ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

大阪八百八橋を巡った 3

2015年01月28日 21時33分47秒 | ウォーキング

大川が堂島川と土佐堀川に分かれるところの先端
そこは「剣先」と呼ばれ、緑のオブジェがあります。

よく見ると下に「噴水注意」と書いてあります。
「何かなあ」と思って見ていた丁度その時に
水が噴き出してきました。



なるほどこんな風に水が出るのなら、
船も気をつけないとなあ。

それにしても何のための噴水なんでしょうか。
曝気による河川水の浄化が狙いなら
小さすぎるように思うのですが。
帰宅して調べたら、公園のシンボルとして
設置したものらしいです。

しかもあの有名な建築家
安藤忠雄さんの設計だそうです。
あまり知られてないけど、
お金がかかってるんですねえ。

その噴水の取水口が天神橋の螺旋階段のすぐ横にありました。



下におりて芝生養生中の広場を
横目に進んでいったときに
一台の自動販売機に目が止まりました。

実は最近、行政から自治会に対して
防犯カメラをつけないかという呼びかけが
頻繁にあります。

聞くと補助金等は全くないそうですから話になりません。
そこで、ふと気づいたのが
自治会公民館前にある自動販売機です。

最近の自販機は、
災害時には無料開放される機能があったり、
AEDを備えてある機械があったりします。

自販機自身の防犯にもなるのだから
カメラを備えている自販機も
当然あるはずですから
それを活用できないのかと
思い至ったわけです。

さっそく地元の市役所に行き
そのあたりを調べてほしい
と要請したところでした。

なぜそんなことを思い出したかというと、
そこにあった自販機には
防犯カメラがついていたのです。



どこまでの範囲を写すことができるのかわかりませんが、
少なくとも自販機前の広場くらいは
レンズの視野に入っているはずです。

この写真を持って、
また行政に行ってみようと思いました。

小さな「ばらぞの橋」を渡ると



そこがバラ園です。



しかし今の季節にはまったく花がありません。
造園業者らしき人達が
せっせと手入れをしておりました。

そのバラ園の真上に架かるのが
浪華三大橋の最後のひとつ「難波橋」です。



橋の両詰にライオン像のあることで有名な橋です。



これまでの橋と違うのは、
かなり重厚な作りになっています。
橋の途中にはこんな橋脚があったり、
こんな解説も設置されています。



うんと目立たない橋の下の
ちょっとしたところにも、
凝った彫刻が施されていました。



大阪八百八橋を象徴する橋と言っても
過言ではないでしょう。

ここからコースは大阪の文化・行政の中心地に入ってきます。

東洋陶磁美術館は工事中でした。



これが以前にプロジェクションマッピングを見た



中之島公会堂。



そしてこれが府立中之島図書館で



これが以前仕事でもたまに来ていた大阪市役所です。



クリスマスイルミネーションのあった

「みおつくしプロムナード」



も今はビジネスマンたちが
せわしなく行き交っています。

栴檀木橋を見ながら歩いていると



そんな一角にも
かつての関大阪市長の銅像が立っていたり



「緑の賛歌彫像」があったり、



サンフランシスコとの姉妹提携記念碑があったりしますが、



doironが写真を撮っていると
行き交う皆さんも

「あれ?何を撮ってるんやろ」

みたいな顔で通り過ぎてゆきます。

毎日通っていても意識をしなければ
見えるものも見えないんでしょうねえ。

その先にあるのが「淀屋橋」です。



豪商、淀屋が架けた橋です。

先の浪華三大橋は公儀橋でしたが、
ここは町民が架けた町橋です。
御堂筋が通るこの橋は、
今や大阪の大動脈。

言ってみれば、お上が架けた橋よりも
町橋の方が賑わっているわけで、
大阪の町民にいかに先見性があったか
を思わせる橋ですねえ。

大阪市役所駐車場の名物、
ひげのおじさんは探したけれど見つかりませんでした。

まだ携わっているんでしょうかねえ。

御堂筋を渡って、さてここからしばらくは、
これまであまり通ることのなかった
土佐堀川沿いの道に入っていきます。



続く