ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

今頃わかっても遅いかもねえ

2013年03月19日 21時11分38秒 | 最近の出来事

息子の部屋を勝手に我が物顔で
使っているdoiron。
すべて占領しているわけではなくて
部屋の片隅に
彼が使っていた
顕微鏡やら画板やら
捨てるに捨てられない表彰状やらが
目立たないように残っている。
ていうか、目立たないように
片隅に追いやったんじゃがね。

そんな荷物の一つに
彼のお絵描き道具入れと
お習字箱もある。
これはまあ、doironも使えるかと
目論んで、残してあるものだ。

学生の頃、これを持って
学校へ行ってたんやろなあ。
お習字箱のあちこちについてる
墨の汚れは彼の勉強の名残でもある。

とまあ、そんな彼の持ち物を見ながら
彼のこどものころを懐かしく振り返るとともに
自分にもそんな授業を受けた記憶が
うっすらとよみがえってきたりもする。
しかし、自分の学生の頃の記憶の中に
お絵描きやお習字が
楽しかったという部分が
少しもないのにはがっかりする。

今なら、お習字の時間なんて
待ち遠しくて仕方ないだろうに。

図画の時間も待ってましただろう。

なのになぜ、当時それを楽しむ気持ちが
少しもなかったんだろう。
材料もテーマも方法も
すべて与えられて、教えられて
作り上げていくことだけに
専念する機会を与えられていることを
なぜもっともっと楽しめなかったんだろうと
後悔するのである。
若い時にはほかにもっと
楽しいことがあったんやろねえ。
でもそれが何だったのかも
今は記憶の彼方にかすんでしまっている。

話は変わって、先日10歳年上の
親戚の人が60年ぶりで
doiron家を訪ねてきた。
60年ぶりということは
まだその頃doironはいない。
だからその人はdoironにとっては
相手の家でお会いしたことはあっても
こちらの自宅でお会いしたことが
なかったということになる。

なんでも、doiron市の周年事業で
歴史のシンポジウムがあるから
聞きに来て、近くまで来たので
寄ったのだそうだ。

60年前と今じゃまったく街の様子は
違っているだろう。
doiron家の前にあった小川は
下水管になり、
近所にあった大きな池も今は
小学校になっている。
道も広くなり、地形もずいぶん変わっているだろう。
ただ、唯一変わらずあるのが
神社とその森にあるクスノキの大樹だったそうだ。

そのことは、彼をとても感激させた
何せ、歴史マニアなのだ。
過去の痕跡などを見つけることに
たいそう喜びを感じる人なのである。

そういえばdoironも
神社仏閣、街道などに
最近興味を抱いている。
人間て歳を取るとなぜか
歴史に興味を持つようになる人が多いんだよね。

それは何故なんでしょう。

もう今はこの世にいない人々の
生き様を知ることで
自分の生き様を確認しようとするのだろうか
それとも、何らかの形で
自分を歴史のワンピースとして
残しておきたいという思いから
先人の姿を偲ぼうとするのだろうか。

そのへんはまだ自分にもよくわからない。

でもねえ、ここでもまた思うんだ。

学生の頃習った歴史の授業も
退屈だったなあって。

受験のために、年代を覚えて
人の名前を憶えて
そんな授業のなんとつまらなかったことか。

しかし、もし今自分が学生なら
目をキラキラさせて
日本史や世界史の授業を受けただろうな。

そう考えると、勉強って
きっともっと楽しいもんなんだろう。
ただ、悲しいかな
若い時にはそのことに気が付かないんだよな。

そう、それはやはり
若い人にとって勉強は
受験のために詰め込むものでしかないのかもしれない。
自分から興味を持って
好奇心を抱いて学ぶ
やっぱりそれが本当の勉強なんだろう。
勉強というものは本来そうあるべきなんだって
今頃わかってきたのが
我ながらなんとも情けないなと
思ったりしているわけです。


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2 コメント

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良くわかります (kita)
2013-03-20 10:25:29
私も今年、幼い頃住んでいた土地を訪ねました。
当時住んでいた家がどこにあったかもわからないほど変わっていましたが、寺では見覚えのある風景に出会えました。

http://ameblo.jp/atugistreet/entry-11457764906.html
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ありがとうございます (doiron)
2013-03-20 16:18:12
共感いただけてうれしいです。
ブログも見させていただきました。
丁寧に作られていますねえ。
手間ヒマもずいぶんかけられているようで
感心しました。

拙いながら、私もこれから、
街道歩きに力を入れていこうと思っています
ので、またお立ち寄りください。

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