ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

味の素

2009年05月22日 22時02分14秒 | 生活
何を隠そうわしは味の素っ子なのである。

子どもの頃は、
お皿に味の素を盛って
おかず代わりに舐めていたこともあったぐらいだ。
今は、さすがに
舐めたりすることはないが、
玉子焼きの卵には必ず入れているし、
水ナスや漬物なんかにも
大量にふりかけて
奥さんにしかられたりしている。

仕事でも
かつて所属していた部署で、
工場見学の企画をさせられたことがあり、
そのときも
迷わず味の素工場の見学を企画し、
たくさんの人を連れて行ったりしたものだ。

そのときに、
味の素っ子のわしは、
興味深々で
工場の関係者に
いろんな質問をしたことを覚えている。

そのうちのひとつが、
「味の素のうまみ成分である
グルタミン酸ナトリウムは
化学的にも製造できると思うのだが、
そうしているのですか」
という質問だった。

それに対して、
担当者の答えは
「それは確かに可能なのですが、
食品なので、
そういう製法を用いているというのは
印象が悪いので、
我が社はすべて自然食品を用いています」
というものだった。

さすがのさっちゃんである。

味の素っ子のわしには
理想的な回答であった。

当時、
グルタミン酸は鰹節(削ってないもの)の
表面に吹いている
白い粉のことだと思っていたので、
鰹から抽出しているものだと思っていたが、
どうだったのだろうか。
今はサトウキビを醗酵させて
製造しているらしい。

そんな味の素社は
最近は、
「あしたのもと、味の素」
をキャッチフレーズに宣伝を
展開している。
そしてホームページをみてみたら
なんと一昨日、5月20日に創業100年を迎えたらしい。
結構タイムリーにWEB訪問したわけだ。

今でこそ資本金8000億の
大企業であるが、けっして
これまでずっと順風満帆だったわけではない。
あるとき、
売り上げが伸びないことから、
社員から売り上げを伸ばすための
アイデアを募ったところ、
味の素のビンの穴を大きくする方法で
売り上げがぐっと伸びたというのは有名な話だ。

人間の必須元素のひとつに
ヨウ素(元素記号:
I)がある。
高校のとき、
生物の先生が言ってたのを覚えている。
この元素は海草から摂取できるらしいのだが、
海草をあまり食べない欧米人のために、
かの地で売られている味の素には、
ヨウ素(I)が含まれているんだということも
その先生が教えてくれた。
その話が本当かどうか知らないが、
この先生もきっと味の素っ子だったのに違いない。

しかし
I(愛)をまぶした味の素、
あるなら是非食してみたいもんだ。