出張先は横浜。
ずーと、記憶をたどれば
ほぼ20年ぶりの横浜訪問だ。
以前も仕事で行った。
「ちょっと前なら憶えちゃいるが、」という
「港のヨーコ、横浜、横須賀」のセリフじゃないけど、
当時のことはほとんど覚えていない。
かすかにではあるが、
その時は山下公園と外人墓地と
港の見える丘公園に行った記憶がかろうじてある。
それにしても、
港の見える丘公園てなんてベタな名前なんやろ。
そしたら、
天王寺公園はさしずめ
「通天閣の見える公園」ですな。
長居公園は「国際女子が走る公園」でもいいんや。
いや、今なら
「ホームレスと行政が火花ちらす最前線の公園」がいいかな。
ま、それはさておき、
約20年前の出張で出かけたところが
それだけしか記憶にないなんて、
若気の至りですな。
今なら、そんなんじゃ、
ずぇーたい、済ませへんもんね。
好奇心はきっとそんな若い時より
今の方がずっと旺盛なような気がする。
今回、出張に先立ち
仕事の合間のオフ時には、
寸分のすきもなく観光してやると
緻密に分単位で計画を練り、
いきこんで、横浜に乗り込んだ。
出発当日
JR阪和線の通勤電車に揺られながらも、
偶然一緒になったO宅妹と、
ハワイの話で盛り上がりながら天王寺へ。
それにしても毎朝あんな満員電車で通勤なんて、
ほんまご苦労さんやなあ。
そこからワシは地下鉄で一人、新大阪へ向かった。
分刻みで緻密な計画をたてていたのに、
「この星の通勤電車はわけもなく遅れる」
(ジョーンズ風に)
で、この段階ですでに計算に狂いが生じており、
このままだと
用務先に時間ぎりぎりの新幹線しか乗れない。
ま、仕方ないなと気を取り直し
計画より一本遅いノゾミに乗った。
読書と居眠りで2時間17分。
途中、富士山が見事でしたわ。
それにしても、
そんな時間帯のノゾミは
ビジネスマンだらけ。
パソコンを開いて、
一心にキーをたたき続ける人もいたなあ。
また中には、
テーブルに赤いお弁当袋にはいったお弁当を置き、
静岡あたりから
うまそうにぱくつき始めるビジネスマンも。
出張慣れしてるんでしょうな。
こんなところで
みんな始末しているんですな。
お腹を刺激されたので
こちらも移動販売のワゴンで
サンドイッチと缶コーヒーを購入し、
富士山や乗客を眺めながら食べた。
そうしながら、よく見てみると、
ビジネスマンに混じって、
若い人も結構多かった。
そう、受験シーズンなんやね。
マーカー片手に参考書に見入る姿は、
今日の取引資料の
確認をしているビジネスマンよりずっと真剣やった。
受験に挑む受験生。
乗る電車も「のぞみ」に決めていたと見たが・・・、
考えすぎかな?
そののぞみの到着駅、
新横浜から横浜へ。
スケジュールによると
当初50分余裕があって
新横浜の名物ラーメン横丁での
昼食を予定していたが
用務まで25分となった
今では行列のできそうな店は×。
だもんで
とりあえず用務先の
みなとみらい線の駅に降りて
地上に出てみると
何と目の前に立ち食いうどんやさんが・・。
これは、チャンスとその店に入って、
サンドイッチの残り部分の胃袋を補充した。
これから6時まで
みっちり用務だから腹に入れとかんとね。
しかも、
ここで関西と関東の
うどんのダシの違いをチェックできる。
一石二鳥やね。
で頼んだのは
「たぬきソバをうどんで」
え~、
メニューに沿って頼むとこんな言い方になるんや。
大阪やったら
「けつねうどん」
で一発やのになと思いながら、
さすが立ち食い、
30秒もしないうちに注文の品が出てきた
取材、取材とうどんをパチリ。
どうです?
天カスが多すぎてわかりにくかったかなあ。
とにかく、
濃~い色のダシでしたわあ。
用務を終えてから、
いよいよ今夜の宿へチェックインだ。
泊るのは、
予告編でお知らせした
●パホテル。
用務先から横浜スタジアムの横をとことこ歩くこと約20分。
着いた着いた。
これがこの日のねぐら。
テレビももちろん完備。
でもここでくつろいでなんかいられない。
早速、屋上露天風呂を取材。
周りに高いビルの中にあるこのホテル。
かろうじて露天と呼べるかなあ、
壁に囲まれ空だけが見える露天風呂でした。
でもまあ、
風呂はやっぱり極楽極楽。
朝からの移動と用務の疲れをほぐしてくれるには十分の湯でしたわ。
他に入浴客もいなかったので
撮影を敢行。
カメラ代わりの携帯を
置く場所が限られていたので、
こんな中途半端なショットになってしまいました。
しかしワシ好みの熱い湯で、
芯まで暖まってから上がりました。
そして屋上から、
部屋のある5階までエレベーターでこんな掲示を発見。
今般、皆様に●パホテルの
一部のホテルにおいて
構造上の問題が発生し、お騒がせしておりますことを
まずお詫び申し上げます。
皆様にご利用いただいております
当ホテルにつきましては問題が発生したホテルの
設計士とは関係ございませんので
ご安心して、ご利用くださいますよう
お願い申し上げます。
なんか、ホッとしたような、
期待はずれなような・・・。
結局
この日の夕食はホテル近くのレストランで
パスタで済ませました。
そういや、今日は米のご飯を食べていないなあ、
と思いつつ横浜の夜は更けていったのでありました。
続く・・・・・・
ずーと、記憶をたどれば
ほぼ20年ぶりの横浜訪問だ。
以前も仕事で行った。
「ちょっと前なら憶えちゃいるが、」という
「港のヨーコ、横浜、横須賀」のセリフじゃないけど、
当時のことはほとんど覚えていない。
かすかにではあるが、
その時は山下公園と外人墓地と
港の見える丘公園に行った記憶がかろうじてある。
それにしても、
港の見える丘公園てなんてベタな名前なんやろ。
そしたら、
天王寺公園はさしずめ
「通天閣の見える公園」ですな。
長居公園は「国際女子が走る公園」でもいいんや。
いや、今なら
「ホームレスと行政が火花ちらす最前線の公園」がいいかな。
ま、それはさておき、
約20年前の出張で出かけたところが
それだけしか記憶にないなんて、
若気の至りですな。
今なら、そんなんじゃ、
ずぇーたい、済ませへんもんね。
好奇心はきっとそんな若い時より
今の方がずっと旺盛なような気がする。
今回、出張に先立ち
仕事の合間のオフ時には、
寸分のすきもなく観光してやると
緻密に分単位で計画を練り、
いきこんで、横浜に乗り込んだ。
出発当日
JR阪和線の通勤電車に揺られながらも、
偶然一緒になったO宅妹と、
ハワイの話で盛り上がりながら天王寺へ。
それにしても毎朝あんな満員電車で通勤なんて、
ほんまご苦労さんやなあ。
そこからワシは地下鉄で一人、新大阪へ向かった。
分刻みで緻密な計画をたてていたのに、
「この星の通勤電車はわけもなく遅れる」
(ジョーンズ風に)
で、この段階ですでに計算に狂いが生じており、
このままだと
用務先に時間ぎりぎりの新幹線しか乗れない。
ま、仕方ないなと気を取り直し
計画より一本遅いノゾミに乗った。
読書と居眠りで2時間17分。
途中、富士山が見事でしたわ。
それにしても、
そんな時間帯のノゾミは
ビジネスマンだらけ。
パソコンを開いて、
一心にキーをたたき続ける人もいたなあ。
また中には、
テーブルに赤いお弁当袋にはいったお弁当を置き、
静岡あたりから
うまそうにぱくつき始めるビジネスマンも。
出張慣れしてるんでしょうな。
こんなところで
みんな始末しているんですな。
お腹を刺激されたので
こちらも移動販売のワゴンで
サンドイッチと缶コーヒーを購入し、
富士山や乗客を眺めながら食べた。
そうしながら、よく見てみると、
ビジネスマンに混じって、
若い人も結構多かった。
そう、受験シーズンなんやね。
マーカー片手に参考書に見入る姿は、
今日の取引資料の
確認をしているビジネスマンよりずっと真剣やった。
受験に挑む受験生。
乗る電車も「のぞみ」に決めていたと見たが・・・、
考えすぎかな?
そののぞみの到着駅、
新横浜から横浜へ。
スケジュールによると
当初50分余裕があって
新横浜の名物ラーメン横丁での
昼食を予定していたが
用務まで25分となった
今では行列のできそうな店は×。
だもんで
とりあえず用務先の
みなとみらい線の駅に降りて
地上に出てみると
何と目の前に立ち食いうどんやさんが・・。
これは、チャンスとその店に入って、
サンドイッチの残り部分の胃袋を補充した。
これから6時まで
みっちり用務だから腹に入れとかんとね。
しかも、
ここで関西と関東の
うどんのダシの違いをチェックできる。
一石二鳥やね。
で頼んだのは
「たぬきソバをうどんで」
え~、
メニューに沿って頼むとこんな言い方になるんや。
大阪やったら
「けつねうどん」
で一発やのになと思いながら、
さすが立ち食い、
30秒もしないうちに注文の品が出てきた
取材、取材とうどんをパチリ。
どうです?
天カスが多すぎてわかりにくかったかなあ。
とにかく、
濃~い色のダシでしたわあ。
用務を終えてから、
いよいよ今夜の宿へチェックインだ。
泊るのは、
予告編でお知らせした
●パホテル。
用務先から横浜スタジアムの横をとことこ歩くこと約20分。
着いた着いた。
これがこの日のねぐら。
テレビももちろん完備。
でもここでくつろいでなんかいられない。
早速、屋上露天風呂を取材。
周りに高いビルの中にあるこのホテル。
かろうじて露天と呼べるかなあ、
壁に囲まれ空だけが見える露天風呂でした。
でもまあ、
風呂はやっぱり極楽極楽。
朝からの移動と用務の疲れをほぐしてくれるには十分の湯でしたわ。
他に入浴客もいなかったので
撮影を敢行。
カメラ代わりの携帯を
置く場所が限られていたので、
こんな中途半端なショットになってしまいました。
しかしワシ好みの熱い湯で、
芯まで暖まってから上がりました。
そして屋上から、
部屋のある5階までエレベーターでこんな掲示を発見。
今般、皆様に●パホテルの
一部のホテルにおいて
構造上の問題が発生し、お騒がせしておりますことを
まずお詫び申し上げます。
皆様にご利用いただいております
当ホテルにつきましては問題が発生したホテルの
設計士とは関係ございませんので
ご安心して、ご利用くださいますよう
お願い申し上げます。
なんか、ホッとしたような、
期待はずれなような・・・。
結局
この日の夕食はホテル近くのレストランで
パスタで済ませました。
そういや、今日は米のご飯を食べていないなあ、
と思いつつ横浜の夜は更けていったのでありました。
続く・・・・・・