ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

神様のいたずら?

2013年02月26日 21時35分01秒 | 生活

信太、楽しむのだ2は明日に回して
今日はちょっとした出来事があったので
それを書きます。

最近すっかりお絵描きに夢中で
昨年末には、作品を連ねた
カレンダーも作ってあげたところ
ますます、夢中になって絵を描き続けている
義母さん。

doironのヘタな絵が
老後の生きがいつくりに
ひと役かったんだと思うと
それだけでこの趣味が
報われるような気がする。

最近はデイサービスで習ってる
絵手紙の先生の方針にも
ちょっぴり逆らい
我が道を歩き始めるほど
入れ込んでいるそうだ。

落ち込んでも、絵さえ描ければ
機嫌も体調も良くなり
ルンルンの一人暮らしを楽しんでいるわけですね。

そんな義母さんが、
先週中ごろに右手の不調を訴え始めた。
絵を描こうとしても
しびれた感じで思うように手が動かない
とのことであった。
義母さんは「脳梗塞かもしれん」と言うが
口は相変わらずよく回るし
不自由ではあるものの
足腰の状態も変わっていない。
なので、これはきっと
頸椎からきているんだろうと
タカをくくっていた。
でも、万が一ということもあるので
近所のお医者さんに行って相談したところ
「私も頸椎からきていると思いますが
念のため、しっかり検査のできる病院の
予約を取って紹介状を書いてあげましょう」と言われた。

まあ、そんなことはないだろうと思いつつ
一週間後の今日、その病院に行って
CTやMRIの検査をしたところ
なんと、やはり軽い脳梗塞の跡が見つかった。
詰まっていたのは細い血管でしたが
ビー玉大の組織が真っ白になって
壊れていることがわかった。
その脳の部分は
ちょうど、右の指先の動きを
つかさどるところなんだそうだ。

神様はなんて、残酷な病を
彼女に与えたのだろう。
よりによって、今の生きがいとなってる
絵手紙つくりに大きな試練の重しをつけられたのだ。
これが重症なら、神様を呪って
慟哭しただろう。
だが、救いは軽症であったことだ。
まったく動かないわけではない。
横は大丈夫なのだが
縦方向の筆運びが思うように
滑らかに動かないだけなんだそうだ。

それを聞いて、なんといってよいのやら
とっさに思い浮かばなかったが、
ここは深刻になって、暗く対応してはいけない。
明るく楽しい介護の精神に反するもんね。
そこで、義母さんには
花の詩画集をしたためている
星野富弘さんの話をしてあげた。
彼は頸髄を損傷し、口に筆を加えて
絵を描き、詩を書く人なのだ。
その絵は素晴らしく
詩も、日常の何気ないことに心の琴線を震わす
とてもリリカルな作品群のことを
紹介してあげ、
「口で筆を加えて絵も描けるんやから
少し動きにくいくらいどうってことはないよ」
と言ってやったら
「そうやな、じっくり時間をかけて
描くようにするわ。すっきりしたわ」だって。

強がりかもしれないけど
そうして強がりでも言えるくらいなら大丈夫。
神様の仕打ちに最初は
憤りを感じたけども
今は、彼女の作る作品に
一段と凄味が出るのではないかと
運命を受け入れたうえで
期待をしてみようと思っているdoironなのでした。

う~ん、負けられん


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