生まれ変わって一年です

今日は宝塚ハーフマラソン

あれから、今日で一年となります。
あんな経験はもうこりごりなんですが、
生き長らえた今となっては、
稀有な経験をしたと思えるまでになりました。

日々を重ねるに連れ、
あの時に見た暗闇は
紛れもなく「死」だった
との思いがますます深まっていきます。

人は誰だっていつかは死ぬのです。
ただ普段はそれを意識することなく生きています。
それは誰のそばにも佇んでいるのですが、
振り返れば前に動き、
見上げれば足元に動き、
目にすることはないのです。

でも、ｄｏｉｒｏｎは見てしまいました。
そして今も常に、傍にたたずんでいるし、
目を閉じてもまぶたの裏に
焼き付いているのです。

なんて書くと、不吉なことのように聞こえますが、
そうではなく、
「死」を知るということは
「生」を一層輝かせるものである
ということを言いたいのです。

あの事件以来、日々そんな思いが強く
なってきているということは
裏を返せば、あの時に
一度死んだことで
せっかくもらった命だから
無駄にしちゃいかん
という思いが、どんどん膨らんでくるのです。

まるで、どこかの新興宗教の教祖のようですが、
最近しみじみとそう思っていて、
一年後の今日が近づくにつれ、
その思いはますます強くなってきているのである。

で、それがどしたん？て声も聞こえてきそうですが
とりあえず今日は今から
その現場である大会会場に出かけてきます。

生きてることをさらに実感するためにね。