だんだん回数が減ってきたよと、
エイでお酒を飲みながら
言ってはりましたなあ。

部屋に行くと首藤さんの仏壇には
お供え物がいっぱい置かれていました。

我々は線香をおさめさせていただきました。

あとは、doironが描いた絵も
お粗末ですがお渡ししました。

こんな絵です。



首藤さんは本当にクールに
生きてはりましたが、
心底優しい人でした。
そんな彼の印象をそれなりに
表現したものです。

奥さんは絵が好きで、
部屋には有名な人の絵が
いくつも飾られています。
何百万もするような絵も
飾られてあるんですよ。

そんな中に恥ずかしいのですが、
まあ今の私に表現できる
精一杯でありました。

みんなで順番にお参りをした後は、
奥さんがありがたいことに
軽いお食事を用意してくれました。
それを囲みながら、
いろんな思い出話をしましたよ。

僕が書いた絵を見ながら
奥さんが昔話をしてくれます。

へ~首藤さんてそんな人やったんやあと、
飲み屋で1500回くらい一緒に
飲んだのに知らないことだらけでしたね。

そして最後に奥さんは、

「主人がなくなる二日前に、
手帳にこんなことを書いて見せてくれました」
といって示してくれたのは
首藤さんの奥さんへの最後の手紙でした。

趣旨は
「こんな僕を最後まで愛してくれてありがとう」
というものでした。

たどたどしい字で本当は
もっと長いんですが、
趣旨はそんな感じです。

いろいろと話をして初盆を終え、
奥さんに感謝しつつ帰宅しました。

そしてその夜の事です。
こんな夢を見ました。

家のなかでdoironが椅子に座っていると、
首藤さんが走って我が家に
ビールを飲みに来るのです。

走ってくる途中で出会った
ラン友なんかの話をしながら、
暑い暑いといっては
持ってきたTシャツに着替えてはります。

そんな着替え作業が何回も続きます。

ああ、あのTシャツは奥さんが
用意してくれているんや
という感じを見せたかったのでしょうかねえ。

初盆というお参り時に、
強烈に彼の夢を見ました。
きっと、きっと、お盆ということで
こちらに帰っていたんでしょうねえ。

「首藤さん、doironもしっかりと
現役時のあなたに負けないように、
一生懸命に生きていきますよ」
と、そんな熱い一杯を椅子に座って
交わしたようなお盆の夢でした。

首藤さん、来週、眺めのいい所に
T本さんと散骨してきますからねえ。



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