僕が住んでる地元では
毎年7月末の土曜日に
盆踊りを開催する
この盆踊り、
村中がひとつになって
実に盛大に開催される
近頃珍しい本格的な
音頭とりがやってきて
入れ替わり
たちかわり自慢の喉を披露する
それにあわせて踊るのは
村の昔のきれいどこ
敬老席では村の長老達が
うちわ片手に夕涼み
おっさん連中は
テントでビールを飲みながら
寄付の受付
会場設営の段取りは
すべて青年団が行う
事前の寄付集めや
10以上ある出店の
用意もすべて行う
もちろん、周辺の交通整理も
青年団たちが行う
そして
盆踊りの前には
子ども会イベントのビンゴゲーム
こんな風に村中の
老若男女が
地元の氏神神社を中心に
盆踊りに向けて
心をひとつにするのだ
親父が入院しているので
今日も早く帰って
家でビールを飲んでいたら
盆踊りの代表者が
協力願いに回ってきた
「当日はよろしくお願いします」
思えば、8年前
盆踊りの責任者だった
僕も彼らと同じように
町内すべての家庭に
頭を下げて回ったなあ
心配事は
山ほどあった
村の人は来てくれるだろうか
踊り子さんは集まるだろうか
素人出店の食品で
食中毒は出ないだろうか
音頭とりの接待や
遠方から来てくれる
踊り子さんたちへの心遣い
は怠りないだろうか
準備の時の怪我は
当日の空模様は
寄付は目標額は集まるだろうか
そして何より
みんなに楽しんでもらえるだろうか
皆生前後の時期だけに
皆生が済むまでは
そんな心配ごとに封印をしなければ
ならなかったのは辛かったなあ
だから
皆生がすんだその日から
頭の中は盆踊り一色になった
トライアスロン完走という
大きな夢を果たした喜びを
じっくり味わう間もなく
盆踊りに突入してたなあ
皆生に関しては
ほかにも
幼馴染の母親が
三回目の皆生に行ってた時に亡くなって
葬式にいけなかったばかりか
毎年その時期に行われる
法事に一回も行けてなくて
大きく義理を欠いているのも
皆生で犠牲にしたことのひとつだ
10回目の皆生では
走りながら
そんなことも次々浮かんできて
ゴールの時に感極まってしまいましたな
今年ももうすぐ盆踊り
村の神社に活気があふれる
早く梅雨が明けないかな
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