ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

今年も熱い夏が・・・

2006年06月29日 22時25分59秒 | 最近の出来事

今年もまもなく熱い夏がやってくる。

「ツール・ド・フランス」

今年も7月1日から23日まで、
フランス全土(今年は一部ドイツも走るらしい)で
3657.1
kmの熱き自転車野郎の戦いが繰り広げられる。

今年の見所は何と言っても
去年まで史上初の7連覇を遂げ、
絶対王者の座に君臨し続け、
ツール後に引退した
L.アームストロングに代わって
誰が総合優勝するのかということやね。
(あのミカミもアームストロングにはしびれてたなあ。)

あまりにも偉大な王者の引退は、
ツールどころか世界のサイクリスト界を
群雄が割拠する戦国模様に塗り替えてしまったような感さえある。
今までのツールは、
アームストロングがどんなレースをするのだろうか、
2位にどれほどの差をつけてゴールするのかが唯一の関心事だった。

しかし、今年は違う。

先にイタリアで開催されたジロで優勝した
Iバッソか、
今回の出場者の中で唯一優勝経験のある
J.ウルリッヒか
それとも突然現れる超新星か、
23日の最終ステージにパリの
シャンゼリゼ通りで
勝者のジャージ「マイヨ・ジョーヌ」を着ているのは誰なのか、
今年はこれが最大の関心事だ。

まあこれは、関心事が本来の姿にもどったということやね。

ほんで今年のツールの見所は他にもある。
ひとつは18日に開催される、第15ステージ。
超絶山岳ステージを制する選手が誰なのか。
これはかけねなしに面白いはず。

ラルプ・デゥエズという13.8kmの登り、
平均7.9%の斜度、
最大で14%にもなる強烈な傾斜を駆け上る模様は、
僕にとってツール山岳ステージの象徴だ。
このコースのレコードは37分35秒。
山岳道を「まるで平地のようにロケットスパートする」と
他の選手にいわしめた
M.パンターニが
97年に打ち立てた記録だ。
彼以外に37分台で
このコースを駆け上がった人類はかつていない。
このときはテレビを見ながら
全身に鳥肌が立つほどの感動だった。

それともうひとつの見所は、
最終日の前日の22日、
第19ステージに設定されている
57kmの個人タイムトライアル
(TT)
最終日の第20ステージは
シャンゼリゼへの凱旋ツアーのようなものだから、
最後の勝負が
この第19ステージになる筈。

かつて、アメリカの
G.レモンが
フランスの英雄
フィニョンを
最終ステージの個人TTで数秒差で破ったレースは、
あまりにも有名だ。
それほど個人TTは
優勝の行方を大きく左右することが多い。

今年のように群雄割拠のレースで、
最終日前日に個人TTを配した大会側の配慮は
心憎いばかりやね。

自分も含めて
自転車野郎の熱い夏がまもなくやってくる。


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