雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

新・御宿かわせみ お伊勢まいり

2016-10-29 21:00:00 | 

平岩弓枝著"新・御宿かわせみ お伊勢まいり"を読みました。
新になってからの御宿かわせみは若い世代の話に
移ってしまいました。
でもこの本は久々に旧シリーズのメンバーが登場します。
とはいっても行方不明の東吾も死亡した源三郎も登場する
はずもありません。
時代は明治です。
二度の嵐であちこちに被害が出ています。
かわせみも修復するには何ヶ月もかかる被害を受けました。
かわせみの女将のるいは畝源三郎の妻の千絵の誘いを受けて
お伊勢参りに参加することになりました。
お供はお吉に長助です。

旅の早々に同行の長右衛門の内儀が足を痛めたため、駕籠で
先発したのですが宿には着いていません。
長右衛門も行方不明です。
やがて内儀の死体が川で見つかります。
病人が出たりと一行には問題がいっぱいです。
途中で言付かった薬を届けに来た麻生宗太郎の弟今大路宗二郎
に出会います。

いろいろな出来事があった旅も進み、熱田から桑名への渡しも
無事に渡り伊勢に着きます。
るいはこの旅が誰かが何かの目的があって仕組んだものでは
ないかと疑い始めます。

東京から一旦帰った長介が千五郎、宗太郎、それに留学して
いた麻太郎までもが追っかけてきます。

懐かしく読みました。
やっぱりこの雰囲気はいいですね。